1日130分のムダを発見できた! お手軽ノート習慣「行動記録」で時間ダイエットを。

行動記録で時間の無駄遣いが消える01

「1日24時間では足りない……」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。なかには、その忙しさに成果や結果が伴わないゆえフラストレーションを抱いている人もいるかもしれません。限られた時間を有意義に使うには、どうすればいいのでしょうか?

まずやるべきは、いまの自分の時間の使い方を見直すこと。そうすれば、削るべき無駄な時間が炙り出されてきます。そして「行動記録」という手法が、そんな時間の見直しに大いに役立つのです。

今回は、実際に行動記録を実践してみた筆者が、その方法や感じた効果などについて詳しく紹介します。

時間がないと悩む人が「綿密な予定を立てる」よりも先にやるべきこと

一分一秒も時間を無駄にしたくないと考える人の多くが、綿密な計画を立てようとします。しかし実際には、なかなか計画通りに事が運ばず満足の行く成果が得られなかった……と失敗に終わるケースが少なくありません。

綿密な計画を立てても失敗に終わる理由は、脳の特性にあります。医学博士の吉田たかよし氏によると、私たちの脳は、日々の記憶を自分の都合のいいように書き換えて定着させてしまうのだそう。

つまり、「無駄な時間の使い方はしていないはず」という人も、それはあくまで自分の記憶の中の話であり、実際にはまだまだ無駄な時間を使っている可能性があるかもしれないということです。こうした癖を自覚せずに綿密な計画を立てても、堂々巡りを繰り返すだけでしょう。

そこで吉田氏は、脳の癖を直すために、日々の行動の記録を残すことをすすめています。

「人の振り見て我が振り直せ」と言いますが、レコーディングの効果は「過去の自分の振り見て、今の自分の振り直せ」と言い換えてもいいでしょう。

(引用元:吉田たかよし (2019),『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』, 青春文庫. ※太字は筆者が施した)

それがつまり、今回の記事のテーマである「行動記録」なのです。

行動記録で時間の無駄遣いが消える02

「行動記録」の大きなメリット

行動記録とはその名の通り、「この時間帯はこんなことをして過ごした」という行動内容を時間軸に沿って残した記録のことです。吉田氏によると、1週間ほど記録するだけでも自分の癖が客観的に把握でき、必要な改善策が浮き彫りになってくるのだそう。

そのほかにも、次のようなメリットがあるとのこと。

  • 1日の脳機能のリズムが把握できる(例「午前中は元気が出ないが、午後から作業スピードが上がる」など)
  • 1週間のバイオリズムが把握できる(例「週の初めはダラダラと過ごしがち」など)
  • 先延ばしする心理状態を把握し、原因と問題が把握できる

ちなみに、『人生は1冊のノートにまとめなさい』の著者・奥野宣之氏も、日々の記録の一環として行動記録を残しているのだそう。スケジュールはデジタルで管理し、行動記録はノートに書き残すことで使い分けているそうです。

日々の行動記録については、ノートに直接書き込んでいくスタイルだけでなく、今は1日の行動記録を一覧できるエクセルで作った自作の「B5スケジュールシート」を使っています。これをノートに貼りつけて、寝た時間とか、やった仕事とか、食べたものとか、スーパーに行ったといった行動やそのとき読んでいた本、見たテレビ番組なんかを書いています。

(引用元:ダイヤモンド・オンライン|何を記録すれば活用できるのか?僕らがライフログを実践してわかったこと

行動記録で時間の無駄遣いが消える03

実際に行動記録をつけてみた

そこで筆者も行動記録をつけてみることにしました。実践にあたっては、吉田氏が提示した次のルールを参考にしました。

  • こまめに記録をつける(夜にまとめて書くのはNG)
  • 記号や略語を用いて、簡潔に書く
  • 時間のムダ使いをしたときは「言い訳」も記録する
  • 記録を見直す

行動記録に時間を奪われていては本末転倒なので、記録自体はシンプルなものでよいとのこと。ただし、失敗したときに自分を客観視するために言い訳を書くのが大切なのだそう。記録を見直す際は2色のペンを使い、時間をしっかりマネジメントできたところと反省すべきところを見やすくします。

そして上記のルールに加えて、筆者は行動記録に伴なう目標も2つ設定しました。

  1. 資格試験の勉強時間を1日最低60分確保する
  2. 1日15分以上の読書時間を設ける

メンタリストのDaiGo氏によると、記録には目標達成率を上げる効果があるのだそう。行動記録をつけるモチベーションにもなりますし、相乗効果を狙っています。

こちらが初日の行動記録です。

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青色は資格勉強あるいは読書をした時間、赤いマーカーは反省すべきと感じた箇所です。

初日からいきなりですが、自分がこんなにもネットサーフィンに時間を割いていることに気づいてしまいました……。週の初めでやる気が出ないこと、時間的に融通が利く在宅ワークの日であることを考慮しても、想像をはるかに超えています……。

次が、3日目の行動記録です。

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朝はやる気が出るまで時間がかかるのが筆者のリズムのようで、どうしてもネットサーフィンをしたくなります。そこで、起床時にベッドでニュースサイトを見るのをやめ、身支度を整えてから30分間だけネットサーフィンをしていいことにしました。

資格勉強は「資」、読書時間は「本」を丸で囲んで簡略化。時間だけを見ると資格勉強に60分捻出できていますが、章末問題に割く時間は足りず……。また、読書時間を強引に入浴時にあてている点も改善の余地があるかもしれません。

そして、こちらが5日目の記録です。

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資格勉強の目標である1日1時間は余裕で達成し、「朝=前日に勉強した範囲の過去問を解いて復習」「昼=テキストの読み込み」「夜=テキストを読んだ範囲の章末試験」というリズムを確立しました。

驚くべきは読書時間です。暇ができるとタブレットを手にする癖を活かし、電子書籍で読書するようにしたところ、読書時間が飛躍的に増えました。外出中は移動や待ち時間などでスキマ時間ができることが多く、これを活かせる手はないかと考えた結果です。本来はネットサーフィンのためにタブレットを手にしていたのですが、最初の誘惑さえ断ち切ればスムーズに読書に移れます。

「行動記録」をつけてみたら、無駄な時間を130分も見つけられた

筆者の無駄な時間の使い方は2つ。「買い物や外食時の店選びに時間がかかること」、そして「ネットサーフィン」でした。なかでもネットサーフィンは問題でしたが、初日にそれを自覚できたことで、最終的には50分まで減らすことに成功しました(※完全にネットサーフィンをやめるのは難しいため、朝の30分とSNSを見る15分だけはOKということにしています)。

そして、130分もネットサーフィンの時間を減らしたにもかかわらず、読書も資格勉強も楽しいためか、特にストレスは感じません。つまり、130分のネットサーフィンは、筆者にとってあってもなくてもいい時間だったのです。

なんとなくインターネットを見ている自分を自覚しなかったら、「削れる時間がないから」と徹夜で勉強時間を捻出していたかもしれません。最終的には、勉強や読書にあてる時間を無理なく確保できるようになりました。今後は、作業ごとにかかる時間も意識して、非効率な仕事の進め方をしていないかも見直したいと考えています

***
行動記録が、時間の使い方を変えて、あなたのライフスタイルまで変えてくれる可能性があります。ぜひ試してみてくださいね。

文 / かのえかな

(参考)
吉田たかよし (2019),『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』, 青春文庫.
ダイヤモンド・オンライン|何を記録すれば活用できるのか?僕らがライフログを実践してわかったこと
Mentalist DaiGo Official Blog|自分を操る超記録術〜計画より記録が目標達成率を上げる!

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