沈黙は恐れなくていい。会話を弾ませるために「しないこと」7つ考えてみた。

会話は「気持ち」のキャッチボール1

「あっ、また会話がとぎれてしまった、どうしよう……」
「どうも人と話すことが苦手で……」
そんな悩みを持っている人はいませんか?

おしゃべりが得意ではなく、沈黙がおとずれると不安になる。何を話せばいいのかわからず、いつも頭が真っ白になる。そんな人が会話を弾ませるためのコツは何かあるのでしょうか?

そこで今回は、シリーズ累計120万部を突破している野口敏氏の著書『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』を参考に、会話の際の心得をご紹介。人と話す際は、これらをしないようにすることを心がけてみてください。

会話は “気持ち” のキャッチボール!

世間では、よく「会話は“言葉”のキャッチボール」と言われていますよね。しかし野口氏はもう一歩踏み込み、著書『一瞬で心をつかむ話し方』の中で「会話は“気持ち”のキャッチボール」と説きました。

言葉は仲介役にすぎない。そこにどのような気持ちがあるかが重要だ。人は素直に気持ちを聞かせてくれる人が好きである。そして、自分の気持ちをわかってくれる人がもっと好きだ。

(引用元:野口敏(2008),『一瞬で心をつかむ話し方』, 学習研究社. ※太字は筆者が施した)

言葉それ自体はあくまでも伝達手段でしかない。私たち人間は感情の生き物である以上、自分の気持ちをどう伝え、相手の気持ちをどう理解するかが、会話では大切になってくるのですね。

つまり、上辺の言葉だけをただ畳みかけていくようなコミュニケーション方法ではいけないということ。言葉が少しくらい拙かったとしても、そこに気持ちがこもっていて相手と感情のやり取りができているほうが、会話の質が高いと言えるのです。

会話は「気持ち」のキャッチボール2

会話を弾ませるために「しないこと」を考えてみた

というわけで、今回はこの “気持ちのキャッチボール” に焦点を当ててみます。どんなコミュニケーションを心がければ、気持ちのキャッチボールがうまくいき、会話が弾んでいくのでしょうか。野口氏の著書『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』を参考に、会話を弾ませるために「しないこと」を考えてみました。

会話を弾ませるために「しないこと」の図

1.「自分の話」ばかりしない

野口氏は、『ほとんどの人は、会話を弾ませるためには「話す力」が必要だと考えがちだが、まずなによりも「聞く力」をつけることが必要だ』と述べています。なぜならば、人は誰もが「自分の話を聞いてほしい」「気持ちをわかってほしい」と熱望しているから。「話す内容」や「話し方」を磨こうと躍起になる前に、まずは「聞く」ことに意識を注がないといけないのですね。

2. 無反応な態度をとらない

人が話をするときに聞き手に求めているもの、それは「反応」だと、野口氏は説いています。興味津々で体を傾けてくれる、要所要所でうなずいてくれる――これだけでも、話し手は「この人は自分の話をきちんと聞いてくれている」と思えますよね。反対に無反応だとしたら、話し手は「自分の話がつまらない……?」と不安になるはず。話そうという意欲も削がれてしまいます。

3. いきなり質問しない

質問ばかりするのも考えもののようです。たとえば、「あのアーティストのチケットがやっと手に入ったんですよ」と言われた場合、相手はべつに入手経路などを聞いてほしいわけではなく、単に共感してほしいだけかも。仮に質問するにしても、会話が “気持ちのキャッチボール” である以上、「事実情報」よりも「気持ち」にフィーチャーした質問をしたほうがいいでしょう。

4. 沈黙を恐れない

会話に沈黙が生まれることを恐れて「何か話さなきゃ」と焦る人も多いと思いますが、野口氏は、沈黙を恐れる必要はないと説いています。たしかに、こちらの焦りが相手にも伝わると、気まずい雰囲気になりますよね。ではどうすればいいのか、答えは「沈黙して待つ」です。「それで? それで?」と穏やかな表情で待っていれば、相手も自然と話し始めてくれるでしょう。

5.「聞きたい方向」へ誘導しない

 質問者の「聞きたいコース」と話し手の「話したいコース」は違います。したがって、人の話を聞くときは、話し手がどの方向に話を進めたいのか見極めなければならないとのこと。たとえば、女性はただ聞いてもらいたくて話しているのに、相手の男性は問題解決の方向に誘導してしまう……世の中によくあるケースですよね。それはあくまで男性にとっての「聞きたいコース」。やはり、自分本位にならず相手の気持ちに寄り添うという部分に帰着していくのです。

6. 語尾を単調にしない

野口氏によれば、「えっ、TOEIC900点なんですか」ではなく、「えっ、TOEIC900点なんですか♪」と「♪」をつけることが大事なのだそうです。この「♪」の部分に「うらやましい」「すてき」などのニュアンスを入れましょう。声にも抑揚をつけたほうが、こちらの感情は伝わります。語尾が単調だと、「興味がない」と受け取られてしまってもおかしくありません。

7. ワンパターンの返事をしない

 「ふ~ん、ふ~ん」と全部同じ返答をしていると、「ちゃんと話を聞いているのかな?」と思ってしまいます。「さすがですね」「私も本当にそう思います」など、バリエーション豊かな「共感の言葉」を伝えるようにしましょう。

***
ここまで7つご紹介してきましたが、これらはやはり場数を踏んでいってこそ身についていきます。

男性であれば、子どもの頃に父親とキャッチボールしたことがある人も多いはず。初めは上手に投げられず上手にキャッチできず、ボールがあっちこっち飛んでいったと思いますが、毎日練習するうちにだんだん上達していったはずです。会話もそれと一緒。たくさんの人とコミュニケーションを積み重ねていくことで、着実に上達していきます。

ぜひ今日から7つのテクニックを試してみてはいかがでしょうか?

(参考)
野口敏(2009),『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』, すばる舎.
野口敏(2008),『一瞬で心をつかむ話し方』, 学習研究社.
TALK&トーク話し方教室|野口 敏

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StudyHacker編集部
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