「努力しても報われない」「私だって努力してるのにどうしてあの人に勝てないの」なーんて思ったことがある人って、案外多いんじゃないでしょうか。どれだけ努力しても、その努力が結果に結びつかないときってありますよね。 ですが、それはあなたの努力の効率が悪いのかもしれません。結果にコミットするための努力のお話です。
「良い」努力と「悪い」努力
世の中には二種類の努力があります。それは「良い」努力と「悪い」努力です。 「良い」努力とは、努力した分だけきちんと結果が出る努力、そして「悪い」努力とは、努力しても結果につながらない努力です。 もしかしたらこれだけではイメージがつかないかもしれませんね。具体的な話をしましょう。 よく、テスト前に綺麗なノートを作る人がいます。たいそう手が込んでいて、誰が読んでも一目で内容が理解できるようなきれいなノートです。ですが、そのようなノートを作るのにかかる労力の半分も使えば、テスト範囲の問題集を解いて、その程度には、あるいはそれ以上にテスト範囲の内容を短い時間で頭に入れることが出来るでしょう。 これが悪い努力です。このような努力は「自分は頑張っている」という肯定感を得るためだけのもので、結果にはなかなか結び付きません。ではどのような努力をすればよいのでしょうか。
これが「良い」努力だ
「良い」努力をするために、まずは、努力を自己目的化するのをやめましょう。 「頑張ってる私(僕)ってカッコイイ」と思っているうちは、その努力が無駄な努力の可能性が高いです。努力はあくまで目的達成のための手段です。 ですので、まず努力をする場合は、必ず明確に目標を立てましょう。その目標のために必要なことは何かを考え、それをひたすらにやる、それが正しい努力のあり方です。 決して努力それ自体に意味を求めることのないようにしましょう。
自分の努力がどちらかわからない場合は……
とはいっても「え、今まで必要だと思ってたからやってたけど、この努力ってもしかしたら自己満足の努力?うーん、わかんないなあ……」と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。 私が思うに、「良い」努力と「悪い」努力の見分け方は、ひとえに結果でわかると思います。3か月も4か月も続けていてもなんの成果も上がらない努力はやはり少し自己満足のための努力のように思います。ある程度の忍耐は必要です。努力が結果に代わるまでには少し時間もかかります。ですが、目安として、3か月、続けても何も変わらない場合、一度、その努力を見直してみてください。 やってもやらなくても大差ないことに時間を割いていないか、不必要に苦痛を感じるだけで、なかなか結果につながらない努力はないか。わからなければ周りの人に相談してみるのも手です。努力というのは、自分がすればするほど主観的にしか考えられないものです。他人の冷静な目で見てもらい、ある程度他人を信用してみるのもいいでしょう。
*** どうでしたか?私自身、努力していたのになかなか結果に結びつかなかった経験があります。その時は、半年やってみて結果が出なかったので、ずっと信用していなかったアドバイスを試しにきいてみたところ、3週間で結果が改善したという経験も。時間がない時こそ、人に意見を聞き、効率よく、結果にコミットさせてみるのも手かもしれませんよ。
(参考) 税理士もりりのひとりごと|良い努力と悪い努力 U-NOTE|努力はあくまでも手段にすぎない。結果を出せる正しい努力の考え方。