もう、仕事行きたくない……と、思ったら。「仕事が辛い」を抜け出す、考え方と働き方

みなさんは、仕事が大変で辛いと感じることはありますか?

休みたいという思いがある反面、自分や家族の生活のために働かなければならないという義務感もあるでしょう。2つの気持ちの板挟みになってしまい、どうしたら良いか分からないということもあるかもしれません。

そこで今回は、「仕事が辛い」から脱却する方法についてお伝えしたいと思います。

仕事が辛くなってしまう原因

仕事が辛いと感じる原因は何でしょうか?

仕事内容に興味がない、職場の人間関係が良くない、十分に休息が取れていないなど、さまざまな原因が挙げられるはずです。今回は、その中から「十分に休息が取れていない」ということに焦点を当てて考えてみたいと思います。

毎日夜遅くまで仕事をして帰ってきても、翌日も朝早くから出勤しなければならず、勤務中は常に眠い状態だという方は多いのではないでしょうか?

このように睡眠が足りていないことは、仕事が辛いと感じる根本的な原因となります。

The Energy ProjectのCEOであるTony Schwartz氏によると、睡眠時間が1時間減ると疲労感が高まるだけでなく、認知能力にも致命的な影響が及び、結果的に仕事の質が落ちるのだそう。睡眠時間が削られることによって仕事を確実にこなすだけの能力や体力を失ってしまい、仕事の効率を悪くしているのです。

体力もなく、仕事でも成果をあげることができないとなれば、やはり仕事を辛く感じてしまうのも当然であると言えます。

仕事が辛いと感じた時に心が休まる考え方

仕事が辛い時に最もやってはいけないことは、自分を責めることです。

仕事が上手くいっていないと、人によってはその原因を「自分に能力がなく向いていなかったから」、「自分が弱かったから」と結論付けてしまうこともあるでしょう。

しかし実際は、上司が家族と喧嘩した後でたまたま機嫌が悪かっただけであったり、それこそ十分な休息が取れていなかっただけであったりすることも多いのです。

1921年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉に以下のようなものがあります。

「どうして自分を責めるんですか? 他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか」

(引用元:西東社編集部(編集)(2016),『仕事観が変わる! ビジネス名言550』,西東社)

もし仕事が辛いと感じたとしても、自分を責めてしまうのはちょっと待ってください。 自分に能力がないわけでも精神的に弱いわけでもなく、先ほど仕事が辛い原因の1つとして挙げたように、ただ睡眠時間が足りていなかったからだと考えてみませんか?

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「仕事が辛い」から脱却するための働き方

仕事が辛い時には、自分の考え方だけでなく働き方についても見直してみることが必要です。

私たちが見習うべき働き方の1つとして、NHKのユルい広報ツイートで有名となり、現在は執筆活動に注力している浅生鴨氏の「働かない働き方」が挙げられます。

浅生氏はこれまでにさまざまな業種に携わってきた上で、仕事について「自分のやりたいことをやる。自分のやりたいことにする」と述べているのです。

確かに、長時間労働で苦労し、疲れる代わりにお金をもらうことを仕事だと考えていては仕事がどんどん辛くなるばかり。 自分が抱えきれない仕事は断り、他の人に頼めることは頼みましょう。上司の評価や同僚との競争をいちいち気にするのはやめてみませんか?

そして、つまらない仕事にも意外と面白いと感じられる側面を探してみてください。もし見つけられなかったら、自分で面白くしてしまいましょう。

例えば、自社の商品を勧める営業の電話をかけ続ける仕事があるとします。もちろん断られることも多くあるでしょうから楽ではないかもしれません。しかし、どうすれば顧客が商品に興味を持ってくれるのか言葉を試行錯誤してみたり、会話のネタを探したりすることで楽しくなってくることもあるのではないでしょうか?

みなさんも、仕事が辛い時には自分の考え方や働き方を見直してみてくださいね。

(参考) 松本幸夫著(2009),『仕事で疲れたら1分間だけ読む本』, 成美堂出版 西東社編集部(編集)(2016),『仕事観が変わる! ビジネス名言550』, 西東社 仕事旅行|シゴトゴト|浅生鴨の「働かない働き方」vol.2−それは、ひとことで言えば、他人のためではなく自分のために働く働き方ということにつきる− NIKKEI STYLE|WOMAN SMART|自分を責めてしまう癖は手放そう 日経ウーマンオンライン|仕事がつらいのは寝不足が原因かもしれない The New York Times|Sleep as a Competitive Advantage

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