会議やプレゼンのとき、自分の企画や意見のほうが良いはずなのに、なぜか自分のものは選ばれない……そんな苦しい経験はありませんか? それ、実は話し方や声のトーンなどの「聴覚情報」が原因かもしれません。今回は、コミュニケーションにおいて重要な役割を占める聴覚情報をテーマにお送りします。

「声」は思ったより重要

人と接するとき、真っ先に情報として入ってくるのは見た目などの視覚情報です。そして、その次にコミュニケーションに影響を及ぼすのが、聴覚情報。口調や声のトーンが相手に及ぼす影響は、実に4割を占めているのだそう。

聴覚情報はこんなにも大きな影響力を持っているのに、私たちはそれに意外と気づいていないもの。実際、自分の声を意識して仕事をしている人、どれぐらいいるでしょう? アナウンサーや、サービス業で顧客と接することを仕事にしている人のように声が資本の方なら、気を使っているかもしれません。しかし、普通にオフィスワークをしている人となるとどうでしょうか。声を意識しているひとはそれほど多くはないかもしれません。

「声」は、意識するだけで簡単に変えられるもの。ぜひ自分の声と向き合って、コミュニケーションをスムーズにしていきましょう。

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伝わるための声のポイントとは

相手に何かを伝えようとするとき、声の出し方で気をつけるべきことは、大まかに分けて次の3つです。

1.大きな声で伝える
2.ゆっくりと話す
3.口を大きく開け、丁寧に発音する

1.大きな声で伝える
大きな声で話すことは、会議やプレゼンなど、人前で発言する時には特に重要です。大きな声で話す人のほうが意見が聞き入れられやすいものですし、小さい声でしゃべっていると自信がないようにも見えてしまいます。

人前に立ったときにいきなり大きい声を出すといってもなかなか難しいので、大きな声で話す練習をしておきましょう。

また、そもそも大きい声を出しにくい……という人にぜひ試してほしいのが腹式呼吸です。腹式呼吸をする際は、足を肩幅より少し狭く開き、重心を爪先にかけます。そのとき、頭のてっぺんから糸でつられているように一直線にしてください。そしてそのままお腹に力を入れ、息を吐き出します。吐ききったら自然と鼻から息を吸えますね。これが基本の腹式呼吸です。これを意識すると、自然と大きな声が出せることでしょう。

他には、普段から自分の限界まで声を出してみることも声量アップのポイントです。ぜひ意識してみてください。

2.ゆっくりと話す
ゆっくり話すことも、情報を受け手にしっかり伝えるために大切です。ゆっくり話すとゆとりがあるように感じさせることができるため、好印象を与えることも出来ます。

緊張するとどうしても早口になってしまいがちですよね。そんなときは、言葉と言葉の間に一呼吸おくとゆっくり話すことが出来ますよ。プレゼンなどで資料があるときは、今話している内容の箇所を指差すなどの動作をはさむことも効果的です。

3.口を大きく開け、丁寧に発音する

丁寧に発音することも意識していきましょう。一音一音、口をはっきり開けると相手が聞き取りやすいですね。人前で話す時は、普段の話し方よりも意識して口を大きく開けましょう。

また、口を大きく開けることで、先ほどにも述べた「ゆっくり話すこと」がやりやすくなります。

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緊張してしまうときには

緊張してしまうと、声を出そうとしても出せなくなってしまったり、声が震えてしまったりするという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、気持ちを切り替える方法として、さきほど紹介した腹式呼吸がおすすめです。緊張しているときには呼吸が浅くなってしまっています。腹式呼吸をしていると、自然と深い呼吸となり落ち着いてくるというわけです。

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いかがでしょうか。声を意識するだけで、あなたのプレゼンはきっと見違えます。ぜひ、自分の声に気を配って、成功を勝ち取ってくださいね。

参考
日本実業出版社|あなたが負けていたのは、企画ではなく「声」だった!
株式会社日立ソリューションズ|心を動かすプレゼンテーション術