「英語力を上げたい」と思ったとき、選択肢としてまっさきに思い浮かぶのが「英会話スクール」という方は多いのではないでしょうか。日本には、規模が小さいスクールから、全国展開している大きなスクールまで、さまざまな英会話サービスが存在します。
企業の研修担当者のみなさんのなかには、英語研修を依頼する先として「テレビCMや広告でよく目にするような有名な英会話スクールならきっと安心だ」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、じつは英会話メインのサービスには意外な問題点も存在するもの。
今回は、英会話メインの英語学習サービスの課題点と、新しい英語学習のかたちとして定着してきている「英語コーチング」についてもご紹介します。英会話メインの研修を検討している担当者の方は、ぜひ最後までご一読ください。
【この記事はこんな方におすすめ】
- 社員の英語力向上に効果的な法人研修プログラムをお探しの方
- 英語研修プログラムを選定する際の注意点が知りたい方
【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。
- 存在感を見せる「英会話」系の英語研修
- 「英会話メイン」のサービスの課題点
- 「英会話」に通いたい人にも「英語コーチング」がおすすめできる理由
- 「英会話」を重視したい人向けの「英語コーチング」の上手な取り入れ方
存在感を見せる「英会話」系の英語研修
みなさんは、「英語研修」と聞いてどんなサービスを思い浮かべますか？ 多くの方が思い浮かべるのは、テレビCMや電車内の広告で目にするような「大手英会話スクール」による研修ではないでしょうか。有名英会話スクールは国内で大きな存在感を見せています。個人的に通っていた経験がある方も多いかもしれませんね。
実際に、著名な英会話スクールの英語研修を導入している企業は多いようです。たとえば、“ビジネスに強い” というイメージをおもちの方も多いであろう大手語学スクール「ベルリッツ」は、国内5,500社以上の企業研修に導入されているとのこと。（参考：ベルリッツ｜企業向けグローバル人材育成研修）
こう聞くと「やっぱり、英語研修には大手英会話スクールが最適なのかな？」と思ってしまうものですよね。しかしじつは、英語研修を選ぶ際に「英会話」にしか目を向けないと、意外なデメリットが発生することも……。次項以後で詳しくご説明しましょう。
「英会話メイン」のサービスの課題点
英会話スクールは大きな存在感を見せていますが、みなさんのまわりに、英会話スクールに通っただけで「英語力がすごく伸びた」「英語がペラペラになった」という方は、あまり多くないのではないでしょうか。英会話メインのサービスの最大の課題点は、「話す」ことばかりに重点が置かれているため、英語力が伸びにくいことです。
それもそのはず、英会話だけで伸びにくい理由は、第二言語習得研究で科学的に説明されています。第二言語習得研究では、言語習得には「インプット」が中心的な役割を果たすと言われているのです。
言語習得におけるインプットの意義とは、「読む」「聞く」を通して、新しい言語の構造、語彙、文法などを学習することです。英語を話すためには、まず英語を理解する必要があり、これにはインプットが必要不可欠。
インプットを行なわずに「話す」ばかりのアウトプットをしていては、英語力の伸びが限定的になってしまうのです。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
そんな、アウトプットに偏りがちな英会話スクールの課題点を克服したサービスがあります。それは「英語コーチング」というもの。次項では、近年人気を集めている英語コーチングについてお伝えします。
「英会話」に通いたい人にも「英語コーチング」がおすすめできる理由
英語スクールの最新型とも呼べる英語コーチングでは、学習アドバイスはもちろんのこと、個々人に合わせた学習メニューの提案、進捗管理を徹底して行ないます。
言語習得の知見を活かしながら、学習プログラムのなかに英会話も効果的に落とし込み、従来の英会話メインのサービスの課題点を克服しているのが特徴。「読む」「聞く」というインプットの学習もしっかりとサポートしつつ、英会話が上達するように受講生を導いていきます。
「社員の英語力を効果的に高めたい」というニーズをもつ企業にとって、英会話だけに偏ることなく全面的な英語力向上を図れる英語コーチングは、とても適しているのです。
「英会話」を重視したい人向けの「英語コーチング」の上手な取り入れ方
「英会話メインのサービスの課題点」と、それを克服した「英語コーチング」というサービスについて、おわかりいただけたと思います。——とはいえ、「それでもやっぱり英会話を重視したい」というのも、企業担当者のみなさまの本音ではないでしょうか。
「頭では理解できたけど、社内で承認が下りるだろうか」「本当に英語コーチングで英語力が伸びるのだろうか」と不安に思った方もいるかもしれませんね。
法人向け英語コーチングサービスの「ENGLISH COMPANY for biz」は、オンライン英会話サービスと提携し、プログラムに組み込むことで、英会話重視の企業さまへの対応も行なっております。
法人での導入を検討されている方は、ぜひお問い合わせの際に「『英会話』もメニューのなかに組み込んでほしい」とお伝えください。企業のニーズに合ったプランニングを提案いたします。
「英会話メインの英語研修を実施したことはあるが、社員の英語力があまり伸びなかった……」という場合は、新たな選択肢としてぜひ英語コーチングを検討してみてはいかがでしょうか。
