アイディアの枯渇……。悩んだときに試してほしい5つのこと

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どうしてもなにも思いつかない、何を考えても今までの二番煎じに感じられる時ってありませんか。小説家や画家などクリエイティブな職種の人に限らず、企画書を出したり、新しいサービスを作り上げたりする仕事をしている方にとっても、アイディアの枯渇は大問題だと思います。 そこで、普段コラムを書いている私が、アイディアが出なくなった時に試している5つのことについてのお話です。

 

人と話す

 

まずは人と話すこと。自分だけで考えていると、自分の興味の幅でしか物事を考えないので、どうしても思考パターンが決まってきてしまいます。そこで大事なのが人としゃべること。 その話とは現在自分が悩んでいる企画などに関係なくてもかまいません。むしろ他からの刺激を受けるという意味ではその話をしないほうがいいとも言えます。相手が今どんなことに興味があるのか、今日何をしたのか、最近の流行についてどう感じるか、そんな世間話を10分するだけでも十分な刺激になるはずです。

 

本を読む

 

悩んだ時こそ読書をしましょう。読書はやりようによっては人と話す以上の刺激を得ることができます。例えば現代小説でなく時代小説を読めば、現代とは違うものの考え方に触れることができますし、また普段日本の本ばかりよんでいるならばたまには外国小説にも挑戦してみましょう。国境を越えた異文化交流ができるはずです。うんと年配の方と話したり、外国の人と話すというのはハードルも高くなかなか一歩を踏み出せませんが、本を読むだけならば気軽に一人でもトライできますよね。 また、たった6分間の読書でも抱えているストレスの60パーセント以上が解消されるという研究成果もあります。考えすぎてストレスがたまった場合にも読書はいいかもしれませんね。

 

理由を考える

 

私が行き詰ったときによくとる手法の最たるものが、この「理由を考える」というものです。これは、身の回りにたくさんあるサービスやものの理由をとにかく突き詰めてとことん考えてみるというものです。 例えば、なぜ冬にマフラーをまくんだろう、もっと機能的な防寒用具はないのかな、でもマフラーはひざ掛けにも代用できるし、日本人ってこういう一石二鳥感あるもの好きだよな。そうだ、一石二鳥でお得な勉強方法ってないかな、勉強にもなるし、ほかの役にも立つとか、一気に二教科学べてしまう、なんてのもいいな……という具合にです。 理由は当たっていても当たっていなくてもかまいません。要は相手(私の場合は読者)が求めているニーズを考えるきっかけにしたり、ブレインストーミングの一種の手法としてやるわけです。

 

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何か体験する

 

自分の幅を広げるのに有効な手段としては、何か体験をする、というものがあります。誘われたパーティへ行ってみたり、普段行かない飲み会に参加してみるなどどのようなものでも構いませんが、時間が取れたらぜひ旅行をしてみてください。 旅先には、普段あなたが目にするものとはまったく違う価値基準や常識で生活している人たちがいます。そんな、ある意味“異文化”に触れて、どうやって生きているのか、何を考えているのかを想像してみることは非常にいい刺激にもなります。 また、以前書かせてもらった通り、圏外旅行ならばデジタルデトックスをすることができます。(StudyHacker|スマホを置いて旅に出よう! 「圏外旅行」でデジタルデトックス)スマホも置いて、完全な非日常を体験してみるのもよいでしょう。

 

休む

 

どれを試してもうまくいかないときは思い切って休息をとりましょう。ずっと考えっぱなしで、それでも考えが浮かんでこないような場合には脳疲労の場合があります。脳疲労になると、主に認知力が低下し、理解、判断がうまくできなくなるほか、生産性を大きく低下させてしまいます。 つまり、アイディアを生み出すようなコンテンツにであってもそれからうまくインスピレーションを得られなかったり、もっと言ってしまうと考えることが億劫になったり思いついてもそれをうまく表現できなくなってしまうのです。 カフェインをとったり食事をすることで一時的に回復することはできるのですが、やはりそれでは長く考え続けることはできないので思い切って休みましょう。20、30分の昼寝を取るだけでも、大幅に生産性が向上するようです。

*** アイディアはひらめきですので、ある意味でなければ出ないであきらめなければならないかもしれません。それでも努力すれば一定まではコンスタントに出すこともできます。 あなたも、この方法を試して、もう少し粘ってみませんか?

(参考) 疲労の原因と回復方法|脳疲労の原因と回復方法 Gigagine|読書がストレス解消に非常に効果的であることが研究で明らかに


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。

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