受験生や、自分のスキルアップのために勉強を頑張っているみなさん。なるべく無駄な時間を減らして、忙しい中でも勉強時間を捻出していることと思います。
空いている時間にはもうみっちりと勉強の予定を詰め込んでいる!という時にぜひ有効活用したいのは、通学、通勤時間です。今回は、私が聞いた中でも最も画期的な「車内勉強法」をお伝えします。
電車でできる勉強は暗記だけ?
STUDYHACKERでは、今までいくつかの記事で、電車内の勉強を勧めてきました。 (周囲の視線を味方につける! 電車内は最高の勉強場所だった 3時間の通学時間を勉強時間にして東大合格!電車を勉強部屋に変えた3つの戦略 それらで紹介されている勉強のほとんどは、暗記勉強でした。つまり、筆記用具を使う勉強法は考えられていなかったわけです。まあ当たり前ですよね。電車には机のような平らなところがないので書きづらいし、人が多くてスペースがないこともあります。さらに問題集、解答を書く紙、消しゴム、シャーペンなど、多くのものを電車内で取り出して使うのは至難の業。電車の中でガリガリ問題を解くなんて恥ずかしくて普通はできません。 これらの声は非常にごもっとも。普通の人の思考なら暗記メモを作って、暗記勉強に徹するのが得策でしょう。しかし、私の友人、U君はそうは思いませんでした。受験のストレスで少し頭のおかしくなっていた彼は考えたそうです。
「電車の中でも数学がしたい」
U君の編み出した驚きの勉強法
そんなU君が目を付けたのが、バインダーでした。
[caption id="attachment_18502" align="alignnone" width="400"] 出典:amazon リヒトラブ クリップボード アクアドロップス A5010-8 青 A4E[/caption]
バインダーに問題を書いた紙とボールペンを挟んでおく。これなら簡単に鞄から取り出すことができます。もともとバインダーは机のない状態で何かを書くためのものなので、電車の中で書きものをするにはぴったりです。そしてU君はバインダーを使って電車の中で数学の問題を解き続けました。 雨だろうと晴れだろうと、周りにどんなに人がいようと……。受験の闇を感じます。しかし、その成果あってか、U君は見事、京都大学工学部に合格しました。さわやかな笑顔で彼は後に語ります。
「いやあ、あの時はどうかしてたわ(笑)」
そうですね、本当にどうかしていたのでしょう。しかし、「数学の問題を解く時間が足りない!なんとしても時間を捻出したい!」という強迫観念にも似た強い思いがこの突拍子も無い勉強方法を編み出し、その執念が合格へとつながったのでしょう。 もし、あなたが電車の中では暗記勉強だけすればいいと思っているのなら、それで十分です。この記事のことは一切忘れてください。しかしもし、あなたがどうしても暗記ではない勉強の時間を多くしたい、もしくはライバルたちにひと味違う努力で差を付けたい、そしてなおかつ周りの目なんか気にならないと思うのなら、この勉強法が助けになってくれるはずです。 ただ、この勉強法は両手がふさがってしまうので、非常に危険です。きちんと電車の揺れへの対策をした状態で行ってください。また、周りの目を気にしてはいけないとはいえ、迷惑になってはいけません。周りの混み具合を確認しながら行ってください。
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いかがでしたか。今の勉強に行き詰まっていたり時間が足りない!と感じているなら、今回の勉強法に限らず一度今までの既成概念を壊してみるのも良いかもしれませんよ。

