勉強って面白くない。だからやりたくない。そうしたら成績が悪くなる。するとますますやりたくない…。そんな負のスパイラルに陥っていませんか？でも、楽しいか楽しくないかは自分の気持ち次第、もっと言えば、あなたのやり方次第なのです。勉強をゲームに見立てて楽しみながら進めませんか？
まずゴールを明確に
冒険系の漫画やゲームでは、冒頭で王様が出てきて「魔王の手からこの国を救ってほしいのじゃ……」と言ったり、さらわれた王女に「助けて！」と言われたりしますよね。これがこのストーリーの最終目標＝ゴール。ゴールが決まらなければ向かう方向も近道も分からないため、勉強を始める時にはまずは最終目標を明確にします。現在話題沸騰の「ビリギャル」も、偏差値30台の時点で「イケメンが多そうだから、慶応大学を志望校にする」と決めました。目標が明確だったからこそ偏差値が倍増する快進撃が生まれたのです。動機は何だっていいし、一見実現不可能でも構いません。まずはしっかりとした明確な、しかし具体的なゴールを設定をしましょう。
ゴールまでのMAPづくり
さてこれで目指すべき方向は見えました。ここからは最短で、でも確実にゴールへ到達するための戦略づくりです。戦略をつくるためには、ゴールまでどんな険しい道のりが待っているのかというゴールまでのMAPを知らなければなりません。途中にどれだけの敵がいて（何回模試があって）どのタイミングでどの敵を倒すのか（どの時期にいくつの偏差値を目指すのか）など、途中の小さな目標も設定し、目標クリアのための戦術を考えます。サッカーの代表の試合でも、相手チームを徹底的に分析した上で敵の特性に合わせてフォーメーションを変えたり、選手の強みが最もいかされる戦術を探すように、「今回は敵が手ごわそうだから仲間と一緒に戦う」（友人と一緒に勉強する）など臨機応変に戦略を練っていきましょう。
敵が現れた！
ゴールまでの道のりは決して平たんではなく、あちこちから小テストや模試、スランプと言った「敵」が現れます。小テストは雑魚キャラ、模試は中ボス、スランプは装備不足といったところ。小テストは倒すのは簡単ですが、少ししか経験値がたまらないので、コツコツ回数を重ねることが大切です。また模試は倒せば一気に経験値がたまりますが、倒すのは非常に難しく、入念な事前準備が欠かせません。基礎知識は戦う際の装備になるため、面倒であってもコツコツとためていった方が良いでしょう。思ったような結果にならない時は「お金を出してでももっと強い武器を手に入れよう」（塾に通う）「敵が手薄な山の後ろから攻めてみようか」（あまり手をつけていない教科を集中的に勉強する）など、何度でも戦術を練り直せばいいのです。
ラスボス戦はセーブなし・ズルなしの１回勝負
ラスボス戦（入試）は事前にセーブをして何回でも挑める、というわけではありません。そしてズルをすれば速攻で退場させられGAME OVERという非常に過酷な戦いでもあります。しかし、事前のボス攻略の経験は非常に有効です。「このボスにはこの武器、この攻撃がよく効く」という攻略法は大手予備校の攻略法サイト（受験指導サイト）や、身近な長老たち（先生たち）が喜んで教えてくれます。その情報をもとに、しっかり攻略法を確立させたうえで勝負に挑むようにしましょう。
最後に、武器や経験値を一生懸命重ねている時、その努力が苦しくなる時が必ずあるでしょう。その時はゲームから少し離れ、努力の天才、イチローでさえも「僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ」と言っていることを思い出してください。根っからの努力好きなんてほとんどいません。どうにも面倒くさい努力も「一つ一つ武器を増やしている」と思えたら、もうしめたものですね。
どうでしょうか。勉強をゲームに見立てるイメージはわきましたか？ゲームでは、小さな戦いの経験値を積み重ねることによって戦闘力は確実に上がっていきます。日々の小テストや勉強で個体値を高めて、経験値を稼いでラスボスを倒そう！と考えるとなんだか頑張れそうですよね。
ゲームのように楽しんで勉強を進めた先にはハッピーエンドが待っていますよ！
九州進学研究会「目標達成の重要性」 STORY'S JP ビリギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話 パーフェクトサッカー イチロー頭脳－目標を達成するための思考法
京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、１年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。
