皆さん、ノートは使っていますか。授業のノートを取らないといけない学生にとってノートが必需品であることは言うまでもありませんが、社会人の方々にとっても、ちょっとしたアイディアや会議での話をさっとメモするのに、ノートは便利なものだと思います。
ですが、「ノートなんて持たなくても、パソコンやスマートフォンがあれば事足りる」と考えている人も、中にはいることでしょう。
今回は、そんなデジタル派の皆さんのために、毎日の仕事が効率よく、かつ楽しくなる、機能的でユニークなノートを3種類紹介します。
これまでノートをもっていなかった人でも、きっとノートを使いたくなるはずです。また、ノートを使う習慣のある皆さんも、これを機にほかの人とは異なるユニークなノートに挑戦してみてはいかがでしょうか?
PC・スマホ派の人も「こだわりの1冊」をもつべき3つの理由
打ち合わせの記録や、アイディアの書き出し、企画書の下書きなど、仕事で必要な様々なメモ書き。これらのメモを、パソコンやスマートフォンにササッと入力して済ませる人は多いと思います。そういった方の場合、「手書きするなんて面倒」「パソコンやスマートフォンで入力したほうが、記録に残せる」といった理由から、ノートやメモ帳への手書きを避けているのではないでしょうか。
ですが、そのような考え方は今すぐ捨て去っていただきたいと思います。理由は次の3つです。
・手書きのメモも、デジタルデータに残せる。
皆さんはデジアナ文具というものをご存知でしょうか? その名の通り「デジタル」と「アナログ」の両方の特長を取り入れて作られた文具のこと。デジアナ文具を使うと、紙に手書きしたメモをスマートフォンやパソコンに取り込んで、デジタルデータとして保存することができるのです。
普段パソコンやスマートフォンを利用しがちな人も、それらのツールでは図や絵を自由にメモすることはできませんよね。その点デジアナ文具を使えば、手書きによってどんなメモでも残せるだけでなく、パソコンなどに取り込めばデジタルデータとして保存が可能。「手書きのメモは記録に残らない」という問題を解消することができるのです。
・脳を活性化するなら、手書きが鉄則。
私たちは手書きで文字を書く際、手指を繊細に動かす必要があるため、脳の多くの部分を働かせています。一方、パソコンでキーボードを打つときには、文字を書くときのような複雑な手先の動きは必要ないので、脳の活性度合いは手書きに比べて劣るのです。
また、これまでの研究から、手書きすることは理解度の向上や発想力アップにも効果的であることが分かっています。ノートパソコンで講義ノートをとった大学生に比べ手書きでノートを取った大学生のほうが、講義内容の理解度が高かった(理由は、ノートに手書きする際に頭の中で内容を反芻するため)という研究結果や、キーボードを使って作文した小学生よりも手書きで作文した小学生の方が、より多くの考えを生み出したという調査結果があるのだそう。
よりたくさんのアイディアを思いつきたいときや、クリエイティブな仕事をする際には、手書きをしない手はありません。
・こだわりのノートが、ビジネスパーソンとしての評価を上げる。
ノートやメモ帳は、普段の仕事で何気なく使うもの。「メモできればいい、使えればいい」といった基準でなんの変哲もない普通のノートを選ぶより、ちょっとでもこだわったほうが、仕事に対する思い入れは変わってくるのではないでしょうか。
また、打ち合わせの席などで、こだわりを感じさせるノートを使っていることをアピールすることができれば、同席した人から関心を持ってもらえることもあるでしょう。
以下で紹介するような機能的なノートを使えば、実際に仕事の効率や発想力のアップにつながるわけですから、デキるビジネスパーソンにますます近づくというわけです。
仕事の質を高めるおすすめノート3選
ここからは、皆さんの仕事の質を高めること間違いなしのおすすめノートを3種類ご紹介します。
1. Evernoteスマートノートブック
これは、高級手帳・ノートブランドとして知られるMOLESKINE(モレスキン)と、メモ書きなどのオンライン保存サービスであるEvernoteとのコラボレーションによって生まれたデジアナ文具。モレスキンノートに書いた文字や絵をEvernoteのアプリを使って写真に収めるだけで、そのメモをデジタル化して保存することができます。
傾きを直したり影を消したり、文字をくっきり見せたりと、写真には自動で補正がかかるので、写真撮影に気を遣う必要はありません。また、ノートに同封されているスマートステッカーという小さなステッカーを貼ってから写真を撮れば、「仕事」「アクション」「トラベル」などのタグを付けることができ、タグごとに情報を区別して保存することが可能。
高級ノートの代名詞・モレスキンをデジタルに使いこなすことができれば、周囲からも一目置かれることは間違いないでしょう。
■ MOLESKINE|Evernoteコレクション
2. ブギーボード
こちらは、薄さ3.2mm、重さ115gの小さな電子メモパッド。使いやすい8.5インチサイズの画面(※)に、専用のスタイラスを用いて自由にメモを書くことができる便利なツールです。(※8.5インチは182×125mm。ハンディサイズや大画面モデルもあり)
携帯性に優れているので、カバンの中に入れて持ち歩き、いつでもどこでも取り出してサッとメモを取ることができるのが特長です。上部のボタンを押すだけで書いたことをすぐに消すことができ、何度でも書き直し可能。耐久力も強く、約50,000回も書き換えることができます。
バラバラになりがちなメモ用紙を持ち歩かなくても、パッとひらめいたアイディアを即座に書き留めることができます。商談の際や打ち合わせの場面にも重宝するでしょう。
■ KING JIM STORE|ブギーボード
3. nu board
書いては消せるホワイトボードの便利さをノートに応用させたのが、このnu board(ヌーボード)です。
見た目はおしゃれなノートといった感じですが、開くとホワイトボードのようになっていて、ペンで書いたり消したりしてホワイトボードと同様に使うことが可能。少人数での打ち合わせや、ホワイトボードのない場所での商談、ブレストなどで大活躍してくれます。
nu board専用の極細ホワイトボードマーカーには、黒のほか赤・青・緑もあります。上手に使えば、図やグラフなども見やすく書くことができるでしょう。
■ Amazon|nu board
*** いつも使うノート。だからこそ自分のお気に入りを、スマートに使いこなしたいですよね。今回紹介したノートの中にピンときたものがあれば是非とも手に取ってみてください。
(参考) 欧文印刷株式会社|nu board(ヌーボード)シリーズ一覧 MOLESKINE|Evernoteスマートノートブックby Moreskineの使い方 KING JIM|boogie board 東洋経済ONLINE|仕事が速い人の「超効率」文房具ベスト8 STUDY HACKER|内容理解も、発想力も。やっぱりタイピングより手書きが効果的!? the guardian|Handwriting vs typing: is the pen still mightier than the keyboard? STUDY HACKER|成果を出す人はなぜ「手書き」を取り入れるのか。