年が明け、新年の目標をたてた人も多いでしょう。せっかく目標設定をしたなら、実現できるようにしたいものですね。今回は、目標を確実に達成するために効果的な方法をご紹介します。

91%の人が目標を達成できない

日本人2,400人以上を対象にした2016年の調査によると、新年に目標をたてる人の割合は34.4%。3人に1人が目標を掲げていることになります。一方、それを達成できる人は、全体の44%のみ。半分以上が実現できずに終わってしまうようです。

加えて、2017年にアメリカで行われた調査結果では、目標を完全に達成できた人の割合はたったの9.2 %にすぎなかったそう。逆に、新年に設定した目標をほとんど達成したことがないという人は全体の48.4 %、一度も達成したことがないという人は42.4 %にも及びます。

なんと、新年の目標を設定したうち、約91%の人々が、実現できずに終わっていることになるのです。

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時間が経つにつれて意欲が下がり、目標を忘れてしまうことも

目標を達成できない原因はいろいろありますが、その中でも特筆すべきは、時間が経つにつれて目標に対する意欲が落ちてくることと、そもそもの目標を忘れてしまうこと。心理学者のHermann Ebbinghausによると、人は1週間後には74%、1ヶ月後には77%も忘れてしまうそう。

上記でご紹介したアメリカの調査でも、時が経つにつれて年初に決意したことを維持できる人が次第に減っていく様子がわかります。

72.6 %:1週間、決意したことを維持できた人の割合
68.4 %:2週間、決意したことを維持できた人の割合
58.4 %:1ヶ月、決意したことを維持できた人の割合
44.8 %:6ヶ月、決意したことを維持できた人の割合

(引用元:Statistic Brain|New Years Resolution Statistics

目標設定した時の気持ちや、目標自体を忘れてしまうのを防ぐことができたら、実現に近づけることができそうですよね。そこで、筆者が実際にやってみて、実際に目標達成に役立った方法をご紹介します。

1. 未来の自分にメッセージを送る

筆者は以前よく目標を紙に書き、常に目に入るように財布や手帳にはさんで普段から持ち歩いていました。しかし常に持ち歩いているつもりでも、気づいたら日の目を見ることがなくなった……なんてことも。

せっかく設定した目標を忘れてしまうこともありますし、覚えていたとしても目標設定をした時のやる気に満ちた精神状態を保つのは至難の技。そこで筆者が現在実践しているのは、未来の自分にメッセージを送ること。メリットとして、以下の3つが挙げられます。

1. 設定した目標を最適なタイミングでリマインドできる
2. 目標設定をした直後に書いたメッセージを読むことで、当初の熱意を思い出せる
3. 他人からではなく過去の自分に励まされることで、素直に受け取れる

必要な時期にリマインドできるだけでなく、目標設定をした時の気持ちを思い出すことで意欲の向上にもつながります。

また、他の誰かに言われても「今やろうと思っていたのに」と言い訳をしてしまったり、カチンときて逆にやる気をなくしてしまうこともありますよね。でも過去の自分からのメッセージなら、そんな心配もいりません。

では、どうやったら未来の自分にメッセージを送ることができるのでしょうか。様々な方法がありますが、無料で簡単に使える代表的なサービスは以下の3つ。

1. Google Calendarのメールによる通知機能
【日本語】当日から2030年まで選べる(2017年12月現在)

2. 未来メール
【日本語】翌日から50年先の未来まで選べる

3. Futureme
【英語】30日先から、30年先の未来まで選べる

筆者が普段使っているのは1のGoogle Calendarの通知機能。届けたい日時に予定としてメッセージを入れ、メールによる自分宛の「予定の通知」(登録したイベントの通知)を設定しておくだけ。

Googleのサービスならば、無料で安心して使えるので便利。Google Calendarを普段使っていないという人や通知機能の設定が面倒という人なら、2や3のサービスを利用してもいいでしょう。

試験の勉強
【日にち】資格試験受験の1週間前(模擬試験に本腰を入れる時期
【時間】夜20時(仕事後、夕食を食べ終わって一息つく頃
【内容】「試験まであと1週間。今やらなかったら受験料が無駄になる!」

オンライン講座の継続
【日にち】オンライン講座開始3週間後(そろそろやる気が下がってくる時期
【時間】朝6時(朝起きてパソコンを立ち上げた頃
【内容】「継続は力なり。講座を修了すれば今期の目標を達成できて、昇進につながる!」

上記のようにタイミングを見計らって、その時の自分に一番効きそうな激励メッセージを用意しておきましょう。忘れた頃に過去の自分からの応援メッセージが届いて、驚くと同時にやる気が出ること間違いなしですよ。

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2. 目標を分割し、毎月の行動計画を手帳やカレンダーに書きこむ

来年使う手帳はもう手元にありますか? ある場合は、毎月の予定表のページの余白に、月ごとの行動計画を書いておきましょう。手帳がまだなかったら、来年度の月めくりのカレンダーでも構いません。

毎日のように目を通す手帳に計画を書いておくことで、その月に集中すべきことが一目瞭然。かつ、毎月必要なタイミングで必要な情報をリマインドできます。

特に達成したい目標が複数あるなら、計画的に行動しないと実現はできません。例えばTOEICやプログラミングの勉強もしたいし、転職もしたいし、時間ができたら旅行にも行きたいという人なら、事前に準備しておくことがたくさん。

やりたいと思ったタイミングできちんと取り組めるよう、用意を進めておく必要があります。例えば以下の形で、12ヶ月間、月ごとの行動計画に沿って実行できたら自ずと年間目標が達成できるように、月間行動計画を書き込んでおきましょう。

ポイントは目標というより「予定」として書いておくこと。現実感が出て、実行可能性が高まります。

1月:転職活動(業界研究・履歴書作成)・英語(英単語)・TOEIC申込
2月:転職活動(転職フェア・面接)・英語(公式問題集)・TOEIC受験
3月:転職活動(面接)・プログラミングの勉強
4月:入社(仕事に慣れる)

筆者は飽きっぽいので、毎年新たな手帳を買うたびに12ヶ月分のテーマを設定して書き込んでいます。「今月は英語、来月はプログラミング」というように、毎月テーマを決めてやるべきことに取り組んでいくと飽きずに進められますよ。

***
大まかな行動計画は月ごとに決めて手帳やカレンダーに書き込み、さらに特定の日時に必要に応じてメッセージを送ることで、未来の自分を鼓舞することができ、効果的です。できるものからぜひ実践して、目標達成に役立ててくださいね。

(参考)
Statistic Brain|New Years Resolution Statistics
Mintia|今年こそは達成したい!みんなの新年の抱負・目標を大調査
フリージュニアアカデミー|エビングハウスの忘却曲線
ITメディアエンタープライズ|自分の未来へメールを送る7つのサービス