「コソ勉」アプリはこう使う。3000時間勉強できる『ぬり絵勉強法』著者インタビュー

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『ぬり絵勉強法』著者インタビュー1

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いざ受験勉強が始まると、自分の好きな科目や得意な科目ばかりやってしまいがちで、苦手な科目から目を背けたくなるのが人間というもの。「ぬり絵勉強法」著者の新城藍里さん(京都大学工学部電気電子工学科2回生)はこの「ぬり絵勉強法」を通じて、シンプルでとても重要なあることに気付けたそうです。 今回は新城さんにインタビューを行いました。

『ぬり絵勉強法』著者インタビュー2
『ぬり絵勉強法』著者の新城藍里さん

「ぬりえ勉強法」とは?

■こんにちは。今日は宜しくお願いします。
よろしくお願いします。

■まずは自己紹介からお願いできますでしょうか。
はい、新城藍里です。京都大学工学部電気電子工学科の新2回生です。回路図などについての勉強をしています。将来はまだ深くは考えてないんですが、ぼんやりと機械に携わりたいなと思っています。

■小さいころから理系に行こうと思っていたんですか?
昔から物理が好きだったので、理系に行きました。小さいころから熱中していたわけじゃないんですけど、なんとなく憧れはありました。あと、高校のクラスが理数・文理・文系と3つ分かれていて、学校の制度で、理数から文理・文系には行けるんですけど、逆は無理と聞いていたので、理系を選択しました。

■わかりました、では本題に入って。改めて簡単にぬり絵勉強法とはどんなものか教えて頂けますか?
自分の勉強時間とその科目というのを目に見えるようにしていく勉強法です。私は、方眼紙を使って、15分勉強したら1マスという風にしていて、教科ごとに色を変えていました。英語だったら黄色、国語だったら赤色、数学だったら水色のように。例えば数学を2時間やったら8マス塗るという感じで毎日続けていって、模様を作っていきます。

『ぬり絵勉強法』著者インタビュー3
実際に色別に塗り分けられた方眼紙

■すごくシンプルで、明らかに難しくないですよね(笑)
そうですね(笑)

「ぬりえ勉強法」を始めたきっかけ

■ぬり絵勉強法をやるきっかけについて教えて下さい。
私が通っていた高校に先輩の合格体験記があったんですね。それを友達が見てたんですけど、私はあんまり見る気がなくて(笑)

で、友達がそこにこの「ぬり絵勉強法」が載っているのを見つけて、その後「みんなでやる?」って言いながら友達みんなに方眼紙を配ってました。私もそれで一枚もらったんですけど、最終的に友達よりも私が一番続いてたっていう形になりました(笑)

■ぬり絵勉強法自体はいつから始められたんですか?
合格体験記が3月だから、、高3の始まってすぐの4月からですね。

■受験勉強自体も早くからやっていたんですか?
学校の定期テストの勉強はずっとしていたんですけど、ちゃんと受験勉強を始めたのは高2の冬くらいですね。それくらいから塾を選び始めてという感じでした。

■学校全体的に受験ムードになったのもそれくらいの時期からでしょうか?
そうですね、全体的には高2の3月くらいからですね。合格体験記を見て、やばい、っていう空気になりましたね(笑)

きれいに「ぬる」ことで見えてくることがあります

■ちょうどぬり絵勉強法で丸々受験生を過ごされたわけですね。実際どういったメリットがありましたか?
ぬるのが結構楽しかったんですよね。塗りたいから勉強したいっていうところに意識が向きました。しかも勉強って始めてしまえば、意外に続けられるもので、しかもぬれて楽しいんです。

あとバランス良く勉強するってことがそもそも大事だと思うんですよ。一時期、英語と数学しかやっていなかった期間があって、模試の成績がすごく落ちちゃったんですね。なんでかなーって思ったんですけど、このぬり絵のノート振り返ったら英語と数学しかやってなかったということが目に見えて……でも何も振り返りとかしないで勉強してると、なんでこんなに勉強してるのに、気持ちだけが残るんです。だからキレイに塗るってのはただキレイで楽しいということだけじゃなくて、勉強のあり方として大事なんだと思います。

■可視化するわけですね。シンプルだけど、たいせつなことですね。
やっぱり、見えるとわかりますね。頑張って勉強していたのに、なんでってなっちゃうじゃないですか。頑張り方が違うっていうところに気付けました。

■国公立大学が志望だとセンター試験も含めて受験科目が多いので、よりやりがいがありそうですね。
そうですね、これはやっぱり科目が多いほうが楽しいんじゃないかなって思います。 特に私は理系だったので、センター社会とかは4月まっさらなんですけど、いきなり後半ドンみたいな。あとからそれ見てわかるとというか、バレますね……(笑)

■ちなみに、そんなに英語と数学ばっかりだったんですか?
夏休みで時間があったのもあるし、英語と数学ってそもそもすぐに伸びる科目じゃないじゃないですか。黄色と水色だらけになってたまにオレンジ(編集部注:化学がオレンジ色だったそうです)、みたいな。正直あのレベルだと振り返らなくたって気付いてもよさそうな感じでしたが(笑)

『ぬり絵勉強法』著者インタビュー4

「1行終わらなかったら明日頑張らないといけない」

■あと……途中でもういいかな、とはならなかったんですか?
いや、そんなにならなかったですね。ここ何色来たらキレイかな、黄色ほしいな……英語やるか!みたいな感じで割と楽しんでやっていました。単純に鮮やかだし、やったら達成感で見てるだけであははって見惚れますね。

あと、疲れてどうしようもない時とか、15分に満たなかったやつは貯金にして翌日の勉強時間に足したりしていました(笑)

■このぬり絵は紙にやっていたんですか?それとも手帳とかノート?
私が使っていたのはB5サイズの方眼紙ルーズリーフだったんですけど、ちょうど一行が8時間くらいだったのかな。これを一つの区切りにしていて、それを越えたらもちろん嬉しいですし、1行やれなかったら、今日行かなかったなぁ、明日頑張らないといけないっていう風にしてペース管理にも使っていました。

■なるほど、そういうのって地味に効いてきますよね。日々そうやって追われる感覚も作り出せますし。
そうですね。あとちょっとこれやってから帰るかぁって。そういうのも含めて楽しくやれていましたね。

スポーツの練習にも使えると思います

■最後に、他にこのぬり絵勉強法の使い道はありますか?
単純に時間管理がシンプルにできる仕組みだと思うので、勉強じゃなくても運動をやってる人とかなら、素振りや練習内容で分けて管理してもいいですね。私いまテニス部に所属しているんですけど、正規練・フリーとか練習の種類がすごく分かれているので、それで分けて塗ってくのもいいかなと思います。

■なるほど、スポーツする人にも全然使えそうですね。
あとはヨガとかも教室の時間が決まっているので、塗りやすいと思います。

■もっといろいろな人にコソ勉でぬり絵してもらって、いろんな使い方が見つかればいいですね。本日はありがとうございました。
ありがとうございました!

***
いかがでしたか? この方法なら、シンプルなしくみでバランス良く勉強できますね。見栄えを追い求めた先に最適な勉強時間配分があるのが、この「ぬり絵勉強法」の最大の特徴。勉強法と名前はついていますが、もう少し広く見れば、これは時間管理ツールです。

勉強だけでなく、英語の勉強や読書の内容、トレーニングのメニューまでいろいろなことに応用できますね。ビジネスパーソンの方にもおすすめです。ぜひお試し下さい。

『ぬり絵勉強法』著者インタビュー5

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