短時間なら集中できるけど、すぐに集中力が途切れてしまう。もっと集中力があればなあ、と思ったことがある人は多いと思います。そして、集中力はそう長くは続かないものだと諦めている人もいるでしょう。しかし、集中力を持続させるのは、そんなに困難なことなのでしょうか?

実は、集中力が働く時間は、自分の意識次第で伸ばすことができるようです。その方法について、お伝えしていきたいと思います。

集中力は無限だと信じよう

一般的に、集中力は90分が限界だと言われています。ちょうど一般的な大学の1コマの授業時間と同じです。しかし、90分も集中力なんて持たない、と思っている人は多いのではないでしょうか。90分間も他のことを考えずに講義の内容だけに集中するのは、なかなか難しいことですよね。

しかし、スタンフォード大学の心理学チームの研究によると、自分の意識次第で集中力を長く持続させることは可能なのだということが明らかになっています。この研究では、学生に集中力を必要とするようなタスクを与えたところ、「精神力や集中力には限界がある」と教えられた学生はパフォーマンスが低かったのに対して、「精神力、集中力は無限である」と教えられた学生は良い結果を残したのです。

90分の限界を信じていると、90分が過ぎたところで「もう集中力が切れたに違いない」と思い、集中しようとする意識がなくなってしまいます。本当はもっと集中できるかもしれないのに、自分で限界を決めてしまっているために、自分の力を発揮できなくなってしまうということです。よって、「集中力の限界はない」と自分に言い聞かせるようにしましょう。

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感じているのは、脳の疲れではなく身体の疲れ

勉強や仕事に取り組んだり、1つのことを長時間続けいてると、脳が疲れた、と感じることがありますよね。しかし、それは脳の疲れではなくて肉体の疲れであることが多いようです。

寝ている間に夢を見ることからも分かるように、脳は寝ている間も活動しています。睡眠中さえ、脳は休むことなく働いているのです。ということは、集中して何かに取り組んで疲れた、という場合、脳が疲れたような感じがしてもそれは勘違いで、実際には筋肉や神経が疲れているという場合が多いのです。

頭の疲れを感じたときは、神経が集中している目の疲れを疑ったほうがいいかもしれません。目の疲れを回復させる方法としては、睡眠、目薬、ツボ押し、ホットタオルなどが効果的。また、集中して何かに取り組んで疲れたと思ったら、椅子から立って少し運動し、リフレッシュを図るのもいいでしょう。

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集中しようとプレッシャーをかけすぎない

集中して勉強(仕事)をしなければ、と思えば思うほど、逆に集中できなくなってしまう。そんな経験をしたことがある人は多いのではないのでしょうか。今日は絶対に長時間集中してこの課題を終わらせるぞ、と息込んでも、なかなか思ったようにうまくいかない、というのはよくあることです。その反対に、ちょっとだけ手をつけてみようと思って取り組み始めたものなのに、意外と集中して効率よく進められる、ということもありますよね。

集中しなければならないというプレッシャーを自分自身にかけるのではなく、10分や15分だけやろう、というくらいの気持ちで物事に取り掛かるといいでしょう。まとまった時間を確保して集中して一気に片付けようと思うと、ハードルが上がってしまい、なかなか行動に移せないことも多いもの。15分だけという軽い気持ちで始めたほうが、案外うまくいくかもしれません。

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テスト期間や課題の提出期限が近いとき、締め切り間際の仕事を抱えているときなど、勉強や仕事においては集中力を持続させることが大切だと思います。集中力は、自分の意識次第で長く持続させることができるようなので、ぜひ「集中力は無限だ」と自分に言い聞かせてみてください。

(参考)
ほぼ日刊イトイ新聞|海馬。頭は、もっといい感じで使える。
記憶ブログ|脳の疲れは目の疲れ?勉強や仕事の集中力を持続させる秘訣
記憶の玉手箱|集中力の持続時間は・・・