会議中や相手にフィードバックをもらう場面で、「この人のコメントはなかなか鋭いなぁ」と感心することはありませんか。ではみなさんご自身はどうでしょう? 会議などで意見を求められたとき、パッと気の利いた一言を言えるでしょうか。

職場でも学校でも、発言の機会に鋭いコメントを言うことができれば、周囲からの評価が高まり、活躍できる機会がきっと増えるに違いありません。今回は、会議などで鋭い意見を言えるようになるための方法についてお伝えします。

「鋭いコメント」とはどういったものか

そもそも、「この意見は鋭いな」「気が利いたことを言うな」と感じさせるコメントには、いったいどのような特徴があるのでしょうか。

例えば、特徴の1つとして「視点が新しい」ということが挙げられます。自分では思いもつかない切り口からの的を射たコメントにはハッとさせられますよね。インパクトのあるユニークな発想は、聞き手の心に残りやすいものです。

また「簡潔である」というのも鋭いコメントに総じて見られる特徴ではないでしょうか。話の要点をつかむことができていると、相手へ説明するのにあれこれ余計な言葉を付け足す必要がありません。鋭いコメントが時にぶっきらぼうで歯に衣着せぬもの言いに聞こえてしまうのはそれが理由です。

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鋭い意見を言うために、著名人はどうしているか?

私たちが知っている著名人の中にも、鋭いコメントを言える人はたくさんいらっしゃいます。ここでは、気の利いた一言を言える人がどんなテクニックを使っているのかについて考えることにしましょう。

例として、スイーツに使われるイチゴのイメージキャラクターとしてとあるスイーツイベントに登壇した、タレントの壇蜜さんのコメントを挙げてみます。記者から他のタレントに関する場違いな質問をされた時、壇蜜さんは「他のタレントさんのことを公の場で言うのはみずみずしくないと思います」と返したのだそう。イチゴを想起させる「みずみずしい」という言葉を用い、関係のない話を穏やかに牽制する姿勢はとても印象的ですよね。

このように、その場に合ったキーワードを選んで適切なタイミングで発言できることは、鋭いコメントができるようになるための大切な要素です。ですが、そんな言葉の才能はないと感じている人も心配する必要はありません。これからの練習次第で、コメント力を向上させることは可能なのです。

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周囲を感心させる一言を言えるようになるための方法

では、私たちはどうすれば周囲の人を感心させられるような鋭いコメントを言うことができるのでしょうか。具体的な方法をご紹介します。

1. 自分の知識に基づいた意見を述べる

急に気の利いたコメントをしろと言われても、自身の得意分野とは異なる話題では難しいものですよね。そのような際に心がけたいのが、自分が持っている知識と結びつけて考えるという点です。

例えば、あなたが社内の人と自社製品について技術的な話をしているとします。ですが、実はあなたは管理系が専門で、技術面の細かい知識を詳しく知りません。このような専門外の話し合いであったとしても、人的リソースの観点やコストに関することなど、マネジメントの観点からは議論に参加することができますよね。「自分にはよくわからない」と放棄したり、「こんな話をしたら本筋から逸れてしまう」と恐れたりするのではなく、頭の中で話の要点と自分の知識を結びつけるようにしましょう。そうした経験を積むうちに、次第に鋭いコメントへ近づくことができるようになるはずです。

2. 「タテ軸」と「ヨコ軸」に分解する

ジャーナリストである竹田圭吾氏によれば、情報を「タテ軸(=時間軸)」と「ヨコ軸(=地理軸)」に置いてみるとコメントしやすくなるのだそう。

例えば、ある企画を進めていこうと会議をしている時、その企画内容を「タテ軸(=時間軸)」と「ヨコ軸(=地理軸)」に分解してみてください。そうすると、「タテ軸」では、自社で以前にも似たような企画があったのかどうかや改善すべき点はあるのか、といった点が思い浮かびますね。また「ヨコ軸」では、競合他社で同様の企画があるのかどうか、その対策はどうするべきかなどを提起することができるはずです。このように周囲の人に考えさせるような発言は、鋭い意見として捉えられるでしょう。

3. 良いところを探す

誰もが気づいていないような鋭いコメントをするには、相手の足りない部分を指摘すれば良いと考える方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、それのみではただ毒舌なだけで嫌な人になってしまいます。ですから、欠点を指摘する代わりに良いところを探して発言してみましょう。そうすることでも気の利いた鋭いコメントへとしっかりつなげることができますよ。

例えば、会議で同僚が発言した際に、その人の提案内容があまり良いものだとは思わなかったとしても、そのことをその通りに伝えることはしません。代わりに、「そのアイデアは顧客のニーズをきちんと捉えていますね」などと、別の捉え方をして良い点を伝えるようにしましょう。「良いですね」のような漠然とした相槌だけでなく、別の切り口から具体的な評価をすることができれば、「鋭いことを言うな」と思わせることができるでしょう。

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これまでにお伝えした通り、コメント力を鍛えるには、広い視野から物事を考えることが必要です。鋭い意見が言えると、ユニークなアイデアをもつ人物として周囲から重宝されるようになります。発言の際には、上記の方法をぜひ実践してみてください。

(参考)
PHP Online 衆知|鋭いコメントの秘訣は「一文で言い切る」こと
幻冬舎plus|壇蜜さんに学ぶコメント力
SankeiBiz|これは才能! とっさに面白く切り返すワザ 賞賛される「ウィットに富んだ一言」
タウンワークマガジン|あなたもできる!授業やSNS、バイトで「鋭いコメント」をするたった1つのコツ
nikkei BPnet|コメント力がコミュニケーションを豊かにする