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高齢社会、年金制度に農業の人手不足、今の日本には知っておくべき「社会問題」が山積みです。こういった時事的な社会問題は、毎日新聞をしっかり読んでいれば落とすことはありませんが、逆に言うと時間が取れないと情報は一瞬で流れ去ってしまいます。
取引先や会社での雑談中、社会的な話についていけないとあなたの株を落としてしまいかねませんよね。今日は、てっとり早くしかも無料で社会問題を勉強したいあなたに送る「白書」のススメです。

白書って一体なに?

義務教育を行ったり、道路を作ったりする、いわゆる「国の仕事」は「行政機関」と呼ばれる組織によって行われています。国土交通省、文部科学省、農林水産省などの、アレです。
そうした中央省庁は、年に一度、社会の実態とそれに対する政府の施策、現状分析を載せた刊行物を発行します。それが「白書」。そもそもの目的が「国民に広く公表すること」のため、非常にわかりやすく書かれています。さらに、カラーPDFで無料ダウンロードが可能です。すごいですよね。

首相官邸のHPから、全ての省庁の白書を見ることができます。

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参考:首相官邸|白書

それでは実際に白書の素晴らしさをご紹介しましょう。

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現在の問題点を外観できる

社会問題を勉強する時気になるのが、「そもそも今、どういうことが問題になっているの?」ということ。膨大にある本からそれをピックアップするのは至難の技。ですが白書なら、今何が問題になっているのか、一目で確認することができます。
例えば、森林・林業白書を見てみましょう。

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参考:林野庁|森林・林業白書 第3章 第1節

このページでは、近年日本の木材生産の産出額が減少し続けていることがわかります。林業市場の縮小は大きな問題点の一つですが、それを簡単に知ることができました。

詳しいデータを知ることができる

こちらは内閣府の発行している「高齢白書」の様子です。なんだか、学校の教科書を見ているようですね。非常に詳しい生のデータが乗っているため、過去と比べ、現在どんな問題が起こっているのか、詳しく知ることができます。

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参考:内閣府|高齢白書 第1章 第1節

ネットで得たデータは、本物かどうか怪しいですし、本のデータは最新のものでないことがしばしば。ですが白書なら、いつでもどこでも最新のデータを見ることができます。

今までの、そしてこれからの政策を外観できる

問題点を明らかにし、具体的なデータを集めたら、その対策も勉強しましょう。社会問題で一番大切なのは、結局政府はどんな対策を打っていて、それがどういう風に働いているの?ということです。白書では、政府が今どんな政策をとっているのか。これまではどんな政策を打ってきたのかを知ることができます。

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参考:資源エネルギー庁|エネルギー白書 第3章 はじめに

こちらは経済産業省資源エネルギー庁の発行するエネルギー白書。今までの政府がとってきたエネルギー政策をわかりやすく図解してくれています。

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いかがですか? 省庁って聞くと、なんだか難しい顔した偉い人たちが難しい書類をコソコソいじくり回していて、自分の生活には一切関係がないイメージですよね。しかし、各省庁もしっかり国民に向けて情報を公開し、知ることができるようにしてくれています。後は、その情報を生かすも殺すも、私たち次第です。
白書により社会勉強をすることはもちろん、日本の課題点を見つけることで新たなビジネスチャンスを発見するかもしれませんよ。

参考
首相官邸|白書
林野庁|森林・林業白書 第3章 第1節
内閣府|高齢白書 第1章 第1節
資源エネルギー庁|エネルギー白書 第3章 はじめに


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。