東大・ハーバード出身者が5分あればやっている勉強法4選。超短時間で学習効率上げまくり!

東大生やハーバード生が “5分” あれば実践している勉強法01

仕事やプライベートが忙しく、理想とする勉強時間を確保できない――。何かを学ぶビジネスパーソンにとって、共通の悩みではないでしょうか。

その悩みを解消するひとつの方法は、「たった数分のスキマ時間」の活用。東大やハーバード大などの名門を卒業した優秀な人々も、スキマ時間の徹底活用にこだわっています。彼らは、たとえ5分程度の空き時間さえも、無駄にはしません。

今回の記事では、東大やハーバード大出身者が “5分” もあれば実践している勉強法をお伝えします。彼らはどのようなやり方で、たった数分の時間を勉強に費やしているのでしょうか。

1. 本を読む

東京大学を首席で卒業し、さらにハーバード・ロースクールへの留学経験をもつ山口真由氏(信州大学特任准教授)は、4分” の空き時間さえあれば、ためらわず本を開き勉強していると述べます。

たとえば、図書館で借りた本はエレベーターのなかで読み始め、1階に着くまでに重点的に読む箇所を判断するという徹底ぶり。忙しくても勉強量をこなしている人は、スキマ時間を自分のためにとことん活用する習慣があるのだと山口氏は語ります。

とはいえ、それほどまでに短い時間で読書をしても、集中できそうもないし、頭にも残らないのでは? そんな疑問をもつ人もいるかもしれません。じつは、脳科学の観点から言うと、時間が短く「制限されている状態」は、勉強に有利に働くのです。

精神科医の樺沢紫苑氏は、時間に制限のある読書は記憶定着に効果があると説明します。時間制限からくる緊張感が、脳の海馬や扁桃体と相互作用して記憶の固定を促す神経伝達物質・ノルアドレナリンの分泌につながるのだそう。

勉強における本の読み方としては、ゆっくりと読むよりもタイムリミットを設け、脳にプレッシャーを与えながら読むほうが効果があるのですね。いつどこでも開けるようにかばんに参考書などを入れ、5分程度の空き時間があれば読書に取り組んでみてはいかがでしょうか。

東大生やハーバード生が “5分” あれば実践している勉強法02

2. アウトプットをする

さらに山口氏は、“6分” のスキマ時間があれば、パソコンを開き論文などを書くと述べます。仕事や勉強、ちょっとしたメモに至るまで、1台のパソコンにすべての情報を集約し、それを常に持ち歩いているという山口氏。その習慣により、ほんの少しのスキマ時間も無駄にせず勉強できているのです。

そんな山口氏にならって、論文に限らず、覚えた内容を書き出すなどのアウトプット型の勉強に、スキマ時間を使ってみてはいかがでしょうか。

日本人初の「記憶力のグランドマスター」の称号を獲得した池田義博氏は、「書く」ことには「頭の中身を見える化」できるというメリットがあると語ります。たとえば、資格試験の教科書の内容をひと通り勉強したあとで、紙に書き出すというプロセスを踏めば、本当に漏れなく覚えたかどうかを確認することができるのです。

たった5分程度ではたいしたアウトプットなどできるはずがない、と思う人もいるでしょう。ですが、時間制限を設けることは、ここでもやはり意味をもちます。それは、覚えた内容を試験時間内にすばやく思い出す訓練になるということ。

実際の試験では時間が限られているため、知識をのんびりと思い出していては時間が足りなくなってしまいます。試験で求められるのは「すぐ引き出せる “使える” 記憶」。そういった有効な記憶を得るために、池田氏は1分間で覚えたことを書き出すトレーニングを推奨しています。

みなさんも、5分、いえ1分でもスキマ時間が生まれたら、勉強した内容を覚えているかどうか、書き出して確かめてみてください。

東大生やハーバード生が “5分” あれば実践している勉強法03

3. 問題集を見返す

“たった1分” を有益な勉強時間とする方法を、もうひとつ紹介しましょう。それは、スキマ時間の1分間で「問題集を見返す」というもの。

このやり方を実践しているのは、医師の吉田穂波氏。仕事と育児を両立させる多忙スケジュールのなか、勉強時間を捻出し、ハーバード公衆衛生大学院へ留学する目標を半年で達成した人物です。

吉田氏が勉強を成功させた秘訣は、たった1分の積み重ねにあります。吉田氏が1分の勉強で行なっていたのは、問題集を1冊に絞り、間違えた問題だけを繰り返し解くというもの。

まずは最初から最後まで解いてみて、間違えた問題に×をつけておきます。2回目以降は×のついた問題だけを解き、×がなくなるまで繰り返します。数をこなすことで、解答への道筋を理解し、頭に刷り込んでいくのです。

(引用元:THE21 ONLINE|1分の積み重ねで合格を目指す「超・効率」勉強法

すべてには目を通さず、間違えた問題だけを見返す。自分のわからない箇所だけを、重点的に復習する。吉田氏はこの方法をとり、家事や育児の合間の1~2分だけで勉強が完結できるようにしたと語ります。

1冊の問題集を徹底的にやり込むことで、最終的にすべての問題を理解したときに「自分のものにできた」という達成感を得ることにもつながる、と吉田氏。1分というごくわずかな時間でも積み重ねていけば、問題集を1冊制覇することも可能なのです。

たった1分でいいと思えば、誰にとっても実践しやすいはず。試してみる価値はありそうですね。

東大生やハーバード生が “5分” あれば実践している勉強法04

4. 暗記モノの勉強をする

たった数分で行なうのに適した勉強法として最後に紹介するのは、「暗記モノ」の勉強です。

医師として働きながらハーバード大学へ留学した経験をもつ猪俣武範氏は、「勉強内容によって使う時間を変える」という工夫をして、勉強の効率化を図っていたのだとか。長い時間を必要としない「暗記作業」は、移動時間やエレベーターの待ち時間などの数分のあいだにしていたと述べます。

こうしたスキマ時間は、日々の生活のなかで細切れに発生するもの。当然、スキマ時間とスキマ時間のあいだには間隔が空いているわけですが、この点が、記憶定着度を高めるうえで有効だそう。覚えたい内容を、まとまった時間を確保してその時間内だけで勉強するより、複数のスキマ時間を使いながら復習を重ねつつ勉強するほうが、記憶に残りやすいと猪俣氏は言います。

作業療法士の菅原洋平氏によると、脳には情報を入れてもすぐに学習できないという特徴があるとのこと。勉強と勉強のあいだに別の作業を挟むと、脳内では勉強した知識をほかの情報とつなぎ合わせる動きが始まるそう。その過程を経て初めて、“使える知識”として身につくのだとか。

専門知識を覚えたい、資格試験のため多くのことを覚える必要がある。そんなときは、まとまった時間に一気に覚えようとせず、日々の細切れ時間に少しずつ暗記するようにしてはいかがでしょうか。たった数分のスキマ時間に、コツコツと知識を積み重ねることが肝心ですよ。

***
5分足らずのわずかな時間でも、見過ごさず勉強に活用する。その小さな習慣の積み重ねが、勉強の成果を伸ばす秘訣になるのですね。

(参考)
STUDY HACKER|東大首席・山口真由さんが「4分」あればどこでも本を読む深い理由。
ダ・ヴィンチニュース|「本を読んだら忘れない」ための方法とは? スキマ時間を使って効果的な読書を!
脳科学辞典|ノルアドレナリン
STUDY HACKER|“記憶力日本一” の男の記憶術「3サイクル反復速習法」「1分間ライティング」がシンプルだけどすごい。
THE21 ONLINE|1分の積み重ねで合格を目指す「超・効率」勉強法
STUDY HACKER|社会人は「1日48分」を “◯◯” の勉強にあてよ。超多忙でも時間を確保する工夫とは
R25|「1つの勉強をじっくり」VS「違う勉強を同時進行」…脳をうまく使った効率的な勉強法は?

【ライタープロフィール】
青野透子
大学では経営学を専攻。在学中にたくさんの本に触れ、文筆業に憧れを抱くようになる。卒業後は情報・通信業の事務としてアルバイトをしながら書評ブログを書く。現在はライターの道に進むことに決め、日々勉強中。趣味は読書(文学・心理学)、カフェ巡り。

会社案内・運営事業

  • スタディーハッカー

    「STUDY SMART」をコンセプトに、学びをもっと合理的でクールなものにできるよう活動する教育ベンチャー。当サイトをはじめ、英語のパーソナルトレーニング「ENGLISH COMPANY」や、英語の自習型コーチングサービス「STRAIL」を運営。
    >> HPはこちら

  • english company

    就活や仕事で英語が必要な方に「わずか90日」という短期間で大幅な英語力アップを提供するサービス。プロのパーソナルトレーナーがマンツーマンで徹底サポートすることで「TOEIC900点突破」「TOEIC400点アップ」などの成果が続出。
    >> HPはこちら

  • strail

    ENGLISH COMPANYで培ったメソッドを生かして提供している自習型英語学習コンサルティングサービス。専門家による週1回のコンサルティングにより、英語学習の効果と生産性を最大化する。
    >> HPはこちら