Playing the guitar in the park

みなさんには趣味がありますか? 勉強を頑張っていたり仕事に追われている日々でも、趣味があると良い気分転換ができますよね。「オフタイムは全て趣味にあてる!」という人がいる一方で、これと言った趣味が無く初対面の人との自己紹介の機会などに困ってしまう、という人も少なくないと思います。
「自分が没頭できる趣味が欲しい!」と思っても、大人になってからは未知のことに挑戦するのはなかなかハードルが高かったり。今回は趣味や特技がどのようにして作られるのか、をご紹介したいと思います。

「好き!」と感じるには、ドーパミンが鍵!

私たちが「楽しい」「好き」と感じる時、脳内からはドーパミンという物質が分泌されています。ドーパミンとは神経伝達物質の1つで、「快感」を生み出す脳内物質です。私たちの脳は「どんな行動をとった時にドーパミンが分泌されたか」をしっかりと記憶し、ことあるごとにその快感を再現しようとします。
そして、もっと効率的にドーパミンを分泌させるため、脳内では神経細胞が強化され、新しいシナプスが生まれます。これにより快感を生み出す行動が次第にクセになり、繰り返し続けていくたびにその行動が上達していくのです。

つまり、一度脳が何かの行動でドーパミンを分泌して快楽を得ると、「もっと出せもっと出せ!」と脳から指令が出てその行動を繰り返すようになります。
その結果、上達してますます好きになり、趣味あるいは特技になるというわけです。

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さらにはまる鍵は「試行錯誤」

楽しいと感じて何度も繰り返すようになった時、今度はそこに「試行錯誤」が加わることで脳内に強固なシナプスが完成され、やがてひとつの行動に練達していきます。これを「強化学習」といいます。
初めから本当に面白い、楽しいと思えなくても、やっているうちにだんだんとのめりこんで、趣味や特技になっていく可能性もあるということです。脳が「強化学習」のサイクルにうまく入るようにするためには、最初のポジティブなきっかけ、脳が喜びを感じることが必要です。

では脳が喜びを感じるにはどうしたら良いのでしょうか。

全ての基本! 脳が喜びを感じる仕組みとは

「脳が喜びを感じるためには『強制されたものでない』ことが大切で、何をするにしても『自分が選んでいる』という感覚こそが強化学習には欠かせない」と脳科学者の茂木健一郎氏は言います。

趣味、特技がほしいからと、「何か楽しめることを見つけなくちゃ!」と無意識のうちに自分にプレッシャーをかけてしまっている間は、趣味は見つからないということですね。ニュートラルな気持ちでいるのが大切なのかもしれません。

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目標を設定する

また、例えば「マラソンが流行っているから私も走ることを趣味にしたい」など、ある程度方向性が見えている時には、趣味や特技にしようとするものに関して目標を設定するのも良いでしょう。

人は、未来に対して目的・目標や理想を設定すると、今の自分とのギャップを目の当たりにせざるを得なくなり、焦り始めます。この焦りが脳の中で快感を司る脳内神経伝達物質のドーパミンを出し、やる気が湧いてくるのです。それに、もし目的や目標がなければ、日々の行動は「誰かからやらされる」MUSTとなってしまいますが、目標があればそれは「自ら望む」WANTとなり、元気に活動できるようになります。

(引用元:PRESIDENT inline|モチベーションダウン克服:ドーパミン噴出「自画自賛日誌」)

趣味や特技に関して目標を設定するのは仕事や勉強のようで嫌だと思うかもしれません。しかし、目標を持たせることは脳に「自分が選んでいる」という感覚をもたせることにつながるのですね。

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いかがでしたか。趣味、特技があれば日々の生活がより楽しくなるだけでなく、いい息抜きができて、仕事や勉強の効率も上がると思います。もし今趣味を探している方がいたら、ぜひこの方法を使ってリラックスして趣味を見つけてくださいね。

(参考)
茂木健一郎|脳を活かす勉強法
茂木健一郎|脳の王国
PRESIDENT Online|モチベーションダウン克服:ドーパミン噴出「自画自賛日記」


京都大学経済学部所属。栃木県立宇都宮女子高校卒業。せっかく北関東から京都の大学に進学したので、4年間で京都観光を極めたい。