いつの時代も、自分が他人からどう思われているか気になるという人は多いのではないでしょうか? 特に、会社などで気を使っているつもりでも、知らず知らずのうちに何かNG行動をとってしまってはないかと不安になる人もいるでしょう。
そういう方はもちろん、そうでないという方も自分の行動を振り返ってみませんか? もしかしたら、無意識のうちに自身の印象を下げるような行動をしているかもしれませんよ。
今回は、ちょっとしたことに意識するだけで、印象を良くする方法をお伝えします。
人は、さまざまなところから見られている
人の印象は、さまざまな面から決まります。お互いに対面で話しているとき以外にも、日常でのふとした行動や第三者と話しているときの態度なども、実は自分の印象を形付けるものなのです。
例えば、少しのことで怒るような怒りっぽい人や、仕事は出来るけれども遅刻ばかりの人などにはあまりいい印象は持たないのではないでしょうか?
いつ誰に見られているのかわかりません。だからこそ、誰かと話しているときはもちろん、普段過ごしているときでも気をつけていなければいけませんね。
印象を下げてしまう行動とは
では実際に、どのような行動や態度が自分の印象を悪くしてしまうのでしょうか?
・遅刻をよくする 決められた時間を守ることは約束を守ることと同じであり、これを守れない人は信頼を失いかねません。
また、人の評価は良い面よりも悪い面が目に付いてしまいがちです。たとえ仕事が出来たとしても、遅刻をしているという面が取りざたされたら、良い評価を得られないでしょう。
・いつも暗い 暗い雰囲気の人には、なんだか話しかけづらいですよね。
日本人は「明朗」や「活発」にプラスの印象を持ち、「引っ込み思案」や「内向的」にマイナスの印象を持ちがちだと言われています。いわゆる「体育会系」が就活に強いと言われているのもその要因が大きいでしょう。
特に、暗い態度は「不機嫌(潜在的な怒り・攻撃性)」が含まれていると考えられてしまい、周囲の人は不快感を持ってしまいます。
・人によって態度を変える 当たり前ですが、自分が対面する相手によって態度を変えるのも良くありません。 この場合は、仲が良い友人に砕けた態度で接する、といったことではなく、評価に関わるような上司には擦り寄り、部下には無駄に厳しく接する、などです。
対面した本人だけでなく、第三者も意外と見ていますよ。
・清潔感がない シャツがしわしわだったり、ボタンが取れていたり、寝癖がついたままだったり、こういった見た目は、どうしてもだらしない印象を与えてしまいます。
また、良かれと思って香水をつけても、つけすぎでは悪印象を与えてしまいかねません。
自分を振り返ろう
上記にあげたものは自分の印象を下げてしまう例のほんの一部です。実際に自分がしてしまっていないか……と心配になる方がほとんどでしょう。そこで、「人の振り見て我が振りなおせ」作戦です。
誰しも人間ですから、あの人は印象が悪いな……という人はいるのではないでしょうか? そこで、自分がその人のどんな部分に悪い印象を持つのかを整理してみて、自分の行動を振り返ってみましょう。人の行動を観察することで自分も振り返るというのがポイントです。
他にも、家を出る前に全身を鏡でチェックしてみることも大切。服がシワシワではないか、靴が汚れていないか、ボタンは取れていないかなどをチェックしてから出発すると安心ですね。
印象アップのために
ここからは、自分の印象をあげるための方法を考えてみましょう。
・時間をきっちりと守る 約束の5分前には着くようにする、というように時間を守れるようなルールを決めましょう。毎回、少し早めにいると時間を守ろうとする誠実な人であるという印象がつきます。
・背筋をのばす 背筋が丸まっていると暗い印象を持たれがちです。そこで背筋を伸ばすことで、はきはきした印象になります。最初は辛いかもしれませんが、意識することでだんだんと背筋を伸ばしている状態にも慣れてきますよ。
・他人のために行動する 直接自分の利益になることではなく、第三者のために行動するということも重要です。 相手と対面したときに感じる印象より、第三者からの客観的な姿を聞いたときのほうが心に残りやすく、影響があります。また、他人のために行動する姿は、見られていないと思っても実は意外と見られていることが多いのです。
「この人は親切な人なんだな」という印象にも繋がり、一石二鳥ですね。
上記のことに意識しながら、自分の姿を鏡で確認してみましょう。また、なるべくはっきりとした声でしゃべるように気に留めておくだけでも大幅に印象は良くなりますよ。
(参考) PRESIDENT online|人事の証言!あなたの日常行動は見張られている【1】 株式会社 日立ソリューションズ|相手に好印象をアタエル心理テクニック -理論編- 働く女性の遅刻対策ナビ|周りからはこう見られる!遅刻が与える悪印象