充実した毎日のための『有限感』と『成功の定義づけ』の関係

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人生は有限だから、やりたいことをやるべきだ! 巷に流布するこのフレーズ、いつのまにか『有限』だけが頭に残って、焦りの感覚が染み付いてしまっていませんか。焦りは、リスクを避け、周囲と同じことをしていれば大丈夫という逃げの感情を生みかねません。本当にやりたいことをやるための、『有限』のとらえ方とは、どのようなものなのでしょうか。

 

『有限感』を持つ

 

日興證券引受本部(当時)やマッキンゼーで活躍され、現在はキャリア形成コンサルタントをされている伊賀泰代さんが、株式会社ラングリッチ代表の大竹智也さんとの対談で、こう言っています。

有限感を持ってるのって、やりたいことをやって生きてる人の共通点ですね。ネスレ・ジャパンの高岡浩三社長のご著書を読んだんですけど、お父さまが42歳で亡くなられたので、ご自分も若いときから、人生は42歳までだろうと思ってた。だから、やりたいことをやるのに躊躇がなかったと書いてありました。人生は有限だし、20代は確実に10年しかない。このことをもうちょっと、みんな、理解したほうがいいと思います。

[引用元:ジレンマ+|高卒でも一流企業に入れますか?:伊賀泰代×大竹智也【最終回】]

こうした「有限」といったキーワードが出てくると、大抵の人は、「有限だからこそなるべく失敗を減らして最短ルートで成功するべき」と考えるのではないでしょうか。ですが、伊賀さんは、

「できるだけ早めに、できるだけたくさん失敗する人生を目指そう」という考え方

[引用元:ジレンマ+|私が今、ぜひとも採用したい人:伊賀泰代×大竹智也【第1回】] だと言います。

偉大な業績を打ち立てた人、自分がやりたいことをやって充実した生活を送っている人。そうした一般に成功者と言われる人の多くは、数多くの失敗をしてきたからこそ今があるのだと語ります。有限感を持つことは、言い換えれば失敗を恐れないこと。 「人生には限りがあるからこそ、やりたいことをやらないともったいない」という気持ちで、失敗を恐れずなんにでも挑戦することが重要なのです。

 

選べる状態にまで基礎能力を高めていくことは重要

 

さらに、有限感を持ったうえで忘れてはいけないのが、「選ぶ」ことができる基礎能力を高めておくことだと、二人は指摘します。 有限感を持つことと焦ることは違います。自分の人生は有限だと意識すると、どうしても焦りが生まれ、気持ちばかりが先走ってしまいます。その結果、自分がやりたいことをやろうとするよりも、周囲の流れにとりあえず乗っておこうという気持ちになっても不思議ではありません。

自分はまだ勉強をしていたい、とぼんやり思っていても、でも自分だけ大学生のままでいていいのか、そろそろ働きだした方がいいんじゃないのか、皆就活しているし……。と皆がしている就活に流れてしまうように。大多数がしている選択に乗れば、その場では何かをしている気になれて、うまく自分をごまかし安心感を得ることができてしまいます。

しかし、それがしばらく続き「自分がやりたいことをできていない」と気づいた時にはもう引き返せないということは、悲しいかなよくあることです。それこそ有限の人生の無駄遣いと言えるのではないでしょうか。

こうしたいわば思考停止とも言える「選べない」状態から脱するためにも、基礎能力はある程度高めておく必要があるという訳です。勉強に限らず、気になる職種と同じような分野でアルバイトをしてみたり、その時にしかできない自分がしたいと思うことを一度は経験してみる、そうしたことの積み重ねが基礎能力へと収斂していき、やがてはいざという時に「選ぶ」ことができる自分へと変化していきます。

有限感を持ちながらも、基礎能力作りは焦らず、怠らずにやっておきましょう。

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成功の定義を自由に持つ

 

有限感を持てたとして、この気持ちを有効に使うにはどうしたらいいのだろう、と戸惑う人もいるかもしれません。最近流行しているのが、「やりたいことを仕事にする」、「夢を仕事にする」という考え方です。民間企業での宇宙開発を成功させ、TEDxSapporoなど各所で講演をされている植松努さんは、自身のFacebookにこう書いています。

夢は、だいすきなことや、やってみたいことです。 夢は、ひとつじゃないです。夢は沢山あった方がいいです。 と、ずいぶん沢山しゃべってきました。 しかし、僕の話を聞いた後も、「夢を一つ」にしたがる人がたくさんいます。 おまけに、夢=職業にしているケースが多いです。 でもね、夢=職業だったとしたら、 就職したら、どうすんの? 夢、かなっちゃうじゃん。

[引用元:facebook|植松努]

夢と言われると重く、難しく考えがちですが、家族と幸せに暮らすことも好きなことをやることも、自分がしたいと感じることは、すべて「夢」なのです。日常の様々なことに夢を見出していくことが、頑張るための原動力となります。 また、今人気の習い事、「IT×ものづくり教室Qremo(クレモ)」の渋谷校教室長である島田さんは、

例えばゲームの評価軸ってすごく多様で。難しい/簡単というものもあれば、気持ち悪い/面白い/可愛い/シュールっていうものもあるし、「成功」の定義がいろいろあります。 だからこそ、他人が決めた正解や成功に縛られず、「自分が納得しているかどうか」という自己評価を大切にできる。

[引用元:conobie|「自分で考え抜く力は、20年後の社会でも活きる」月300件問合せの人気プログラミング教室が伝えたい事] と述べています。

人生も同じで、「成功」の定義は様々でいいのですね。自分が納得しているかどうかを基準にして、たくさんの夢をひとつひとつ実現していくこと、それが有限な人生を充実したものにするための秘訣なのではないでしょうか。

*** いかがでしたか。 『有限感』をテーマに、個人それぞれの成功を手にして、充実した毎日を送るためのヒントをご紹介しました。焦ることなく、自分が幸せだと思える生活を送るための、参考にしていただけましたら幸いです。

参考 ジレンマ+|私が今、ぜひとも採用したい人:伊賀泰代×大竹智也【第1回】 ジレンマ+|未来の働き方は、“学校”では学べない?: 伊賀泰代×大竹智也【第2回】 ジレンマ+|高卒でも一流企業に入れますか?:伊賀泰代×大竹智也【最終回】 conobie|「自分で考え抜く力は、20年後の社会でも活きる」月300件問合せの人気プログラミング教室が伝えたい事 facebook|植松努


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。

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