テスト勉強をしている時に気づいたら掃除をしてしまっていた、という経験はありませんか。「なんでこんなことに時間を使ってしまったんだろう」と後悔することも少なくありませんが、実は掃除自体は脳にもいい行為でした。
掃除は脳トレ!?
みなさんがテスト前など切羽詰まっている状況下でついついやってしまう掃除といえば、机の上の掃除でしょう。ついつい引き出しの中身を出して片づけてみたり、財布や筆箱の中を整理してしまう人も多いのではないでしょうか。
今度そんな風に「掃除したい」と思うときが来たら、是非押入れの掃除や食器棚の掃除をしてみてください。二次元的な平面の掃除はなかなか脳を使わなくてもできますが、三次元的な空間の掃除は脳を使わないとできません。
どこに何を配置すればスッキリ収まるか、と考えることは、勉強時にはなかなか鍛えられない脳の部位を鍛えることにもつながるので、脳トレ効果ばっちりです。
心もスッキリ
掃除をすると、部屋がきれいに片付き、どこに何があるかが自分で把握できるようになります。そうすると、頭の中もスッキリしますよね。また、忙しくてなかなか身の回りの片付けすらできていない時は、ついイライラしがち。ちょっと机周りをすっきりさせるだけでも、そのようなもやもや感を払拭することが出来ます。
「部屋は、心を映す鏡」とも言われるように、汚い部屋はそのまま頭や心のモヤモヤにも直結します。忙しいときこそこまめな掃除を心がけてみてください。
ふき掃除でストレス減
さらに、ストレスが溜まっているときには繰り返し運動であるふき掃除をするとよいようです。 人間の体内には「セロトニン」という幸福ホルモンがあり、このホルモンが不足すると、イライラしたり、情緒不安定になったり、最悪の場合うつ病にもなってしまうのだとか。
しかし、セロトニンは簡単に増やすことができ、そのためには規則正しい反復運動をすればいいのだそう。まさに、ふき掃除が最適ですね。集中力が切れて来たりイライラしてしまうときは、トイレやお風呂の磨き掃除や床や机のふき掃除をしましょう。コツとしてはなるべく何も考えずに、無心で同じ動きを繰り返すことです。およそ5分も続ければ効果が出るそうです。
*** このように掃除をして得られるメリットは、勉強中や仕事中でも実は様々あるもの。ですが、注意してほしいのは20分も30分もだらだら掃除ばかりしてしまい、気づいたら卒業アルバムを眺めていた、などという掃除は本末転倒だということ。 掃除で部屋をきれいにしながら勉強で脳もスッキリシェイプアップできるとよいですね。
(参考) 朝時間.jp|断捨離ってスゴイ!心のお手入れと脳トレができる「片づけのチカラ」 eo健康|片付けはココロの掃除 女性ホルモンを増やすには?|セロトニンを増やす運動は反復するのがコツ