20代の内に身につけておきたい! 人と違うアイディアを生むための2つの基本。

新しいアイデアを出すのってなかなか大変ですよね。特に、何のとっかかりも無くゼロから発想しなければならないとなると、どうやって発想していいやら、その糸口すら全くわからない時も多いと思います。

今回は、そんな時に使えるアイデア発想法について紹介していきたいと思います。

NM法

まず最初に紹介するのは、NM法と呼ばれるアイデア発想法です。NM法は、創造するための手法について研究する創造工学研究所の所長であった中山正和氏が考案した発想方法で、考案者の頭文字を取ってNM法と言います。

どのような方法か見ていきましょう。発想のステップとしては次の通りです。

1、課題を決める 2、キーワード(KW)を決める 3、類比を発想する(QA) 4、アナロジーの背景を探る(QB) 5、アイデアをQBとテーマを結びつけて発想する(QC) 6、QCを使って解決案にまとめる

(引用元:日本創造学会|1.発散技法-類比技法[6.NM法]

これだけではわかりづらいと思うので、具体的に見ていきましょう。

1. 課題を決める これは、与えられる時と自分で設定しなければならない時があると思います。自分で設定する際には、できる限り明確なテーマを定めましょう。今回は「誰にもバレない貯金箱」というテーマを例にとってみます。

2. キーワード(KW)を決める 課題から、できるだけ抽象的なキーワード(KW)を見つけ出しましょう。今回であれば「発見されない」「貯める」などでしょうか。

3. 類比を発想する(QA) ここではKWから連想されることやもの、生物など自由に挙げてみましょう。例えば、 「発見されない」⇒ナナフシ、忍者屋敷の回転扉、隠し部屋、ウォーリーなど 「貯める」⇒ペットボトル、缶、箱、かごなど ここで挙げたことをQA(question analogy)と呼びます。

4. アナロジーの背景を探る(QB) 次に、今挙げたQAとKWがどうして結びつくのかを具体的に考えてみましょう。例えば、ナナフシに関しては、小枝などに擬態することで敵から「発見されない」ですよね。つまりここでは「なにかしらに擬態、偽装」することが重要だということです。ほかのQAに関しても同様に考えてみましょう。 ここで考えたことをQB(question background)と呼びます。

5. アイデアをQBとテーマを結びつけて発想する(QC) 最後に、今挙げたQBが今回のテーマである「誰にもバレない貯金箱」に生かせるかどうかを考えてみましょう。「何かしらに偽装」というQBは使えそうですね。このQBにより、「貯金箱を置く場所にあっても不思議ではないものに偽装した貯金箱」というアイデアが発想できます。このようにして、QBとテーマを結び付けていきましょう。アイデアが足りなかったら、もういちど、KWやQAを考えて、QBを増やしましょう。 ここで考えたことをQC(question conception)と呼びます。

6. QCを使って解決案にまとめる あとは、QC同士を組み合わせることで、一つのまとまったアイデアにします。

NM法はこのような流れで行うことができます。NM法で重要なのは、テーマとは直接関係のない、自由な発想でQAを思いつくことです。日常生活や今まで自分が経験したことの中から、いろいろ引っ張り出してみましょう。

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等価交換法

次にご紹介するのは等価交換法というアイデア発想法です。等価交換法は次のような手順に沿って行われます。

  1. 対象となるテーマを決める
  2. 対象と等価なものを見つける
  3. 等価なものを対象と置き換えて、そこから発想する
  4. 3で発想したことを利用してもう一度テーマを考えてみる

具体例を挙げて、順に見ていきましょう。

1. 対象となるテーマを決める 今回は、新しいジュースの容器を開発しようと考え、「(プルタブの)アルミ缶」をテーマとしましょう。

2. 対象と等価なものを見つける アルミ缶と等価なものとしては、ペットボトルが挙げられますね。

3. 等価なものを対象と置き換えて、そこから発想する ペットボトルといえば、キャップがあり、一度開けてもまた閉めることができますよね。また、細長く、一般的な缶よりは容量があります。一方で、リサイクル料金が比較的高いというデメリットもあります。このようにペットボトルのメリットやデメリットなどの特徴を挙げていきます。

4. 3で発想したことを利用してもう一度テーマを考えてみる あとは、ペットボトルの特徴をアルミ缶に生かせないかを考えてみましょう。例えば、(もう何年も前からありますが)プルタブではなくキャップ形式にしたアルミ缶にしてみる、など。

等価なものを見つけるのが難しいと思うかもしれませんが、等価なものといっても、厳密に等価なものというわけではなく、同じジャンルやカテゴリーの中から探し出して来ればうまくいくことが多いようです。あまり苦労することなく、等価なものは見つかると思います。

*** 今回は、NM法と等価交換法をご紹介させていただきました。アイデアを発想するのに行き詰まった時には、ぜひこれらの方法を利用してみてください。

(参考) 日本創造学会|1.発散技法-類比技法[6.NM法] アイデアキー|他の成功例からアイデアを考える「NM法」の使い方 ものづくり.com|NM法とTRIZの共通点 マネジメント研究所|等価交換法 魔法剣乱れ打ち【マネジメントと営業ノウハウ】|アイデアの出し方!チームで考える発想方や思考法 ものづくり.com|等価交換法 創造工学研究所

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