会議で発言したいことがあるのに、周りの目が気になって何も言えない。やってほしいことがあるのに、断られるのが怖くて結局自分で何もかもやってしまう……。

相手のことを気遣った結果、自己主張ができなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。とくに自分の考えが相手の意見と反対なら、なおさら言葉に詰まってしまいますよね。しかし、あまりにも自己主張をしなければ、冒頭のように色々な場面で苦労してしまいます。それではどのようにすれば、スムーズに自己主張できるのでしょうか?

今回は、相手を不快にさせない自己主張の方法をご紹介します。

「自己主張なし=意思がない」と誤解されることも

そもそも、なぜ自己主張することが大切なのでしょうか。それは、自分の意見を言わなければ、相手に何も伝わらないからです。

例えば、会話中に相手が突然黙ったとき、たいていの人は何を考えているのかわからないでしょう。相手は単純に次の言葉を探しているだけかもしれませんし、ただぼんやりと今日の夕食について考えているのかもしれません。同様に、あなたも自分の意見を言わない限り、あなた自身の考えていることは伝わりません。だからこそ、自己主張することはとても大切なのです。

とはいえ、自分の意見を言うのには勇気が必要ですよね。全く共感されることなく、わがままだと思われて嫌われてしまうかもしれません。では、どうすれば相手を不快にさせずに自分の意見を言えるのでしょうか?

実は、欧米人のコミュニケーションにその秘訣が隠されているのです。

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自己主張するために、相手の意見を尊重する

自分の意見に沿って、白黒はっきりさせるイメージがある欧米人。しかし、彼らは傍若無人なふるまいで、無理やりコミュニケーションを成立させているわけではありません。欧米人と仕事する機会が多いウォンツアンドバリュー代表・欧永井孝尚さんは次のように述べます。

多くの欧米人は、仮にその意見に反対であっても、「なるほど、あなたがそう考えるのはよく分る。私だったら、それをさらにこうすると思う」とか、「悪くないね。さらにこのようにできたら、もっとよくなると思う」というような言い方で、相手の立場を尊重した言い方をします。

(引用元:オルタナティブブログ|日本人がYes/Noを明確に言うことで、実は欧米人は結構傷ついている、という話+そんな欧米人と、円滑に仕事するには?

欧米人たちは、自分の考えを「主張する」ことはあっても、それを「通そう」とはしないのです。彼らは「自分と他人は違う」ことを意識し、相手の意見を尊重しています。お互いに相手の意見を尊重することが前提にあるので、安心して自分の意見を主張できるのですね。

では具体的に、どのようなことに気をつけてコミュニケーションを取ればよいのでしょうか?

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アイメッセージを意識しよう

自分の意見を述べる際、冒頭に「自分は」「個人的には」という言葉をつけるとよいでしょう。これらの言葉は「アイメッセージ」と呼ばれ、意見を言うときに付け加えることで「自分の意見」のみを相手に伝えられます。「ただの一意見として自分の考えを伝えるよ」という意思が伝わるので、相手はあなたの主張を受け入れやすくなるのです。

例えば、Aさんの意見に反対の意思を述べるときは、次のように言うとよいでしょう。

「Aさんの意見は、現状を打破するためにはとてもよいアイデアだと思います。ただ、私はAさんの意見では、完全に問題が解決できないと思います。そこで、私は○○をすればよいのではないかと考えます」

このように言葉を述べることで、「私はあなたの意見を尊重しますよ」という思いが伝わりますよ。

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自分の考えを伝えるということは、普段あまり自分を出さない人にとって、とても勇気がいることです。ぜひ、今回お伝えしたテクニックを使って、自分の考えを伝えてみてください。人とのコミュニケーションがさらにスムーズになるでしょう。

(参考)
オルタナティブブログ|日本人がYes/Noを明確に言うことで、実は欧米人は結構傷ついている、という話+そんな欧米人と、円滑に仕事するには?
MAG2NEWS|【アドラー心理学】相手のやる気スイッチを簡単に入れる「アイ・メッセージ」会話術
日系Bizアカデミー|自己主張が苦手なのは、考え方が間違っているから
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