もっとゆとりを持った1年にするために――「2020年にしないこと」10個考えてみた。

2020年のしないことリスト01

新年明けましておめでとうございます。昨年はどんな年だったでしょうか?

昨年の振り返りを踏まえ、「今年はこれをやるぞ!」と意気込んでいる人も多いかもしれません。でも、今年の目標を達成するための余裕や時間を作るためにも、まずは「しないこと」を決めてみませんか?

筆者自身が作った「2020年のしないことリスト」も紹介しながら、「しないこと」を決めることの大きな魅力を説明していきます。

「しないことリスト」の魅力

StudyHackerではこれまでも、「しないことリスト」に関連した記事をいくつか配信し、そのたびに大きな反響を得てきました。

大事なのは “やらないこと” を決めること。「しないことリスト」で人生に余白を。
自己肯定感が下がりがちな私が「10のしないこと」考えてみた。
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しないことリストは、“元日本一有名なニート” ことpha氏の著書『しないことリスト』によって注目を集めました。pha氏は、この本の執筆のきっかけを次のように語っています。

書店には『○○すべき』といった内容の本があふれていますが、強迫観念に駆られると疲れてしまう。むしろ『しないこと』のほうが大事だと言いたかったんです

(引用元:日経doors|私たちが本当に必要なのは「しないことリスト」だった

書店に限らず、すっかり身近になったSNS上などでも、私たちは「〇〇しなければならない」「〇〇すべきだ」という言葉にさらされています。「しないことリスト」を作ることは、そういった強迫観念から解放され、本当に自分のやりたいことと向き合う良い機会なのです。

2020年のしないことリスト02

さらに、しないことを決めるという手法は、じつはビジネスの現場でも用いられています。知的生産研究家でショーケース・ティービー取締役COOの永田豊志氏は、企業方針としての「選択と集中」という概念を紹介しています。

一見すると「ひとつのものを選択して、それに集中する」と解釈しそうになりますが、大事なのは「何をやらないかを決める」という部分です。たとえば、永田氏は「選択と集中」を実践している企業として、「ゲームや遊び以外はやらない」と決めている任天堂や、「シャンプーはしない」を貫く1,000円カットの理容チェーンを紹介しています。そうした方針が、不況時の際の安定した経営にもつながるとのこと。

企業の例を見ると、「しないことリスト」は窮地に立ったときに特に効果を発揮することがわかります。苦しいときに無理なアクションを起こすことなく、不要なことを排除して、自分たちの得意なことをきちんとやれるようにする。これは個人で作る「しないとこリスト」にも通ずるかもしれません。

筆者も「2020年のしないことリスト」を作ってみた

というわけで、年明けに合わせて、筆者も「2020年のしないことリスト」を作ってみました。

2020年のしないことリスト03

個人的な話ですが、筆者は今年フリーランス1年目。そのため、仕事とプライベートの切り分けやスケジュール管理の反省が表れた「しないことリスト」となりました。この中からいくつか紹介していきましょう。

まず、1の「やりたい / やりたくない軸で考えない」は、コロンビア大学ビジネススクール上級講師のウィリアム・ダガン氏の言葉を参考にしました。

ダガン氏は、「私たちは『自分は何をしたいのか』と『自分は何ができるのか』の2つが交差するところで生きている」と述べています。そして、かの有名なアインシュタインの言葉を引き合いに「『最大の努力をすれば何とか達成できること』に取り組むべき」とアドバイスしています。“やりたい” わけではないけれども “できる” こと――それに対してきちんと取り組むこともまた大切なのです。

そこで、そもそも「やりたい / やりたくない」で考えないようにしようと思いました。具体的には、「気分が乗らない」→「やりたくない」ではなく、「気分が乗らない」→「場所を変える」など、意識をずらす形で物事に取り組んでいきたいですね。

また、6の「予定を埋めすぎない」は、自分の見積もった作業時間と実際の作業時間のズレをもとにしています。

ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長の横田尚哉氏の調査によれば、「100時間」として見積もった仕事のおよそ8割は「131~164時間」かかるとのこと。私たちの作業時間の見積もりは、それほど当てにならないのですね。スケジュールに余白を残しておくことで、締め切りオーバーも防げそうです。

このように、全体を見てみると、「仕事へのモチベーションを保つためのしないこと」「自分自身のキャパシティを把握するためのしないこと」が多くありました。これらはどうしようかと何となくモヤモヤとしていたことなのですが、「しないこと」という観点を持つだけで、具体的な行動まで落とし込むことができました

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「しないことリスト」は、「することリスト」と比べてプレッシャーが少なく、また自分の身の丈にあった行動が出てきます。「毎年、抱負が達成できないでいる……」という人も、「しないことリスト」を作ることで活路が見出されるかもしれませんね。ぜひみなさんも「2020年のしないことリスト」を作ってみてください!

文 / 谷口亮祐

(参考)
日経doors|私たちが本当に必要なのは「しないことリスト」だった
ITmedia エンタープライズ|任天堂は「やらないこと」で目標を達成した
ダイヤモンド・オンライン|「好きを仕事にしなさい」に従ったら絶対ダメな理由
プレジデント・オンライン|時間の見積もりをどうするか? -「仕事が忙しい!」の9割は思い込みだった【2】

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