東大卒弁護士・山口真由さんの「7回読み勉強法」がやっぱり最強だった【2018年人気記事1位~3位】

2019年を迎えて気持ちも心機一転、「今年こそ勉強や仕事を頑張ろう」「最高に密度の濃い1年にしよう」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。新年が始まったばかりのちょうどこの時期は、1年の目標を立てたり新たな習慣形成にチャレンジしたりと、気力も大いに充実しているはずです。

そこで今回は、昨年2018年の1年間にStudyHackerで公開された700以上の記事の中から、最も反響が大きかった人気記事10傑をピックアップ、その内容をダイジェストでご紹介します。あなたの人生を充実させる朝や夜の習慣、仕事がデキる人とデキない人の決定的な違い、勉強が圧倒的に捗る超効率的勉強法などなど、今のこの時期に知っておくにはもってこいの情報が盛りだくさんですよ。

ここからは、いよいよ第3位から第1位のご紹介です。見事トップに輝いた “最も反響の大きかった” 記事とは?

※第10位から第7位はこちら 第6位から第4位はこちら

【第3位】脳に「ゴミ」が溜まる3つの最悪習慣。今すぐ改善すべきは就寝前の “あの行動” だった。

体に老廃物が溜まると健康に害が出るように、脳に老廃物(=ゴミ)が溜まると、記憶や学習に大きな悪影響が及ぼされてしまいます

その “脳のゴミ” とは「βアミロイド」。認知症発症の原因物質とも指摘されています。認知症と言えば高齢者というイメージですが、働き盛りの20代や30代にも決して無関係な話ではありません。国際科学雑誌BRAINに掲載された、ノースウェスタン大学フェインバーグ医科大学の研究によれば、認知症の6~7割を占めるアルツハイマー病の原因プロセスが、なんと20代から始まっていることが示唆されたのだそう。つまり、20歳の若者の脳にも「βアミロイド」が蓄積している部位が存在していると判明したのです。

そして、この超危険な脳のゴミを溜めてしまいがちな最悪習慣が次のようなもの。皆さんも、ついやってしまってはいませんか?

1. 質の悪い睡眠

脳には主に「神経細胞(ニューロン)」と「グリア細胞」が存在していますが、睡眠中はそのグリア細胞が縮み、神経細胞の周囲に「大きな隙間」をつくり出すとのこと。 それによって脳内のリンパ液代わりになっている脳脊髄液が老廃物を回収し、静脈に沿って脳外へと運び出しているのだとか。つまり、睡眠不足は、脳がデトックスする機会を失うことになるというわけです。

(引用元:StudyHacker|脳に「ゴミ」が溜まる3つの最悪習慣。今すぐ改善すべきは就寝前の “あの行動” だった。

睡眠の質が低いほど「βアミロイド」の蓄積が多いことは、さまざまな臨床データでも明らかになっています。睡眠不足が心身や脳に悪いことは容易に想像がつきますが、まさかこんな危険まではらんでいるなんで、驚きです。

2. 糖質過多

糖尿病患者のアルツハイマー病発症率は、そうではない人の2倍にのぼる——15年間にわたる九州大学の追跡調査で明らかになった事実です。なぜ、糖尿病とアルツハイマー病に関係があるのでしょうか? なぜ、糖尿病だと脳のゴミが溜まりやすくなるのでしょうか?

通常、血糖値が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが放出され、血糖値を下げてくれます。しかし、過度に血糖値を上げる飲食を繰り返していると、インスリンが効かなくなってしまうのだとか。これを「インスリン抵抗性」といいます。 この状態が進むと、血糖を下げるためにより多くのインスリンを必要とします。分泌されたインスリンはインスリン分解酵素によって分解されますが、その酵素は「βアミロイド」分解の役割も担っているのだそう。 しかし、インスリン抵抗性の増大でインスリンが多くなると、その分解のためだけに酵素が消費されてしまうので、放置されたβアミロイドが蓄積してしまう――というわけです。

(引用元:同上)

甘いものを常飲常食してしまってはいませんか。その習慣が、脳にゴミが溜まる原因になってしまっているのだとしたら、絶対に我慢するべきです。10年後20年後に、ツケが回ってくる危険性があるのですから。

そして3つめの最悪習慣は、皆さんが幼少期から夜寝る前に必ず行なっている “あの行動” と関係があります。あのやり方がちょっと間違っているだけで、脳にゴミが溜まりやすくなってしまうのです。

脳に「ゴミ」が溜まる3つの最悪習慣。今すぐ改善すべきは就寝前の “あの行動” だった。

【第2位】仕事がデキる人の3つの特徴。仕事がデキる人は「○○○○」と言わない

仕事をするビジネスパーソンであれば、誰だって「デキる人」と思われたいものです。では、「デキる人」の定義とは何なのでしょうか? もちろん、その定義は職種によって違うはずです。営業であれば「誰よりも営業成績を残せる人」でしょうし、企画職であれば「誰よりも優れたアイデアを出せる人」でしょうし、経営者であれば「会社をぐんぐん成長させられる人」でしょう。でもどうやら、そんな彼らにはある共通点があるようです

1.「一言でまとめる力」がある

『新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法』の著者である侍留啓介氏によれば、マッキンゼー・アンド・カンパニーの一流コンサルタントたちには “ある口癖” があるのだそう。それが「一言で言うと」というもの。

・あなたのビジネスを一言で言うと、どういうものですか? ・あなたは、組織の中で、どんな役割を担っていますか? ・あなたが扱う商品やサービスは、マーケットにおいてどんな強みを持っていますか? ビジネスの現場には、そんなさまざまな問いが溢れていますが、賢い人、優秀な人はた いてい「一言」で語ることができます。

(引用元:ダイヤモンド・オンライン|仕事ができる人の口癖は「そもそも」と「○○」

そもそも、何かを一言で言い表せるというのは、物事をしっかり理解したうえで、それを自分の言葉でしっかり言語化できる能力があるということ。物事の本質を見極めようと、普段から “深く考えまくっている” 良い証拠ですね。

2.「数字」を使って考えられる

第5位『「昨日から1ミリも成長できない人」がやりがちな4つの悪習慣』でも言及されていた「数字」の話が、ここでも出てきました。やはり「デキない人は数字を使えない」「デキる人は数字を使える」というのは、まぎれもない事実であるようです

“ビジネス数学の専門家” である深沢真太郎氏は、ビジネスにおいては、どれほどの成果を挙げたのかや、効率の良い仕事をしているかどうかが重視されていると言います。そんな中、自分がいかに頑張ったかをアピールするには数字を使って伝えることが必要。仕事がデキる人になるには、自分の成果を数字によって明確に表現することが不可欠なのです。

(引用元:StudyHacker|仕事がデキる人の3つの特徴。仕事がデキる人は「○○○○」と言わない

3.「忙しい」と言わない

口癖のように毎日「忙しい」と言ってしまってはいませんか。そんな自覚がある人は、次の考察を読むとドキリとするかもしれません。

企業研修を手掛けるベンチャーマネジメントによると、「忙しい」と言う人は、仕事の効率が悪いがゆえに、大量の仕事をこなさなければならなくなり、結果的に忙しくなっているのだそう。

(引用元:同上)

忙しいのは、あなた自身の仕事の進め方が最悪である証拠にほかなりません。面倒そうだからと重たいタスクを後回しにする。トラブル回避能力がなく、いつも無駄な仕事をやるはめになる。計画の立て方が下手で、時間に追われる原因を作ってしまっている。これでは「デキる人」になれるはずなどありません。本当に有能な人は、「忙しい」とは言わずに仕事をどんどん前に進めていくものなのです

仕事がデキる人の3つの特徴。仕事がデキる人は「○○○○」と言わない

【第1位】最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】

堂々の第1位に輝いたのは、テレビなどでも有名な山口真由氏へのインタビュー記事でした。

山口氏は、東京大学法学部を首席で卒業、大学3年次に司法試験合格、翌年には国家公務員Ⅰ種に合格、在学中4年間を通じて学業成績「オール優」で総長賞を受賞、ニューヨーク州弁護士資格も取得など、誰もが羨む輝かしい経歴をお持ちの “天才” です。そんな彼女の “最速で確実に結果がついてくる” 勉強法は、意外にも非常にシンプルなものでした

まず第一に、記憶というものは才能ではなく反復と継続で定着すると考えています。その理屈から、わたしの勉強法は、学ぶべき内容が詳細にカバーされた網羅性が高い1冊の本を繰り返し読むことで記憶に定着させるのが基本的な考え方となります。金銭的な負担も少ないので、ある意味では誰にでも公平に勉強を開始できるという前提に基づいていると言っていいかもしれません。

(引用元:StudyHacker|最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】

そう語る山口氏は、同じ本を「7回読む」ことをすすめています。ここでのポイントは、1回1回をしっかり読むのではなく、薄くさらさらと読み流すことを複数回繰り返すということ。

先に簡単にまとめると、まず1~3回目は見出しなどを拾いながら読み流します。これを「サーチライト読み」と呼び、本の全体像をつかんでいく作業。次の4、5回目は「平読み」と呼び、重要キーワードを意識しながら普通のスピードで読んで要旨をつかむ。1~3回目で全体像を捉えているので、内容はより頭に入りやすくなっているでしょうね。そして、6、7回目は「要約読み」と呼び、内容を頭で要約しながら読んでいきます。この方法で1冊の本を7回読めば、その内容を頭のなかに写し取ることができるというロジックです。

(引用元:同上)

ノートを広げて何かを書き写す必要もないため、ちょっとしたスキマ時間や通勤通学時にも気軽に取り組める勉強法と言えそうです。2019年の勉強に “確かな結果” を求めるのならば、この「7回読み勉強法」を実践してみる価値は充分すぎるほどありますよ。

最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】

*** 以上、2018年に最も反響が大きかった人気記事上位10傑をダイジェストでご紹介してきました。

この2019年、皆さんはどんな年にしたいですか? 勉強も仕事もプライベートもよりいっそう充実するといいですね。

※第10位から第7位はこちら 第6位から第4位はこちら

(参考) StudyHacker|脳に「ゴミ」が溜まる3つの最悪習慣。今すぐ改善すべきは就寝前の “あの行動” だった。 StudyHacker|仕事がデキる人の3つの特徴。仕事がデキる人は「○○○○」と言わない ダイヤモンド・オンライン|仕事ができる人の口癖は「そもそも」と「○○」 StudyHacker|最速で確実に結果がついてくる「7回読み」勉強法——東大首席卒・NY州弁護士 山口真由さんインタビュー【第1回】

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