なぜか「のびのびと働けている人」の7個の特徴。あなたはいくつできている?

のびのび働いている人の特徴01

「長時間労働が連日続いていて、身体的にも精神的にもつらい……」
「職場での人間関係に気を遣わなければならず、仕事がやりにくい……」
こうした働き方に対し、仕方ないとは思いつつ振り回されてしまっていませんか?

今回は、「のびのびと働けている人」に当てはまる7個の特徴をご紹介。根を詰めすぎずに業績を挙げるためのヒントを探しましょう。

1. 仕事に熱くなりすぎない

熱心に仕事に取り組むのはたしかに大切でしょう。しかし、寝ても覚めても「仕事! 仕事!」という状態は禁物です。長時間労働は体の健康に重大な悪影響を与えますし、常に突っ走っていては心が休まる暇もなく、「のびのび」とは真逆の働き方になってしまいます。

成果を出す人になるための感情の扱い方について解説した『のびのび働く技術』にて、共著者のリズ・ フォスリエン氏とモリー・ウェスト・ダフィー氏は、のびのび働いている人の特徴として「仕事に熱くなりすぎない」ことを挙げています。これが意味するのは「仕事を適当にこなす」ということではなく、オンとオフをしっかり切り替えて「自分をもっと大切にする」ということです。

たとえば平日夜は、せめて週に一度は仕事のことを忘れてリラックスしてみたらどうでしょう。同様に休みの日は、メールチェックするのをやめ、思いっきり遊んでみたらどうでしょう。 “仕事から離れる” 時間をつくることで精神に余裕ができ、リフレッシュした状態で仕事に臨めるようになるはずです。

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2. 自分のことを過大評価しない

「自分だったらできるはずだ」という自信は大切ですが、それが行きすぎると、あなたを無理に頑張らせる原因になります。「絶対に成功させないと……」「ひとつの失敗も許されない……」と完璧な成果を求めるあまり、仕事がかえって窮屈になることも。

韓国のベストセラー『あやうく一生懸命生きるところだった』の著者であるハ・ワン氏によると、法輪和尚(※韓国の著名な仏教僧)が、自分を過大評価すると現実とのギャップが大きくなり、かえって悩みが大きくなると指摘しているそうです。頭のなかの理想や願望はいくらでも大きくできますが、現実はそこに到達せず、結局自分に対してネガティブなイメージをもってしまうのです。これではのびのび働けませんよね。

法輪和尚いわく、「幻想を捨て、ありのままのいまの姿を認める」べきとのこと。「自分はまあこのくらいの人間なのだ」と思ってしまっていいのです。自分が特別だという意識がなくなれば、プレッシャーがないなかでもっとのびのび仕事に打ち込めるのではないでしょうか。

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3. ネガティブ感情を素直に受け入れる

不安やイライラといったネガティブ感情は仕事につきもの。しかし、のびのび働くうえでは、それらを無理に打ち消そうとする必要はないようです。

トロント大学で心理学を研究するブレット・フォード氏らにより、ネガティブ感情を無理に「排除しようとする」とその感情がむしろ強化される一方で、ネガティブ感情を「素直に受け入れる」と精神が安定することが明らかにされています。ネガティブな思考に陥るのは悪だという考えをやめ、気持ちに波があるのは仕方ないことだと受け入れてしまいましょう。

具体的なアクションとしておすすめしたいのは「エクスプレッシブ・ライティング」。ネガティブ感情に陥る原因となった出来事と、そのときの具体的な感情を紙に書き出していきます。心理カウンセラーの中島輝氏いわく、書き出すことで自分が抱えているネガティブ感情をしっかり認識でき、しだいに「ま、いっか」と認められるようになるとのこと。ネガティブ感情と上手に付き合うのも、のびのび働くうえでは大事です。

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4. 自分を加点式で評価する

みなさんは自分をどう評価していますか。100点をスタートとし、何かミスするたびにマイナスしていく「減点式」でしょうか。それとも、スタートを0点とし、何かうまくいくたびにプラスしていく「加点式」でしょうか。

経営コンサルタントの横山信弘氏は、どちらがいい/悪いということではないものの「減点式の人はリスクを冒すことができない」と指摘します。うまくいかないのであれば意味がないという結論になりやすく、わずかな失敗を恐れて仕事に対して消極的になってしまうからです。

一方の加点式の人は、何事も「やってみる価値はある」と考えて積極的にチャレンジします。たとえ失敗しても減点されないからです。むしろ「いい経験になった」「自分の資産につながる」と前向きにさえとらえます。縮こまってしまわぬよう、のびのび働くためにぜひ加点式の評価方法に変えてみてください

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5. やらないことを見極める

2015年に出版されて話題になった『しないことリスト』の著者でありブロガーのpha氏は、「〇〇するべき」というルールに縛られると疲れてしまうため、「しないこと」を意識して強迫観念から解放されることが大切だと言います。

たとえば、「始業30分前には出社しておくべき」「仕事のためには時間外労働もしかるべき」などの「べき思考」にとらわれていては、ストレスやプレッシャーを感じるばかりで心地よく働けません。ですが「つらいことは無理に頑張らない」「合わない仕事は引き受けない」といったように「しないこと」を決めれば、肩の力を抜くことができ、もっと楽に仕事ができるはず。

のびのびと働くには、やるべきこと以上に、しなくていいことを見極めることが大切なのですね。

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6. 目の前の仕事に集中する

ハーバード大学の心理学者マシュー・キリングワース氏らは研究を通して、人間が最も充実感を覚えるのは「目の前の物事に集中しているとき」だと指摘しています。逆に、気が散った状態は幸福感を下げてしまうそうです。

たとえばある仕事をしている最中に、「そういえば、あの案件も進めないと……」「昨日上司に怒られて悲しかったな……」「今日のランチはどこで食べよう」などと、別のことを考えてしまうのはよくありますよね。ですが、そういった “心がさまよっている状態” は、あなたを不幸にさせている可能性大。

幸福感が低い状態では、のびのびといい気持ちで働けるはずがありません。ひとつのタスクに取り組んでいるときは、それだけに心を向けて集中するようにしましょう。

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7. デスクを整理整頓する

プリンストン大学神経科学研究所の研究により、人間の脳は秩序がある状態を好むため、無秩序な状態を目の前にすると集中力や情報処理能力が低下しやすくなることが判明しました。実験では、散らかった作業環境を片づけると生産性が高まることが確認できたそう。集中できず作業がはかどりにくい環境では、頑張るわりに成果につながらず、とてものびのび働くことなどできませんよね。

すっきりした仕事環境をつくるには、そもそもデスクを散らかさないようにするのが一番。『タニアのドイツ式整理術』の著者である作家の門倉多仁亜氏によると、「物の収納場所をあらかじめ決める」ことが整理整頓のコツだそう。

たとえば、筆記用具や小物は専用のトレー、書類は専用ファイルにまとめて引き出しに入れると定めておけば、机の上が広くなり効率よく作業できるでしょう。また、古いペンなど長らく使っていないものは思いきって捨ててしまえば、気持ちも解放されのびのびと仕事に取り組めますよ。

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それでは、ここまでにご紹介した7個の特徴を振り返ってみましょう。

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のびのびと働くには工夫が必要です。自分の仕事に不安や行き詰まりを感じている人はぜひ今回の記事を参考に、より快適に働くためのポイントを意識してみてくださいね。

(参考)
リズ・ フォスリエン、モリー・ウェスト・ダフィー 著, 石垣賀子 訳(2020),『のびのび働く技術 成果を出す人の感情の使い方』, 早川書房.
ダイヤモンド・オンライン|自己肯定感が低い人ほど、実は自身を「過大評価」している
PubMed|The psychological health benefits of accepting negative emotions and thoughts: Laboratory, diary, and longitudinal evidence
東洋経済オンライン|「感情を紙に書く」習慣でストレスは減らせる
新R25|“1日3つ書く”習慣で思考が置き換わる。「ノート」で自己肯定感を高める3つの方法
Yahoo!ニュース|働き方改革の時代は、「減点主義の時代」か?
日経doors|私たちが本当に必要なのは「しないことリスト」だった
AFP|気が散ってばかりいると不幸になる?米ハーバード大研究
Harvard Business Review|デスクが散らかっていると集中力も生産性も低下する
100%LIFE|心豊かに暮らすドイツ式の住まい方

【ライタープロフィール】
亀谷哲弘
大学卒業後、一般企業に就職するも執筆業に携わりたいという夢を捨てきれず、ライター養成所で学ぶ。養成所卒業後にライター活動を開始し、スポーツ、エンタメ、政治に関する書籍を刊行。今後は書籍執筆で学んだスキルをWEBで活用することを目標としている。

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