自分の意見、ちゃんと言えてる? 意見の伝え方が劇的にうまくなる2つのトレーニング法。   

みなさんは、職場での会議といった議論が必要な場において、自分の意見をきちんと伝えることができますか?

自分の考えたことを言うだけだから簡単じゃないかと思う人がいる一方で、ちゃんと自分の中で案が練られていないと発言できないという人も中にはいらっしゃるでしょう。

自分の意見を述べることができるというのは、社会人にとって必須とされている基本的な能力です。しかし、その能力が身についている人は意外と少ないものですよね。そこで今回は、自分の意見を積極的に伝えられるようになる方法についてお伝えしたいと思います。

「自分の意見が言えない」のはなぜ?

自分の意見を言うことができないのは一体なぜなのでしょうか?

もしかすると、自分の意見を他人に否定されることが怖いと感じているのかもしれません。批判を受けて傷ついた経験がおそらく過去にあったのでしょう。しかし、自分自身まで否定されたと思う必要は全くありません。あくまで相手は「意見に反対している」とだけ考えましょう。

あるいは、自分の意見をまとめることがもともとあまり得意でないという場合も考えられます。しかし、自分の意見を短時間でまとめるには誰でもある程度の練習が必要となるでしょう。場数を踏んで慣れることが大切なのです。

自分の意見が言えないことによるデメリット

自分の意見が伝えられないことによって、どのようなデメリットがあるのか考えてみましょう。

1. 自分への評価が下がってしまう たとえ自分の意見があっても伝えることができなければ、意見を持っていない人、もしくは仕事のことをどうでも良いと考えている人だと周囲からみなされてしまう可能性があります。

せっかく良いアイデアを持っていても、相手と共有されなければそれが実行に移されることは決してありません。「仕事ができない人」のレッテルを貼られるのは心外だと思うかもしれませんが、意見を伝えなければ周囲の人には分からないのです。

2. 自分に自信を失くしてしまう また、意見を言えない状態が続くと、どんどん自分に自信を持てなくなってしまう可能性があります。そしてさらに自分の意見が言えなくなる、という負のスパイラルに陥ってしまうのです。このスパイラルはどこかの段階で止めなければなりません。

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自分の意見を言えるようになる方法

では、私たちはどうすれば自分の意見を言えるようになることができるのでしょうか。具体的な方法をご紹介したいと思います。

1. 説明力を向上させる もし自分の考えていることを相手に上手に説明することができれば、自信を持って意見を言えるようになるでしょう。そこで取り入れたいのが、「テンプレップの法則」です。テンプレップの法則とは、説明の順序をルール化したものになります。それぞれのルールを順番に見ていきましょう。

【1】話のテーマを伝える(Theme) どのようなことについて話すのか、最初にテーマを伝えておくことで、相手が話に入りやすくなります。

【2】言いたいことの数を伝える(Number) 自分の言いたいことはいくつあるのかを相手に伝えます。だらだらと話し続けて相手を疲れさせずに済みますよ。

【3】話の要点を伝える(Point) 理由よりも先に結論を伝えます。理由から伝えるよりも相手が理解しやすくなるのです。

【4】理由を伝える(Reason) 伝えた要点の根拠を述べます。

【5】例を示す(Example) さらに、相手が要点のイメージをつかみやすいように具体例を挙げます。

【6】結論を念押しする(Point) 再度要点を繰り返しすことで、相手の理解を定着させます。

この法則に沿って自分の考えていることを説明するようにすれば、きっと相手に理解してもらえるに違いありません。普段から、少しずつ練習を重ねてみてはいかがでしょうか。言いたいことを論理的に堂々と話すことができるようになりますよ。

2. アサーション・トレーニングを行う 「DESC」というトレーニング法をご存知でしょうか。DESCとは、アメリカの心理学者であるジョセフ・ウォルピ氏とアーノルド・ラザラス氏によって考案された、自己表現の訓練方法のことです。

「D(Describe)=自分が困っている客観的事実(事柄)を出来るだけ穏やかに話す。 E(Explain)=その事実に対し起きている(困っている)自分の気持ちを述べる。 S(Specify)=その事実に対するできる解決方法を述べてみる。 C(Choose)=相手がOKなら良いが、Not OKなら、他の方法を再提示してみる。」

(引用元:日経ウーマンオンライン|自分の意見を発しようとしても、どうしても言葉を飲んでしまう…(後編)

例えば、ある企画の一部に不備があることを発見したとして、それを会議で話し合いたいと思った場合はどうでしょうか。まずは事実として発見した不備について述べ(D)、その不備を放置しておくと何が困るのかを伝えます(E)。そして自分で考えた解決策を提示し(S)、他の人にも吟味してもらいましょう(C)。

自信がなかったり、ずっと我慢していたりして言えなかったようなことでも、この手法を用いれば、きっと相手と建設的な議論を行うことが可能になるはずです。

*** みなさんも、ぜひお伝えした方法を実践してみてください。社会人の基本であるとは言え、周囲のビジネスパーソンよりも一歩リードすることができるでしょう。

(参考) 狩野みき著(2014),『世界のエリートが学んできた 自分の意見を「伝える力」の授業』,日本実業出版社 THE WALL STREET JOURNAL|SNSユーザーは議論避ける傾向、反対されそうな意見は口つぐむ NIKKEI STYLE|話が「伝わる人」と「伝わらない人」、7つの違い 日経ウーマンオンライン|自分の意見を発しようとしても、どうしても言葉を飲んでしまう…(後編) PRESIDENT Online|「言いたいことが伝わらない!」を劇的改善させる方法

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