自己肯定感が下がりがちな私が「10のしないこと」考えてみた。

自己肯定感を下げないための「10のしないこと」リスト01

自己肯定感がそれほど高くない状態で「自分を好きになろう!」「自分にもっと自信を持とう!」と思おうとしたところで、それが簡単にできれば苦労しませんよね。

そんなときは、「~しよう」と自分に義務を課すのではなく、自己肯定感を下げる言動をリストアップし、それらを「しないようにする」のはいかがでしょうか。自己肯定感は、日頃のちょっとした言動で下がってしまうものです。それらをしないようにすれば、あなたの自己肯定感も回復させられるかもしれませんよ。

そこで、自己肯定感が下がりがちな筆者が「10のしないこと」を考えてみました。

人生において自己肯定感がこれほど重要なワケ

そもそも、自己肯定感とは何なのでしょうか。精神科医の水島広子氏は、「自己肯定感=自分を大切にする気持ち」だといいます。

「自己肯定感」とは、「優れた自分」を誇りに思うことではありません。「ありのままの自分」をこれでよいと思える気持ちです。

(引用元:水島広子(2015),『自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法』, 大和出版. ※太字は筆者が施した)

“他人と比べて優れているかどうか” は問題ではありません。“他人は他人” “自分は自分” と自分軸で考え、デキる自分もデキない自分もそのまま受け入れられている状態が、自己肯定感が高いといえるのです。

逆に、自己肯定感が低いと次のような特徴が現れると指摘するのは、心理カウンセラーの中島輝氏。

  • 過去の失敗へのこだわりやトラウマのせいで行動できない
  • 他人との比較や劣等感の意識が強い
  • いつも「できない」と思ってしまう
  • 周囲への依存度が強い
  • 人のために頑張ることができない

自己肯定感が低い人は、失敗を極度に恐れてしまうため、新しいことに挑戦するチャンスを逃しやすいのだそう。そして、「誰かのために役立っている」という実感を持てる機会も奪われるので、継続力も発揮できません。これでは成長が止まってしまいますよね。中島氏によると、こうした思考がループ化するのも、自己肯定感が低い人の特徴とのことです。

日本人の自己肯定感の低さは、内閣府も注視しています。満13~29歳の男女を対象にした、内閣府の『子供・若者白書(令和元年)』では、「自分自身に満足している」という質問に対して「そう思う」と回答した日本人は、わずか10.4%でした。韓国やイギリス、ドイツなどは30~40%台、アメリカに至っては57.9%もの人が「そう思う」と回答しているため、日本人の自己肯定感がいかに低いかがわかりますね。

あなたは、はっきりと「そう思う」と答えられますか。自己肯定感が下がりがちだと感じたら、自分の中でネガティブな思考がループ化していないか振り返ってみるといいかもしれません。そこで役立つのが、自己肯定感を下げる言動をなくすための「しないことリスト」です。

自己肯定感を下げないための「10のしないこと」リスト02

自己肯定感を下げないための「しないこと」考えてみた

じつは筆者も自己肯定感が下がりがちなひとりです。そこで、「10のしないこと」をリスト化してみました。

自己肯定感を下げないための「10のしないこと」リスト03

自己肯定感が下がると「自分なんて……」と思いがちです。そのため、他人からほめられても、「そんなことないです……」と素直に受け取れないこともしばしば。しかし、産業カウンセラーの植西聰(うえにし・あきら)氏は、ほめ言葉は素直に受け取ったほうが、相手にいい印象を与え、自分の自信にもつながるといいます。2~4項目めも、「自分なんて……」という考えから来ている、自己肯定感を下げかねない習慣でした。

植西氏によると、失敗への恐れは、失敗を繰り返すことによって「どうせやっても無駄だ」と思ってしまう “学習性無力感” から来ているのだそう。しかし、本来ならば、何回成功したかという「打率」より、「打席に立ち続けること(あきらめないこと)」のほうが大切だといいます。

極端なことをいえば、10通りの方法を試して、一つ自分に合ったやり方が見つかればラッキーくらいの気持ちで取り組めばいいのです。

(引用元:植西聰(2019),『自己肯定感を育てるたった1つの習慣』, 青春出版社. ※太字は筆者が施した)

学習性無力感は、周囲の基準で行動する癖を生み、“自分” という行動軸を奪います。そのため、「すべきこと」に振り回され、「したいこと」がわからなくデメリットも招くのです。7~10項目めも、周囲の目を気にしすぎることによる負のループだと感じたので、リストアップしてみました。

自己肯定感を下げないための「10のしないこと」リスト04

「10のしないこと」をリスト化してみて思ったこと

自己肯定感を下げないための「10のしないこと」をリスト化して感じたのは、「自己肯定感の低さは、自分だけの問題ではなく、周囲にも影響を与える恐れがある」ということです。

たとえば、仕事で頼み事を断れずにいたら、やがて自分のキャパシティを超えて、相手に迷惑をかける可能性があります。自虐や卑屈な言葉も、たまにジョーク混じりに言うくらいであれば笑って済ませられるかもしれませんが、それが慢性化したらうんざりされるでしょう。

また、自己肯定感の低さは、相手の心情や能力、長所などを決めつけてしまう恐れがあると、前出の水島氏は指摘します。たとえば、仕事ができる同僚を見て「才能に恵まれてうらやましい」と思っても、本人は多くの悩みを抱えていたり「助けてほしい」と思ったりしているかもしれません。自分と同様に、他人にも苦手なことや劣等感があるという事実を、忘れてしまうのです。

自己肯定感の低さは、そんな「相手の事情」すら考えてあげることができない、余裕のなさを作ってしまうと言えます。

(引用元:水島広子(2015),『自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法』, 大和出版.)

「ありのままの自分を受け入れる」というのは、自分が関わる人たちにとっても同じことだといえます。誰もが足りない部分があるからこそ、迷惑をかけることもある。そこを許し合えば、よりよい人間関係が形成できるかもしれませんね。

***
しないことリストは、自分の基準で作ることが大切です。あなたもご自身の言動を振り返り、自己肯定感を下げないために「しないこと」をリストアップしてみましょう!

文 / かのえかな

(参考)
水島広子(2015),『自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法』, 大和出版.
東洋経済オンライン|自己肯定感が低い人に表れる危ない5つの特徴
内閣府|令和元年版 子供・若者白書
植西聰(2019),『自己肯定感を育てるたった1つの習慣』, 青春出版社.

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