SNSは時間のムダ? あなたが "SNS断ち" をすべき3つの理由

どうすれば時間を上手にやりくりできるか、効率的にすごせるか、ということを日々悩んでいる人も多いのではないでしょうか。忙しい毎日を送る人にとって、SNSは手軽に情報を得ることができる重宝するアイテムのひとつになっています。ですが、SNSを利用しているつもりで、逆にSNSによって時間や労力を食われてしまってはいませんか?

SNSの人間関係を断捨離することによって、もっと効率的に時間を送ることができるかもしれません。今回のコラムでは、その3つの理由について紹介します。

時間の浪費に気づく

まず1つ目の理由は、SNSに費やす時間は自分が思っている以上に無駄が多いということです。

あなたはいったい自分がどれだけSNSに時間を費やしているかをご存知でしょうか。

博報堂DYグループ ソーシャルメディア・マーケティングセンターの調査によると、SNSユーザーの1日のインターネットサービス利用時間は219分で、そのうちTwitter、Facebook、mixi、LINEなどのSNSに費やす時間は78分と最多でした。

仕事の合間に、勉強の息抜きに、寝る前に少しだけ……とSNSをのぞいているつもりが、気がつけばダラダラと見続けてしまったということはありませんか? 息抜きのつもりが、SNSに熱中してしまっては本末転倒ですよね。また、たいして重要でない案件に既読やコメントがついてしまったがゆえに返信を焦ってしまい、勉強を中断して返信をしたり、自分のアップした記事への反応が気になって、仕事中にこっそりSNSをチェックしてしまったり。

一日の中で自分がSNSに費やす時間がどれほどか、一度意識してみてください。日々漫然とスマホと向き合っていては気づくことができない、無駄な時間に気づくことができるでしょう。

そしてSNS断捨離を行うことで、浪費していた時間をもっと実のあることに費やせるはずです。

SNS上の人間関係は疲れる

理由の2つ目は、SNS上の人間関係は意外に神経を使う、ということです。

人間には「仲間に認められたい」「他人に褒められたい」という承認欲求が多かれ少なかれありますが、SNSであれば簡単にその欲求を満たすことができます。そしてそれがSNSに依存する要因のひとつでもあるのです。

SNSの魅力はなんといっても手軽さです。顔を見たことすらない人と匿名でコミュニケーションが取れますし、ビジネスで出会った人とSNS上で友人になると、その人の趣味や休日の過ごし方を垣間見られます。また、その人のSNSから別の誰かのプライベートまで覗き見ることもできるのです。

しかし手軽さゆえのデメリットもあります。それが「SNS疲れ」です。

SNS上では簡単に友人を作ることができるので、友人の数は増え続けてしまうでしょう。同僚とSNS上でつながったら、なんと上司から友達申請がきた、ということもあるかもしれません。仕方なく承認はしたものの、何だかプライベートな時間まで管理されているような気持ちになりますよね。ストレス解消のため今までアップしてきた仕事への愚痴も、全て消去必至です。

このように、SNS上でのコミュニケーションは多くの人の目に触れる可能性があります。自分にとって悪意のない言葉でも、受け取る側にとっては悪口となってしまうこともあるでしょう。さらに、秘密にしていたことが友人のSNSによって発覚してしまうということもあるかもしれません。知らぬ間に誰かの反感を買ってしまわないように、細心の注意を払うことが必要になってきます。

また、友人たちの周りで今何が起きているのかを全て把握しなければ! という恐怖で身も心もくたくたになっている人も多いのではないでしょうか。

そこで、思い切ってフォローする人数を減らし、使用するSNSを2つ以内に絞り込むことで、このような煩わしい人間関係の疲れから解放されます。02

コストパフォーマンスの悪い人間関係

3つ目の理由は、SNS上での人間関係はコストパフォーマンスが悪いということです。

実際の人間関係と比較すると、ネット上の人間関係は「広く浅い」ものとなります。もちろんそれゆえのメリットもあるのですが、あまりにも広い人間関係をSNS上で築いていると、「この人が誰かわからない」ということもあるのではないでしょうか。

誰だかわからない相手に時間を割いたとしても、得られる情報は少ないはずです。もしかしたら相手も自分のことを覚えておらず、すでにフォローを外されているかもしれません。あまり交流のない相手から得られる情報や助言より、実際の人間関係で面識のある相手からの助けのほうが身になることが多いものです。

確かに人脈を広げることは大切です。出会いが多ければ多いほど一生の友人となる人と出会う確率は上がるでしょう。しかししばらくつき合ってみて、どうやらこの人とはそれほど関係が深くならないだろう、反りが合わないかもしれない、と判断したら思い切ってSNS断捨離をし、現実の世界での大切な人と関わりを深めていくほうが、「コストパフォーマンス」にすぐれているのではないでしょうか。

「百聞は一見に如かず」ではないですが、ネット上での100回のコンタクトより、一度実際に顔を合わせて話す方が、短時間で様々なことを深く語り合えるはずです。

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あなたのTwitterやLINEの友人は何人いますか? その中で、実際に会って話したいと思う人ははたしてどれだけいるでしょうか。「特に話したいことはない」と感じた人に関しては思い切ってフォローや友人登録を解除してみましょう。

「フォロー解除して嫌われたらどうしよう……」と心配になるかもしれませんが、大丈夫、こちらが気にするほど相手もあなたのことを覚えているわけではありませんよ。

(参考) 4meee!|この際スッキリしてみない?心が軽くなるSNS断捨離のススメ 早稲田ウィークリー|ネット時代の人間関係とは?SNSとの上手な付き合い方 CNET|SNSユーザーの1日の利用時間は78分――ネット利用のトップに

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