「あんなに勉強したのに点数が上がらなかった…」
このように、勉強しているけれど結果がついてこない、という経験をしたことがある人は多いのでしょうか? また、現在このような悩みを抱えている人も多いでしょう。

勉強したことを無駄にせず、着実に自分の力にしていく方法があれば、勉強に対するモチベーションはグンと上がりますよね。ただたくさん勉強すれば良いとは限らないのです。より高い成果を上げるためにできること、それは勉強前の取り組みにありました。

勉強が捗らない原因

勉強をしているにも関わらず、勉強が捗らないのには理由があります。それは、勉強の方法が間違っているからです。正しい勉強のやり方さえつかめていれば、努力を確実に成果に変えていくことができます。

しかし、正しい勉強のやり方というのは目的や目標に応じて変わってきますし、個人の得意不得意などさまざまな要因が絡んでくるため、一概に“これ”と断言することはできません。

ただし、何を目指しているのかしっかりと考えることで、自分に合った方法が見えてきますよ。勉強はただやればいいというのではなく、目的に合った勉強法をとる必要があるのです。

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勉強は「準備」が大切

目的に合った効果的な勉強にするために尽力するべきことは準備です。

何事も準備が大切とよく言われますが、これはもちろん勉強にも当てはまります。勉強の準備と言われるとどんなものかイメージできないかもしれませんが、具体的には次の章で紹介していきます。

勉強の準備がなぜ大切なのでしょうか?
1.勉強の方向性が見えること
これは勉強が捗らない原因でも述べましたが、何を目指しているのかわからなければ効果的な勉強はできません。これが見えてくる準備が効果的な勉強には不可欠なのです。

2.勉強を始めるための集中力ややる気を高める
準備運動なしで、いきなり「50m全力で走れ」と言われても、能力を最大限に発揮できないどころか怪我をしてしまうかもしれません。そのためにも準備運動は欠かせませんよね。また、観客がいた方が頑張れたり、走りやすい道の方がタイムが上がるように、環境も大事な要因になってきます。勉強においても同様のことが言えるのです。

パフォーマンスを上げるためには、コンディションを整える必要があり、準備は勉強でもとても大切なものなのです。

勉強前にやるべきこと

勉強前の準備が大切だということがわかったところで、具体的な方法を3つ紹介します。

1.やることではなく、何を得るかの目標を立てる
勉強の方向性を明確にするためには、目標を立てることが大切です。ここで重要なのが勉強する範囲や勉強する時間ではなく、何をできるようにするかの目標を立てること。

例えば、問題を10問解くではなく、問題を10問解答を見ずに書けるようになる、というように具体的な目標を立てましょう。英単語を暗記するときは、「100個覚える」というのではなく、100個の単語を日本語を見たら書けるようにする、といったようにさらに細かい目標設定をするのです。

2.ウォーミングアップする
本格的に勉強に取り掛かる前に、頭を使わずにできる簡単な脳のトレーニングを短時間行うと、脳が活性化し集中力ややる気を高めることができます。例えば、単純計算を5分やってみる、教科書を音読する、好きな英語のプレゼンや音楽を聞くなど、どんなことでも構いません。短時間で行えることをしましょう。

3.勉強する環境を整える
勉強中に他のことに目移りしてしまっては、勉強は進みません。勉強を妨げるようなものは机の周りから排除しておきましょう。また、机の周りを片付けて勉強しやすい環境を作ることも大切です。

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実際にやってみた

勉強前にやるべきことで紹介した2つの方法を取り入れて、実際に勉強してみました。現在、TOEICの勉強に取り組んでいたのでその勉強を例にやってみた様子や印象を紹介します。

今までは「今日はここからここまでの問題を解く」とだけ決めて勉強を始めていました。そこで、ただ問題を解くだけじゃなく、何を目指しているのかを具体的に考えてみたのです。その結果、当たり前のことですが、問題を解くだけではなく“解けるようにならなければ意味がない”という結論に達しました。

リスニングならしっかり聞けるようになる、リーディングならしっかり読めるようになる必要があります。そこで下記の目標を設定しました。
・リスニングの問題に取り組む時はスクリプトを見ずにシャドーイングできるようになる。
・リーディングに取り組む時は、全文日本語で訳せるようにする。

ただ解いて、採点して、解説を読んで……と勉強していた時よりも時間はかかりましたが、1度解いた問題は次は確実に解けるようになるなど、着実に成果が出ていることを実感できました。

ウォーミングアップとしては、前回勉強したところのスクリプトを音読するようにしました。上で述べたように、しっかりと文章の内容を理解できるまで取り組んでいたので、音読することはまったく苦ではなく、復習にもなり、一石二鳥です。

英語に苦手意識があり、いきなり英語の勉強を始めるとなかなか集中できない時もありましたが、ウォーミングアップを取り入れることで英語モードに切り替わってから勉強に取り組むことができました。

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せっかく勉強するのだから、最大限の効果を出せるような取り組みにしていきましょう。勉強をやったかどうかではなく、勉強して何ができるようになったかが大切ですよ。

(参考)
東洋経済ONLINE|勉強前の「単純作業」で集中力は大きく変わる 勉強モードに入りにくい子に教えたい
Study Hacker|勉強嫌いも関係ない! 京大生おすすめの『とりあえず音読』勉強法のすごいメリット
Study Hacker|音読の効果で脳が活性化! 知識が増え、ストレスも軽減、良いことだらけの音読を始めよう
州崎 真弘(2016), 『たった5分の「前準備」で子どもの学力はぐんぐん伸びる!』, 青春出版社