成功も出世も遠ざかる。「まわりから全然信頼されない人」の最悪口癖4選

まわりから信頼されない人の最悪口癖4選01

出世したいのに、なかなか手応えがない。まわりから、信用や好感をもたれていないのではないか。そんなふうに感じていませんか? あなたが認められない原因は、じつは「口癖」にあるかもしれません。あなたの信用や好感を落としている可能性がある最悪な口癖を4つご紹介します。

【NG1】「頑張ります」

何か仕事を頼まれたときに「頑張ります」と返事をしていないでしょうか。一見意欲があってよいように思えますが、じつは「この人に任せて大丈夫だろうか」と感じさせてしまうNG口癖なのです。

こう指摘するのは、アメリカの産業・組織心理学博士であるトラヴィス・ブラッドベリー氏。「頑張ります」という言葉はタスクをこなす自信がないことを示してしまうのだと言います。「この仕事が自分にできるかどうかわからないけれど、頑張ってみます」と、まわりには聞こえてしまうのです。

中小企業向けにマーケティング関連のコンサルティングを行なう深井貴明氏も、「頑張ります」という言葉はいい印象を与えないと述べます。深井氏いわく、具体性のない「頑張ります」という言葉は「何をしていいのかわからない」ことの裏返しなのだそう。

仕事相手を信頼させたいなら、ただ「頑張ります」と言うのではなく「何を頑張るのか」を明確にしましょう。イベント企画の提案を指示されたなら、「前回を越える参加者数を達成するイベントを考えます」とできるだけ具体的に返答するのです。「できます」「具体的にこうします」と伝えれば、相手は「この人は確実にやってくれる」と信頼してくれるはず。出世や成功にも一歩近づけますよ。

まわりから信頼されない人の最悪口癖4選02

【NG2】D言葉

「でも……」「だって……」と事あるごとに言っていませんか。こうした口癖があると、出世が遠ざかります。というのも、まわりの人に不快感を与え、評価に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

「でも」「だって」など人をイラッとさせる言葉のことを、頭文字をとって「D言葉」と呼びます。

【D言葉の例】
  • だって
  • だったら
  • だけど
  • でも
  • ですから
  • どうせ

コミュニケーション研究家の藤田尚弓氏は、D言葉には相手を否定する意味合いがあるため、職場で使うべきではないと警鐘を鳴らします。「だったら〜じゃないですか?」「ですから〜なんですよ」と否定や反論ばかりしてくる人に、誰しもいい印象はもちませんよね。同僚や部下はもちろん、取引先や上司など、あなたの評価や成果に直接関係のある人に対しては特に、D言葉を使わないよう注意したいところ。

そこで藤田氏がすすめるのが、以下のような相手へ共感する言葉を使うこと。

  • なるほど
  • たしかに
  • 私もそう思います
  • わかります

どれも相手の言うことを肯定する言葉ですね。たとえ意見がぶつかったときでも、「なるほど。たしかにそう言えますね」と肯定してから自分の意見を言えば、相手に悪い印象をもたせることなく前向きな対話ができるはず。建設的な人だと見なされ、高評価にもつながってくるでしょう。

また、相手の怒りを買ってしまったときには以下のようなS言葉が有効です。

【S言葉の例】
  • すみません 
  • 失礼しました
  • 承知しました

これは、クレーム対応研修などを手がける援川聡氏が著書『クレーム対応「完全撃退」マニュアル』のなかで、クレーマーの怒りを鎮める言葉として提唱したもの。

もちろん、相手がクレーマーでなくてもS言葉は効果的でしょう。上司に叱られたなら、言い訳がましく「でも……」と言うのではなく、「すみません」と潔く謝り、「承知しました」と聞き入れるのです。自分の非を素直に認めて改善できる人だという印象を上司に与えることができ、評価をがらりといい方向へ変えられるはずですよ。

まわりから信頼されない人の最悪口癖4選03

【NG3】感情に任せた怒りの言葉

D言葉よりもっと感情的に、思ったことをそのまま言ってしまいがちな人はいないでしょうか。怒りの言葉を感情に任せて使っていると、信頼を失い、成功の機会を逃します。

人事ジャーナリストの吉田典史氏によれば、感情的に言い返して信頼を失う人は「これを言ったら相手はどう思い、どんな状況になるか」まで考えが及んでいないとのこと。その例として吉田氏は、出版界で時に見られる、フリーライターの悪い振る舞いを挙げています。原稿のやり取りに関し不満があると、すぐ編集者に感情的なメールを送りつけて満足する。しかしいつの間にか編集者からの信頼を失い、結局関係が切れて仕事をなくす。そんな例を、吉田氏は数多く見てきたそう。

「そっちが間違っている」「私は正しい」などと相手を一方的に責めても意味はありませんよね。自分がスカッとすることだけを考えていては、まわりから信頼されないのも当然です。

吉田氏は、意味のない反論や議論をする人よりも、沈黙を貫く人のほうが、往々にして出世すると言います。出世する人は、むきになって反論するかわりに、「この状況においてどうするべきか」と沈黙しながら心のなかでじっと考えるものなのだそう。実際、上司からの的外れな叱責に口を閉ざし沈黙を守った人が、数年後に、ほかの同世代よりも早く管理職に昇格した例があるのだとか。ちなみに、その上司はその後昇格しなかったそう。

感情に任せて言いたいことを言うのは、いたずらに評価を落とす行為です。評価を下げたくないなら、カッとなってもまず黙るようにしましょう。とはいえ、いつも黙り込んでいればよいというわけではなく、あくまで黙るタイミングを見極めるだけ。そうすれば、まわりから冷静で頼れる人だと判断してもらえるはずです。

まわりから信頼されない人の最悪口癖4選04

【NG4】「あの人はだめだ」

「あの人はだめだ/優秀だ」「あの部署はいい/悪い」と、他人や組織を批評する癖がある人は、知らず知らず無能になっている可能性があります。

そんな “社内の批評家” を一刀両断するのは、プログラミングスクール「TECH::CAMP」を運営する株式会社divの代表、真子就有氏。真子氏は、彼らは冷静な分析眼をもっているように見えるだけで、実際はほかの社員たちから評価されていないと言います。

ではなぜ、彼らは他人や他部署を批判してしまうのでしょう。真子氏は、次のように分析しています。

仕事ができない人が社内の批評をする理由は、2つあります。
1つ目は、すごい人だと思われたいから。
2つ目は、結果が出ないことを人のせいにしたいから。

(引用元:新R25|論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

つまり、自分を実際の能力以上に見せようとしているということ。あなたには心当たりはないでしょうか。

また、他人を論破する人も危険なのだそう。相手の主張に頭っから反論して満足する人。「あなたってこうですよね」と決めつける人。こうした人も、単に自分を優位に見せようとしているだけ。批評や論破の癖がつくと、能力がないまま態度ばかりが大きくなり、人が離れていってしまうのです。

真子氏は、批評癖・論破癖を治すために、以下を実践することをすすめています。

1つ目は、常に周りに感謝を伝えること。
2つ目は、相手を全面否定しないこと。
3つ目は、これからどうしようかと一緒になって考えること。

(引用元:同上 ※太字と下線は筆者が施した)

たとえば、後輩が明らかに間違った意見を言ったら、「お前は何もわかっていない」と否定するのではなく、「あなたがそう考えたのはどうして?」と歩み寄り、一緒に考える。これが、本当に優秀な人のすることです。まわりの人と対等に話し、気づきを得て、行動につなげていける人こそが、信頼される人となるのです。

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あなたが知らず知らず使っているかもしれない、職場での信用を落とす口癖を4つ紹介しました。普段の自分を振り返って、ハッとするものはあったでしょうか。口癖を見直して、ぜひまわりの評価を勝ち取ってください。

(参考)
Talent Smart EQ|11 Things Smart People Won't Say
中小企業のためのマーケティング理論|「頑張ります」は、「何をしていいのか分かりません」の意味
EL BORDE|気をつけたい! ヒトをイラッとさせる無意識の「行動」と「口癖」
コトバンク|D言葉、S言葉とは
プレジデントオンライン|沈黙して出世する人、しゃべりすぎて破滅する人
新R25|論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

【ライタープロフィール】
梁木 みのり
大学では小説創作を学び、第55回文藝賞で最終候補となった経験もある。創作の分野のみでは学べない「わかりやすい」「読みやすい」文章の書き方を、STUDY HACKERでの執筆を通じて習得。文章術に関する記事を得意とし、多く手がけている。

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