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単語帳。
学生であれ、社会人であれ語学を学ぶ人の大半が使っていることでしょう。
語学のアドバイスでよく「単語帳ではなく長文読解を通じて覚えろ!」と言われますが、東大・京大などの難関大合格者でも必ず単語帳を使っています。
ならばきっと、単語帳を使うことには何らかのメリットがあるのでしょう。
ということで今回は、何故単語帳を使うのかについて改めて考えてみました。

badge_columns_1001711文章から覚えることには致命的欠陥がある

長文読解を通じて単語を覚えると単語の持つ微妙なニュアンスも理解できるという利点を持ちます。
これによってネイティブに近い、英語の感覚を養うことが出来るでしょう。
しかし、長文読解を通じて覚えるやり方にはいくつかの致命的欠陥が存在します。

一つの文章中で出てくる単語数が少ない
例えば、センター試験の長文問題は一題800語程度です。
その中には固有名詞やbe動詞、助動詞などが多く含まれる上、それらは繰り返し出てくるために1つの文章中でも初めて見る単語というのはとても少ないでしょう。
また、頻出ではないけれど必須という単語も多く、それらを網羅するには気の遠くなるような数の英文を読まなければならなくなります。
時間制限のある受験生や忙しい社会人にとってそのような勉強法はとても非効率的です。

覚えたかどうかを確認しにくい
復習のしづらさも長文から覚えることの弱点に挙げられます。
長文中では文脈から意味が推測できてしまうことがしばしばあります。
それによりはっきりと覚えていないのに覚えていると錯覚してしまいかねません。
また、たとえ重要でも登場回数の少ない単語は自然と忘れてしまいがちです。
中には受験までに一度きりしか遭遇しない単語というのも数多くあり、これでは確認も何もありません。

発音や別の意味、イディオムなどの暗記には弱い
文章中の単語は微妙なニュアンスまで理解することが出来ますが、あくまでこれはその語の意味の一つについてです。
どの言語においても多義語は存在し、その意味は関係性があるのでまとめたほうが覚えやすいということもよくあります。
こういった単語についても文章中で出てくるたびに覚えていてはとても非効率的です。下手をすると、同じ語なのに別のものと勘違いしてしまうということにもなりかねません。
また、文章中でわからないものを辞書で調べてたとしても、目的の意味にばかり集中してしまうので他の意味や発音、イディオムまで同時に覚えることは困難です。

Woman student in college library

苦手の文法を克服! TOEIC815点を獲得し、国際会議でスピーチ。英語力を大きく変えた3ヶ月の科学的トレーニング。
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badge_columns_1001711単語帳は時間のない人の味方

欠陥ばかり挙げましたが、長文読解を通じて単語を覚えるのはもちろん素晴らしい方法です。
とにかく数多く長文をこなすこと、これによって上に挙げたような欠点が克服され、この方法が目的とする英語力が身につくのです。
しかし、子どもの英才教育ならいざ知らず時間がない多くの人にとってそんなことをするのは不可能。
そこで、この問題を解決するのが単語帳になるのです。
単語帳の特徴は
多くの語の全ての情報(意味、発音、イディオム)を一度きりで載せていることです。
これによって頻出語も難関単語も漏れなく効率よく学び、復習することが出来ます。
受験までの時間制限がある上に他の教科にも時間を割かなければならない学生、本業の合間にしか勉強出来ない社会人など、時間のない人が効率よく勉強するための最強ツールこそが単語帳なのです。

***

いかがでしょうか。
語学の勉強はいかなるものにも共通するので、受験生であれば古文、大学生や社会人なら第2,3外国語の習得の際にも必ず役に立ちます。
この記事を通じて単語帳がいかに素晴らしいものであるかを再認識していただけたら幸いです。


京都大学農学部森林科学科所属。岐阜県立岐阜高校卒業。高校時代は剣道部、大学では体操部に所属。大の神社好き。年間60社以上参拝している。