「勉強するつもりなのにどうしてもスマホいじりがやめられない」「何の用事が無くてもついついSNSやネットを見てしまう」という方、いませんか?
東京都の情報セキュリティー会社が行った調査によると、調査対象となった女子高校生のスマホ平均利用時間は、1日7時間にものぼることがわかりました。1日7時間ということは、1日7時間睡眠をとるとした場合、起きている間の約40%もの時間をスマホ利用に費やしているということになります。 男子高校生は女子より短いとは言え、1日平均4時間強もスマホに向かっているという結果が出ています。また、平均利用時間の長さに加えて、女子高生の4人に1人が深夜0〜3時の間にもスマホを使用しているという事実も注目されました。
日本だけにとどまらず、世界全体でもスマホ依存症は問題となっていると言います。STUDY HACKERでも以前、スマホの孕む危険性について記事にしました(STUDY HACKER|スマホ依存にご注意を! こんなにあったスマホの弊害)。
今回は、そんなスマホの長時間利用から脱却するための方法をいくつかご紹介します。
歩きスマホをやめる
駅や街中など人の多い場所では、歩きながらスマホを触っている人がたくさん見られます。歩きスマホが原因で通行人にぶつかってしまうシーンを目にすることもしばしば。経験したことのある人もいるのではないでしょうか。 そもそも、前を見て歩かないのは大変危険。自分が怪我をする可能性があるだけでなく、他の人に迷惑をかけてしまうこともあります。歩行中は、スマホは鞄の中にしまうなど手の届きにくい場所に置いておき、歩きスマホは絶対にやめましょう。
電車やバス内でのスマホをやめる
電車やバスの中を見渡すと、スマホに夢中になっている人が数多く乗車しています。 通勤・通学の時間帯は乗客も多く、ラッシュ時の満員状態では無理な体勢での操作を強いられます。無理な体勢で一点を集中して見つめることは、肩や腰などを痛める原因になります。スマホの長時間利用で肩や腕が痛い人は、車内でスマホに触れることを控えてみたら治るかもしれません。電車やバスの中では、スマホは鞄の中にしまって出し入れしないようにしましょう。
1日の使用時間を決める
とはいえ、インターネットを見たり、メールをしたり、SNSを楽しんだり……やっぱりスマホに触りたい! というのも実情。1日の使用時間を決め、それを超えたら使用をやめる、という対策をしてみてはいかがでしょう。 1日7時間くらい使っている人なら、まずは6時間に設定し、その後5時間、4時間とだんだん時間を短くしていき、スマホの長時間利用から抜け出すことを図りましょう。使用時間を計測してくれる便利なアプリもありますので、利用してみてください。
iOS: Moment - Track how much you and your family use your phone
Android: Quality Time - My Digital Diet
スマホにロックをかける
それでもどうしても我慢できない場合は、スマホにロックをかけるのが良いでしょう。 例えばiPhoneならば、パスコード入力画面でコード入力を間違えるとロックがかかることを利用して、強制的に使用不可能な時間を生み出すことができます。9回連続で間違えると60分間使えなくなりますので、スマホの使えない60分間を集中して勉強する時間にあてる、という方法もありですね。
STUDY HACKERではAndroidのスマホをロックできるアプリを紹介しています(STUDY HACKER|スマホの誘惑をシャットアウト – 『スマホ禁止タイマー~すたでぃ~さぽ~と。~』)。冒頭でご紹介した通り、女子高生の4人に1人が、睡眠時間を削って深夜にスマホを利用しているということですから、こうしたアプリを使って深夜~朝までの間スマホをロックするのも良い方法ですね。
*** スマホを触っている時間を減らすことができれば、その分を勉強、運動、読書、睡眠などにあてることが可能になります。スマホの長時間利用から脱却し、時間を有効活用できるようになりたいものですね。
(参考) 朝日新聞DIGITAL|女子高生のスマホ利用、1日7時間 2割がトラブル経験