なんでもてきぱきこなす人っていますよね。忙しくても仕事を期限通りにしっかりこなすことはもちろん、自分磨きにも余念がありません。要領がいいのももちろんあると思いますが、もしかしたら時間の使い方に違いがあるのではないでしょうか。
1日はみんな平等に24時間です。 受験生なら、1日何時間勉強したか競ったりすることもありますよね。10時間勉強したと聞くと「えっすごい」と思う方も多いかもしれません。社会人の方でも、忙しい時間を縫って毎日1〜2時間のインプットの時間を確保できれば、仕事の質も変わってくるでしょう。
今回紹介する方法を用いると、休みの日には無理なく1日10時間以上の勉強時間を生み出すことができますよ。
1~2時間1セット方式に変えてみる
自分の集中できる時間を考慮して1セット1時間~2時間程度のセット方式に変えてみましょう。大学生は1時間半程度1コマで授業を受けています。これは、人が集中できる時間の長さは1時間半程度が限界だと考えられているから。
食事以外はずっと勉強して時間を確保したい! と考えてしまう方も少なくありませんが、効率という点から考えるとそれはあまりおすすめできる方法ではありません。1時間半勉強して、きちんと休憩を挟むということも大事なことです。
また、1セット毎に取り組む内容を変えるのがおすすめです。同じ内容をやっていたのでは、やはり集中力が続きにくいものです。完全に頭をリセットしてなにかと交互で勉強するというのがいいでしょう。
朝の時間帯に1セット生み出す
朝に1セット生み出せるか生み出せないかで大きく時間のゆとりが変わってきます。また、朝勉強した方が効果の出やすい作業というのがあるのも事実です。是非起床直後に目を覚ます作業として、1時間程度でいいので時間を確保してみてください。
移動時間をはさむことで、疲れや集中力はリセットされます。その前に一度、集中力を使っておくと効率もとても良くなります。朝のおすすめは思考力が必要な作業です。
夜の時間帯に1セット生み出す
夜の時間帯に1セットでいいので生み出しましょう。何も考えずにいるとテレビを見たり、スマホをいじったりして時間は過ぎてしまいがちですが、就寝までには意外と時間があるはずです。
朝と同様、通勤等で一度集中力がリセットされるので帰宅後すぐとりかかるのもよし、ご飯を食べた後時間を作るのもよし、就寝前の時間を活用するのもよし、です。
夜のおすすめは暗記ものです。寝ている最中に記憶に定着させてくれます。
人によってタイムスケジュールが違うので一概には言えませんが、1つ例を出してみると、朝1時間、午前中1.5時間を2セット、午後1.5時間を3セット、夜1.5時間生み出したら、1日10時間勉強したことになります。
1日10時間の作業時間を作ることは、そんなに大変なことではありません。計算してみるとわかりますが、1日6時間睡眠して、残り18時間。マイナス10時間すると8時間も残ります。
食事や家事に時間は取られますが、十分自分の時間もできますよね。忙しそうなのに、いつも元気でやるべきことはしっかりこなす人の時間の使い方がわかりましたか。是非実践してみてください。
(参考) 一川誠(2016), 『「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』, PHP研究所 アーノルド ベネット (著), Arnold Bennett (原著), 渡部 昇一 (翻訳)(2016), 『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』, 三笠書房