みなさんは、マインドフルネスという言葉を聞いたことがありますか?
故スティーブ・ジョブズ氏が実践していたことで話題となったマインドフルネスという技術は、現在では科学的にも効果が実証され、ストレスマネジメントや集中力アップの他、脳やメンタルに対して非常に多くのうれしい効果があることが知られています。
それを受け、GoogleやIntelをはじめとする大企業でも研修に取り入れられているほか、スポーツ選手のトレーニングにも採用されて幅広い範囲で認知されてきています。
しかし脚光を浴びている一方で、実際に挑戦してもうまくいかなかった、という人も少なくないでしょう。そこで今回は、お手軽にマインドフルネスの世界を体験できるよう、マインドフルネスを習慣づけるために役立つアプリを紹介します。
そもそもマインドフルネスとは?
マインドフルネスという言葉はよく耳にしても、具体的にどのようなものかいまいちよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
「瞑想」や「座禅」というイメージが強いかと思いますが、マインドフルネスというのはそれらを通し、特定の精神状態に至ることを目指すこと全般のことを言います。
マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である 。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる。
(引用元:Wikipedia|マインドフルネス)
つまり、マインドフルネスとは瞑想や座禅そのものではなく、それらを通して自己の内面や外面を客観的に見ることを通し、自己の心理をうまくコントロールする技術全般のことを言うのです。
オススメアプリ3選
マインドフルネスを実現させるためには、堅苦しい形式にとらわれるのではなく、自身に最も適した方法を見つけるということが最も重要なこと。その最適な方法を見つけるために、役立つアプリをいくつか紹介したいと思います。
MYALO ~禅(瞑想)を科学して生まれたマインドフル・トレーニング~(iPhone) 音声に従って座禅のやり方を学べ、マインドフルネスの感覚を体感することのできるアプリです。特にインカメラで表情を認識することでリラックス度を測定し、効果をすぐさま体感することができるのがこのアプリの特徴。いまいち効果を実感できないということが挫折につながりやすいマインドフルネスにおいて、リアルタイムに効果を確認できるというのは非常に大きなメリットになります。
Zenify(Android) こちらは日常にマインドフルネスを取り入れるのを助けてくれるアプリです。1日の通知の回数や通知方法を設定しておくと、定期的にマインドフルネスの課題が通知として表示されます。忙しい毎日の中で、ついつい習慣から消えてしまうというのもマインドフルネス継続の大きな壁のひとつ。そんな中で「さぁ、やろう!」と意識して取りかからなくても自然とマインドフルネスの習慣が身につくのはとてもうれしい効果です。
瞑想なう(iPhone/Android) こちらは瞑想を補助するための非常にシンプルなアプリです。ただ瞑想時間をカウントし、終了時間を音で知らせてくれるという機能だけ。無駄な機能がないことが、むしろ瞑想に集中させてくれることになります。また、瞑想が終了したらその記録が残るので、いつどのくらい瞑想をしたのかを後から振り返ることが可能です。「自分のマインドフルネスは瞑想だ!」という人は、このアプリで地道に続けていくというのも良い選択かもしれません。
*** 現代は、さまざまなアプリのおかげで、スマートフォンひとつでいろいろなことができる時代です。それを上手に活用することで、ちょっと敷居が高く感じるマインドフルネスも手軽に実践することができるようになるでしょう。
自分に合った方法を見つけて、マインドフルネスを実現できると良いですね。
(参考) NIKKEI STYLE|ジョブズや琴奨菊も実践 「マインドフルネス」の効果 nippon.com|スティーブ・ジョブズと禅-世界が注目する禅の実践効果 App Store|MYALO ~禅(瞑想)を科学して生まれたマインドフル・トレーニング~ Google Play Store|Zenify Google Play Store|瞑想なう