あなたの上司はどれ? 「9つの性格タイプ」からわかる “苦手な上司” とのうまい接し方

上司のタイプ別に最適な接し方01

上司との関係がなかなかうまくいかない……。
苦手な上司にどのように接したらいいのか、わからない……。

上司とのコミュニケーションがうまくとれず、お悩みではありませんか。特に、上司が自分と大きく違った考え方をする人だと、いっそう悩ましいもの。

そんな問題を解決するヒントになるのが、人間の性格タイプを9つに分けるエニアグラムです。エニアグラムによれば、「完璧主義者」や「博愛主義者」「成果主義者」といったタイプによって、人の考え方や行動は変わってくるそう。上司がどんなタイプかをふまえて接すれば、付き合いづらい上司ともきっとうまくいくはず。

今回は、エニアグラムに基づいた人間関係改善法に関する複数の書籍を参考に、上司のタイプ別の接し方を9通り考えてみました。上司とよりよい関係を築くため、ぜひ参考にしてみてください。

【1】完璧主義者タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:細かくて口うるさい

完璧を目指してハードに努力するタイプの上司。自分にも他人にも厳しく、「こうあるべきだ」という信念が強い人です。「~すべきだ」「~しなければならない」という言葉を多用し、細かくて口うるさいのが特徴。重箱の隅をつつくような指摘をすることもあります。

■ 適した接し方:事前にゴールを共有する

このタイプの上司は、部下の仕事を細かくチェックし、納得するまでOKを出しません。そんな上司から仕事を指示されたら、先に完成イメージを聞いておき、何を目標としているのかをしっかり把握したうえで、作業を進めることがポイント。「今回の仕事のゴールはなんでしょうか」と聞くといいでしょう。また、「もっとこうしてほしい」といった完成度を高めるための指示が出ることも想定して、締め切りには余裕をもっておきたいところ。

【2】博愛主義者タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:おせっかい

人の役に立ちたいという想いが強い上司。任せると言いながらもついつい口や手を出し、度が過ぎておせっかいになり、部下の成長を阻害してしまうこともあります。自分の善意が受け入れられないと、怒り出してしまう場合も。

■ 適した接し方:感謝を表明してから主張する

このタイプの上司には、つど感謝を伝えるのが有効。やろうと思っていたことを先回りで指摘されるせいでやる気が削がれてしまうなら、感謝を述べてからあなたの考えを主張しましょう。「ご指摘ありがとうございます。以降は、自分ひとりでできるようになりたいので、見守っていただけないでしょうか」という具合です。間違っても「私の仕事に口を挟まないでください」などと、上司の厚意を拒絶してはいけませんよ。

上司のタイプ別に最適な接し方02

【3】成果主義者タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:成果ばかり見る

成果を挙げて目立つことを好み、部下にもわかりやすい結果を求めるタイプです。行動の源にあるのは承認欲求。スピーディーに仕事を進め、その場その場で判断し、短期間で成果を出していきます。

■ 適した接し方:上司にスポットライトを当てる

このタイプの上司には、なるべくスポットライトが当たるようにするのがポイントです。手柄を上司に渡してしまったり、裏方として準備をしたりするといいでしょう。たとえば、「商談に必要なデータを集めておきましたよ」と言って、商談成立に役立つ資料を手渡すといった具合です。

【4】ロマンチストタイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:個性的すぎる

唯一無二で人とは違う存在であろうとするタイプ。当たり前であることに価値がないとさえ思っている節もあります。インスピレーションを大切にするあまり、指示は直感的で、ころころ変わることも。

■ 適した接し方:上司の意見を尊重する

このタイプの上司と接する際は、独創的な意見を尊重することを意識しましょう。たとえば、アイデアを練るときであれば、上司からヒアリングした意見を織り交ぜ、現実的なアイデアにまとめていけばいいのです。ただ気まぐれな面もあるので、こまめに進捗報告を行ない、方向性がズレていないか確認しておくと無難。

上司のタイプ別に最適な接し方03

【5】研究家タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:論理的すぎる

常に冷静で論理的な話し方をするタイプ。クールでドライな上司と思われがちです。部下の管理は、必要最低限のみ。人との接触や無駄な会話が好きではなく、黙っていては何も教えてくれないでしょう。そして、根拠がない話には取り合いません。

■ 適した接し方:アドバイスを求める

このタイプの上司には、部下のほうからアドバイスを仰ぐことが重要です。何か問題が生じたとき、論理的に説明して相談すれば、きっと的確な回答が返ってくることでしょう。ただし、何度も聞きに行くのはうっとうしがられるのでNG。また、話す際は的を絞り、簡潔に話すように心がけましょう。

【6】サポータータイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:慎重すぎる

何よりも安心・安全を求めるタイプ。頭のなかに常にリスクが浮かんでおり、危機管理に余念がありません。決断することが苦手という特徴も。

■ 適した接し方:不安要素を徹底的に取り除く

このタイプの人が上司である場合は、懸念要素を聞き出し、それを取り除く工夫をすることが大切です。難しければ、こまめに報告・連絡・相談を行なうだけでも、だいぶ違うはず。部下の側にしかない情報を伝えてあげれば、上司にとっての判断材料が増えるので、それだけでも安心してもらえます。

上司のタイプ別に最適な接し方04

【7】楽天家タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:思いつきで指示する

頭の回転が早く、新しいアイデアが次々浮かび、思いつきをそのまま口にする傾向があります。思いつきで指示を出し、現場を混乱させてしまうことも。

■ 適した接し方:ゴールを思い出させる

思いつきで話す上司に対しては、ひとまず意見を尊重してからゴールを思い出させるようなコミュニケーションが効果的です。たとえば、「すばらしいアイデアだと思います。しかし、途中から変えると混乱を招いてしまいますので、現状では○○という件に集中してはどうでしょうか」といった具合です。

【8】挑戦者タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:威圧的で怖い

自分の意見を押し通そうとするタイプ。そして、自分の意見に反対されると、強い口調で理由を問いただします。また、厳しい命令を出して、できないと激しく叱責することも。威圧的で近寄りがたいところがあります。

■ 適した接し方:上司を頼る

このタイプの人が上司であるならば、思いきってその懐に入ってしまいましょう。上司は自分の力を誇示したいと思っており、頼られると嬉しく感じます。定期的に上司に相談をして、頼りにしている態度を示すことがポイントです。上司の強みが活きる相談だと、なおいいでしょう。

【9】平和主義者タイプの上司への接し方

■ 上司の特徴:決断できない

争いごとを避けたいタイプ。そのため、自ら決断することが苦手で、結論を先延ばししてしまう傾向があります。居心地のいい雰囲気づくりを大事にするので、自分の意見を主張することも、他人の意見に反対することも、あまりしません。

■ 適した接し方:一緒に物事を進める

このタイプの上司とは、仕事を一緒に進めていくのが有効。「一緒に考えさせてください」「誰が何をいつまでやるか、目標を細分化してみませんか」などと、アプローチしてみましょう。曖昧な指示を受けた場合は「具体的に、こうしたらどうでしょうか」と提案するのもいいですね。上司がなかなか言えない「厳しめの言葉」を代弁してあげるのも◎。

***
以上をまとめると、次のようになります。

上司のタイプ別に最適な接し方05

上司を変えることはほぼ不可能でしょうが、こちらが上司への接し方を変えることはできるはず。コミュニケーションに少し気を配って、苦手な上司ともうまくやっていきましょう。

(参考)
安村明史(2014),『自分の「性格説明書」9つのタイプ』, 講談社.
片桐あい(2019),『究極の人間関係改善術 職場の「苦手な人」を最強の味方に変える方法』, PHP研究所.
片桐あい(2020),『これからのテレワーク──新しい時代の働き方の教科書』, 自由国民社.
坪田信貴(2016),『人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書』, KADOKAWA.

【ライタープロフィール】
SHOICHI
大学院修了後、一般企業に就職。現在は会社を辞め、執筆活動をしている。読書、音楽、YouTubeが好き。

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