7割が「行きたくない」と思っているが……“参加すべき二次会” の判断基準はこれだ!

仕事と割り切りやすい取引先との二次会ならまだしも、職場関係の飲み会のあと、二次会に参加するかどうか迷うビジネスパーソンは多いはず。

「行きたくない」「行く義務はない」「断ったら嫌われるかも」「断ったら出世できないかも」などと、いろんな考えを頭のなかで巡らせ、決断しては、「参加しておけばよかった」「参加しなきゃよかった」などと、後悔することも少なくないでしょう。

そこで今回は、迷ったら、ある基準を満たした二次会には行くべきというひとつの考えをもとに、二次会に行くべき納得の理由と、二次会参加で悩まないコツを紹介します。

二次会に行く人はどれくらい?

「マイナビ学生の窓口」が、2017年5月に社会人の男女300人を対象に、「職場の飲み会で二次会に誘われたら参加しますか?」と質問したところ、参加しないと答えた人は 240人(80.0%) 、参加すると答えた人は 60人(20.0%)だったそう。

また、ニュースサイト「しらべぇ」が2016年11月にインターネットリサーチ(Qzoo)で、全国20代~60代の男女1,362名から得た回答では、「二次会に参加する」と回答したのは全体の30.5%だったそうです。

参加しない人の主な理由は

・めんどう ・家庭がある

参加する人の主な理由は

・つき合いが悪いと思われたくない ・交流が広がる、深められる ・お酒が好きだから

これらの調査からは、参加しない派が断然多いと分かります。しかし、「みんな行かないなら、行かなくていいんだな」と結論づけるのは早いかもしれません。参加する理由のなかにある、「交流が広がる、深められる」は、科学的な根拠に裏づけられているからです。

二次会に行くべき納得の理由1:“共感脳”になる

マウスの共感様行動は、部分的に人の共感と共通の神経機構を介していると、確認されているそうです。

そのうえで、東京大学大学院薬学系研究科・薬品作用学教室の坂口哲也博士と池谷裕二教授ら研究チームは、マウスの実験で、アルコールを摂取することにより、仲間の痛みに対する共感様行動を強く示すようになると発見しました(雑誌『Nature Communications(8月30日オンライン版)』にて発表)。

アルコールを投与されたマウスの、仲間の痛みに応答する脳内の神経活動は、実際に自分自身が痛みを受けたときに応答する神経活動と類似していたのだとか。相手の体験を、まるで自分のことのように感じていたわけです。

同研究は、共感性の低下を特徴とする自閉スペクトラム症に対する、治療法開発の布石となることが期待されています。これを一般的な「飲み会」に置き換えると、普段は職場において“共感しあいにくい関係性”でも、お酒の席ではお互いの立場になりやすい、つまり関係改善に役立つかもしれない、と考えられるわけです。

また、何かしら改善へと導いてくれるキーパーソンに、二次会だからこそより密接に「悩み」を打ち明けられ、それに共感してもらえる、絶好のチャンスになるはずです。

二次会に行くべき納得の理由2:“本音”が聞ける

コミュニケーション研究家の藤田尚弓氏は、「ハシゴ酒をする(二次会、三次会へと流れる)理由は、その場にいる人ともう少し飲みたいということに集約される」と述べています。そして、それは“素の自分”と、“素の相手”の出現に関係するようです。

日本人は、自分の役割を演じるのが得意な民族なのだとか。「先輩としての自分」「後輩としての自分」「リーダーとしての自分」「部下あるいは上司としての自分」「しっかりした自分」「ポジティブな自分」といった役割のことです。

自分の役割への自意識は、強力な盾・鎧・パワーとなって自分を守ってくれますが、ときに壁となり、コミュニケーションを妨げてしまいます。“素の自分”を出せたら、もっとコミュニケーションが円滑になるかもしれないのに、なかなかそうできないのが日本人なのだそう。

しかし、飲みの席は、そうした抑制を緩和させる働きがあるといいます。一次会では“素の自分”を出し切れなかった場合でも、二次会へ進めばもう少し出せるかもしれません。もちろん周囲の人々も同じ。いわゆる段階を経て“各々の役割”を捨てられるというわけです。それにより交流が深まることは、大いに期待できるでしょう。

二次会に行くべき納得の理由3:客観性と処世術などを磨ける

365日中500回以上は飲み会に参加するという、株式会社GO代表の三浦崇宏氏は、お酒が飲めないのに、飲み会をつらいと思ったことはないそうです。

それは、同氏が仕事関係の飲み会(二次会含む)を客観的に捉えており、コミュニケーション術や処世術、コントロールのテクニックを磨き続けているからかもしれません。

お酒が飲めない人に対するアドバイスとして、仕事関係の飲み会では、「お酒が飲めるってうらやましいです!」「お酒が飲める人に憧れます」とコンプレックスを武器にして面白く語ってしまえばいい、と同氏は説いています。また、飲めないからこそ、アルコール以外のおいしいジュースもある二次会場所を率先して決めるなど、工夫しながら「会」をコントロールしていくのだそう。

そんな三浦氏いわく

率先して気を利かせて、その人の話に「それ面白いっすね~」ってあいづちを打って、客を幸せにするのが仕事でしょ? そこで自分が楽しもうとするほうがおかしい。
2次会の本質っていうのはね、「俺たちは2次会も行きたくなるくらい仲がいいんだよな」っていうメタメッセージなんですよ。だから行くだけでいいの。

(引用元:新R25 - 20代ビジネスパーソンのバイブル|コンプレックスを逆手に取れ。“酒が飲めないのに出世した男”の飲み会サバイバル

二次会は、苦手意識がある人もない人も、お酒が飲めない人も飲める人も、メタ思考や、ビジネスにおいて重要なテクニックを磨く場でもあるということなのです。

二次会参加で悩まないコツ

二次会に行くべき理由を3つ紹介しました。とはいえ、何でもかんでも参加すればいいというものでもありません。コミュニケーション研究家の藤田氏は、進んで参加すべき二次会として、以下を挙げています。

【ストレッサーがいない二次会】

相性の悪い上司や、どうしても気の合わない先輩・同僚など、ストレスを引き起こす要素(ストレッサー)がいる二次会は、気を使い(“素”を引っ込めて)自分の役割に徹してしまうと藤田氏はいいます。

逆に、その人物らが参加しない二次会、あるいは彼らと離れた場所にいられる二次会は、ストレスフリーな状態で“素の自分”を出し、普段はなかなか話せない人と交流を深めることができます。「ストレッサーと共感しあえるか挑みたい!」という方“以外”は、この判断基準で参加・不参加を決めてみてはどうでしょう。

ただし、避けていることが“あからさま”では角が立つので、悟られないようご注意を。

【近づきたい存在が参加する二次会】

尊敬する上司や先輩、距離を縮めたい同僚や後輩、もしくは関係を強固にしたい取引先の担当者などが参加する二次会は、自分を成長させる場になり、後のビジネス環境をスムーズにする潤滑油となるでしょう。たとえ、思ったように相手と会話できなくても、参加しただけで同じ時間を共有でき、距離を縮めたという“メタメッセージ”を送れるはずです。

*** 「二次会に行くべき納得の理由」と、「二次会参加で悩まないコツ」を説明しました。自分なりの判断基準を持ち、自分自身が選択のカードを握っていると考え、二次会を柔軟に捉えてみてくださいね。ただし、お酒の飲みすぎは体にも脳にも悪影響を及ぼすので避けましょう。

(参考) フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口|社会人生活・ライフ|職場の飲み会、二次会は参加する? 80.3%の社会人が「参加しない」と回答 ニュースサイトしらべぇ|勝ち組か?変態か?二次会に参加する割合が高い人の特徴 東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部|トピックス ダイヤモンド・オンライン|職場の飲み会で行くべき「2次会」の判断基準はこれだ 新R25 - 20代ビジネスパーソンのバイブル|コンプレックスを逆手に取れ。“酒が飲めないのに出世した男”の飲み会サバイバル

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