やる気はあってもなかなか勉強に集中できない……。 私もそのことでよく悩みました。ですが、「映画館効果」を利用すれば簡単に勉強に集中できそうです。今日から、映画館のように自宅を真っ暗にして勉強してみませんか。
映画館効果って?
映画館では、基本的に前のスクリーンだけ明るくて、映画館の場内は真っ暗な状態だと思います。その状態だと自然に目は前のスクリーンのみに集中することになります。そのように、目を向けさせたいものを、それ以外のものより明るいところに置くと、注目を集められることを「映画館効果」といいます。たしかに、場内のほうがスクリーンより明るければ、周りの人や自分の服の皴なんかが気になったり、周囲の視線が気になって映画に没頭できないですよね。
これを勉強にも応用します。まず部屋の電気は消してしまいましょう。そして、机の上に勉強道具を置き、デスクスタンドのあかりのみで勉強します。そうすれば、例え床に漫画が落ちていたり、壁にアイドルのポスターが貼ってあったとしても、そちらには目がいかず、目の前の参考書だけに没頭できそうですね。準備もなにもいらないので、今日からでも始められそうです。
でも、暗い中で勉強するのって目が悪くなるんでしょう?
「暗いところで本読んでたら目が悪くなるよ」 そういって誰しも一度は怒られたことがあるのではないでしょうか。 映画館効果を用いて勉強するのは確かに効果がありそう。でも目が悪くなるならちょっとな……。と思われている方もいらっしゃると思います。
ですが、実は、「暗いところで勉強すると視力が下がる」ということには一切医学的根拠はありません。たしかに、暗いところと明るいところを交互に見ていると視力は下がってしまいます。ですが、明るいところに集中し続けるこの勉強法なら、視力が下がる不安はないのです。
さらに効果アップ
暗闇には別のメリットもあります。それは、視覚的な情報が減少するために、他の触覚、嗅覚などの感覚が研ぎ澄まされるということ。ということは、勉強の効率アップに役立つ香りの効果なども、暗闇であれば格段に効果があがりそうですよね。 暗闇で勉強する際は、是非こちらのコラム(Study Hacker 「香りの力を味方につける!優雅な勉強法でこっそり差をつけちゃう極意」)なども参考にしてさらに効果的に勉強してみてくださいね。
(参考) 勉強の集中力が10倍アップする秘訣 部屋を暗くする「映画館効果」で勉強に集中する 吉田 たかよし公式ブログ 夜は暗い中で勉強したほうが集中力は高まる。【受験勉強の医学講座!】