雨の日ってなんだか気分がどんよりして、憂鬱になってしまいますよね。しかしそんな雨の日は、じつは勉強や仕事がはかどるタイミングだそうです。今回は雨と効率の不思議な関係についてのお話です。
リラックスモード
低気圧だと雨が降りやすいのはご存じの通り。この低気圧、お天気だけではなく私たちの脳にも影響を与えるのです。低気圧の日には、副交感神経が活性化します。そうなると身体はリラックスモードになるのです。
雨の日に勉強や仕事をしようとして憂鬱になるのは、身体のリラックスモードに反して「勉強しなきゃ」「仕事頑張らなくちゃ」と思うから。だからここは逆転の発想で、「雨の日は頑張らなくてもいいや」くらいの気持ちで目の前のタスクにゆったり取り組んでみましょう。リラックスモードなので、いつもと違う発想なども浮かびやすいようですよ。
また、以前も取り上げましたが「青ペンが勉強に効く」ということを覚えていますか? これは、青という色に副交感神経を活発にし、リラックスモードをつくる働きがあるため。リラックスモードでは暗記ものが捗るようですよ。雨の日に青ペンを使えば、より一層効果がでそうですね。
雨音で集中力アップ
雨音のような、いわゆる「環境音」には集中力をアップさせる効果があるのをご存じでしょうか。木々のせせらぎや雨音のような環境音には、高周波が多く含まれており、私たちをリラックスさせてくれるのです。
普段CDショップなどで耳にする音楽は低周波が中心ですが、自然の環境音には私たちには聞き取れないレベルの高周波もたくさん含まれているんです。環境音のCDはたくさん販売されていますし、YouTubeでも聞けますが、雨の日は生音をライブで楽しめる特別な日です。しっかりと堪能しちゃいましょう。
外出したくなくなる
濡れるのがいやだったり、傘を差すのが億劫だったり、雨の日は外出を控えたくなるものです。そんな気分で無理に外に出るくらいなら、いっそすっかり割り切って、雨の日は家に籠もると決めてしまってはどうでしょう。
気分転換にちょっとのつもりの外出が、気づいたらだらだらと時間を浪費することになってしまった経験はありませんか? 家に籠もってしまうことで、こんな事態は防げます。私も、図書館前のベンチで10分休憩するつもりが、ついついおしゃべりに花を咲かせてしまって、試験前の貴重な2時間を無駄にしてしまった苦い経験があります。
雨の日は「今日はゆっくり勉強する日」と気持ちを切り替えて、没頭してみてはいかがでしょう。思わぬ効果を実感できますよ。
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いががでしょうか。実は雨の日は勉強するのにうってつけの日。このメリットをしっかり活用して、憂鬱な雨の日を有意義な学びの日にしてみてくださいね。
(参考)
疾病予防に関する知識|天気と気分の関係
resonance music|特殊音源の秘密