人間関係にちょっと疲れたあなたに「無理に付き合わなくていい相手」6選教えます

「無理に付き合わなくていい相手」01

職場の “あの人” といるとなぜか疲れる。同期の “あの人” と会話するのがつらい。そういったとき、「どうすれば彼/彼女と仲よくできるのだろう?」と考える人は多いでしょう。

ですが、「どうしても合わない」という感覚は、「その人とは無理に付き合わないほうがいい」というサインかもしれません。

人間関係にちょっと疲れているなら、この記事で紹介する「6パターン」の相手から距離を置くことを検討してみてください。対人ストレスから自分を守る方法を考えていきましょう。

1. 悪口ばかり言う人

他人の悪口や、会社や家庭の愚痴をよく言う人がまわりにいたら要注意。つい話を合わせたり、雑談がてら一緒になって悪口を言ってしまったりすると、それがストレスの原因となるからです。

精神科医の樺沢紫苑氏によれば、悪口を言うとき、体内ではストレスホルモンの「コルチゾール」が分泌されるのだそう。つまり、悪口を言ってしまうと、楽しいはずのおしゃべりがかえってストレスになりかねないのです。

また、悪口を言うことには、長期的なデメリットがあることもわかっています。東フィンランド大学の研究で、他人に対する批判度が高い人は、認知症のリスクが3倍、死亡率が1.4倍も高いと判明したそう。

もし身近に愚痴や悪口の多い人がいるなら、付き合い方を見直す必要がありそうですね。

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2. わがままな人

職場にわがままな人がいて、その人の自己中心的な主張を聞かされる場面がよくあるなら、次のことに気をつけてください。じつは、わがままな人は「強い思い込み」で周囲を混乱させやすいのです。

チューリッヒ大学の研究で、わがままな人は、自分にとって都合がいいように出来事を改ざんすることがわかったそう。事実でないことを、無意識のうちに本気で思い込んでしまうというのです。

実験では、被験者にお金を渡し、「そのなかから好きなだけ寄付してください。残った金額は自分のお金にしてかまいません」と伝えました。その後、「寄付した金額を偽りなく申告してくれれば、さらにお金をあげます」と伝えたところ、正しく申告すればお金をもらえるにもかかわらず、事前の性格診断で「わがまま」と診断された人は、実際に寄付した額より高い金額を申告したそうです。

たとえば、問題が発生して話し合いをしているときにも、わがままな同僚は、問題の背景にある事実を都合のいいようにつくりかえる可能性があります。生産的に話し合うどころか、余計なトラブルに巻き込まかねません。話を聞くのはほどほどにしておいたほうがよいでしょう。

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3. コントロールしようとする人

いい人だと思っていたのに、突然無視してきたり悪口を言ったり、そうかと思えばまた優しくなったり……そんな人は、あなたをコントロールしようとする「マニピュレーター」かもしれません。

マニピュレーター(Manipulator:操作する人)とは、アメリカの心理学者ジョージ・サイモン氏が定義づけた言葉。自分の欲しいものを得るため、「人の心をコントロールすること」「人を自分の思い通りにすること」に異常な欲を隠しもつ人のことです。

最初は非常に魅力的に振る舞うのに、しだいに攻撃性を表すという特徴があり、以下の手段で支配力を高めてくるそう。

  • 常に相手を責める
  • 責任を負おうとしない
  • 問題に向き合わない
  • 相手の罪悪感と羞恥心を利用し、感情や行動をコントロールする
  • 望み通りの行動を相手がとらないと、不機嫌になる

たとえば、いつもは優しいのに、突然罪悪感をあおるようなことを言ってくる――こんな矛盾した態度をとる人がいるなら、その人はマニピュレーターの可能性あり。評価や出世といった “望み” を果たすために、巧妙にあなたを操ろうとしているかもしれないのです。

フランスの心理療法家イザベル・ナザル=アガ氏が指摘しているとおり、彼らといてもギブ&テイクの健全な関係を築くことは決してできません。距離をとりましょう。

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4. 被害者ぶる人

「上司に怒られた。取引先にひどいことを言われた。同僚に嫌がらせをされた」このように頻繁に被害を訴える人が、あなたのまわりにいませんか? しきりに被害者ぶる “その人” は、他人を加害者に仕立てているだけかもしれません。

精神科医の片田珠美氏によると、被害者意識の強い人は、偽りの主張をしたり、ほかの関係者とは異なる認識をしたりすることがあるのだそう。

その目的のひとつとして片田氏が挙げるのが、自己保身。実際には事前の情報共有があったにもかかわらず、「そんなこと聞いていません!」と主張し、「そのせいでうまくいかなかったんです。ひどいと思いませんか? 私のせいじゃないんです!」と騒ぐ――といったようなパターンです。

そんな人と一緒にいると、虚言に振り回されるだけでなく、最悪の場合自分が加害者に仕立て上げられかねません

片田氏は、被害者意識の強い人とは一対一にならないようすすめています。できるだけ干渉しないのが得策ですね。

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5. 話がかみ合わない人

何度言っても伝わらない。仕事を頼んでもやってくれない。ほかの人には通じる指示が、いつもこの人にだけ通じない……そんな人には、時間をかけて理屈で説明しても無駄かもしれません。

心理学者の榎本博明氏によると、適切な指示を出しても伝わらない相手は、思い込みが激しく、極度に鈍感なのだそうです。「指示を受けてない」と思い込んだり、指示通りに動けていないこと自体に気づけていなかったり、といった具合です。

このタイプの人に指示を出す立場になると、イライラや無力感にさいなまれ、深刻に思い悩んでしまうこともあるそう。

話の通じない相手には、言葉や理屈で説明しないことが大切だと榎本氏は言います。時間をかけて懇切丁寧に “言葉” で伝えるのではなく、実際にやって見せて、サッと説明を切り上げましょう。

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6. 容姿のことをからかう人

「ちょっと太ったんじゃない?」「そのネクタイ、似合わないよ」「女子力がないな」——など、容姿や服装、趣味のことで文句を言ってくる人がいるのだとしたら、その人がしていることは「パーソナル・ハラスメント」に該当する可能性があります。とるに足らない “からかい” にも思えるかもしれませんが、れっきとしたハラスメントのひとつ。

ジャーナリストの中野円佳氏は、職場での「いじり」の被害者へ取材を重ねた経験から、上記のようなハラスメントは、加害者側が軽いコミュニケーションのつもりでいるために、被害者がストレスを抱えていることが理解されにくいと話します。

そして、中野氏が取材した人のなかには、ハラスメントを甘んじて受け入れ続けた結果、精神的に追い詰められた人や、休職・転職した人も多いのだそう。

「ちょっとしたからかいに過ぎない」「笑って受け流せばいい」と放置していると、いつのまにか心をすり減らすことになる可能性があるのです。精神的なダメージを感じるのであれば、相手から離れるか、専門家に相談しましょう。

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あなたの抱えているモヤモヤや不信感は、不要な人間関係から脱するための大切なサイン。悩みのタネとなっている人が、この6つのどれかの特徴をもっているなら、無理して付き合い続ける必要はありません。頑張りすぎて疲れてしまったあなたがよい人間関係を選べるようになることを、祈っています。

(参考)
東洋経済オンライン|よく悪口を言う人ほど「不幸になる」科学的根拠
パレオな男|今週半ばの小ネタ:好きな悪役、恋愛関係とハグ、わがままな性格が治らない理由
PubMed|Motivated misremembering of selfish decisions
YouTube|Dr.George Simon: Psychological Manipulation
ジョージ・サイモン著, 秋山勝訳(2014),『他人を支配したがる人たち』, 草思社.
イザベル・ナザル=アガ著, 田口雪子訳(2001),『こころの暴力 夫婦という密室で―支配されないための11章』, 紀伊国屋書店.
ダイヤモンド・オンライン|「被害者のふり」をして攻撃してくる人にはどう対処すればいいか
ダイヤモンド・オンライン |「被害者ぶる人」増加中、巧妙な狙いを3分類で読み解く
PRESIDENT Online|心理学博士が伝授、「話が通じない人」の強すぎる鈍感力にイライラしない唯一の方法
労働問題弁護士ナビ|ハラスメントとは|定義や主要44種類・被害に遭った際の対処方法や相談窓口まで
ダイヤモンド・オンライン|職場での「いじり」が知らぬ間に被害者を深く傷つけている

【ライタープロフィール】
平野ももこ
大学ではフランス文学を専攻し、物語のなかの人の心を中心に研究。出版社を経営していた祖母の影響もあり、純文学、心理学、ビジネス書など幅広く読む大の読書家である。現在は、メンタルケアやカウンセリングを勉強中。バレットジャーナルの実践を通じ、生活改善に成功し続けている。

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