勉強が好きになる方法4選。「勉強嫌い」を卒業しよう!

勉強が好きになる方法2

勉強嫌いな人でも勉強が好きになる方法はないものでしょうか? 仕事や学業で成功を収めるために勉強は必要だとわかっていても、やる気になれない人は多いはず。ゲームのように勉強を楽しめたらいいのに……と思いませんか?

そこで今回は、勉強が嫌いな人でもモチベーションを保ちやすい勉強法を4つご紹介します。勉強が好きになる方法は、意外とあるものですよ。

勉強が好きになる方法1:まず自分で考えることを習慣にする

勉強が好きになる方法の1つめは、「疑問をもち、自分の頭で考えてみる」ことです。

テレビでクイズ番組が流れていると、つい見入ってしまいませんか? 「時計の針が右回りなのはなぜでしょう?」のように問題を出されると、時計にそれほど興味がなかったとしても、答えが気になってしまいますよね(ちなみに、答えは「日時計の影の動きがもとになっているから」)。

『医学で合格る勉強法』(すばる舎、2016年)を著した医師・長井敏弘氏によると、疑問をもって自ら考え、その末にやっと答えを知ることができたとき、脳内で「ドーパミン」というホルモンが分泌され、「なるほど!」と快感が得られるのだそう。“報酬ホルモン” とも呼ばれるドーパミンには、やる気を高めるだけでなく、学習内容を記憶に定着させる効果もあります。

逆に言えば、「自分で考える→答えを知ってスッキリ!」というプロセスが欠けていると、ドーパミンが分泌されないため、勉強をつまらなく感じてしまいます。「時計が右回りなのは日時計をもとにしているからだよ」という事実を教えられるだけでは、クイズの答えを自分で考える場合と異なり、快感を覚えられませんよね。

そのため、勉強を好きになりたいのなら、問題集などでわからないことに出会ってもすぐに答えを確認せず、いったん「どういう意味だろう?」「どうしてそうなのだろう?」と考える習慣をつけましょう。そうすれば、勉強が単なる “覚える作業” ではなく、クイズ感覚の “知的快楽” に変わっていきますよ。

たとえば、「ディープラーニング」という概念を新しく学ぶとします。ディープラーニングの意味を調べる前に、「いったい何がディープ(深い)なんだろう?」「普通の機械学習とはどう違うんだろう?」などと自分で考えてみましょう。そうすると、答えへの欲求がどんどん強くなっていきます。考えに考え抜いたあとで解説を読めば、「わかった!」という快感もひとしおです。

また、自分で考えた結果が間違っていたとしても、まったく問題ありません。答えを見ずに問題に取り組み、間違える悔しさを味わうと、「どうすればできるようになるだろう?」と、解決策を積極的に考えたくなるからです。

【「まず自分で考えてみる」方法のポイント】

  • 最初は答えを見ずに自分で考えてみる
  • 考え抜いたあとに答えを知ることで快感を得る
  • 間違えることで解決意欲が湧きやすい

以上、勉強が好きになる方法の1つめは、自分で考える習慣をつけることでした。

勉強が好きになる方法3

勉強が好きになる方法2:ドラクエ仕事術

勉強が好きになる方法としては、精神科医の樺沢紫苑氏がすすめる「ドラクエ仕事術」も使えます。

“ドラクエ” とは、大人気のロールプレイングゲーム(RPG)『ドラゴンクエスト』シリーズのこと。ドラクエをはじめとするRPGでは、敵を倒して経験値を貯め、主人公たちを育てつつ、最後の強力な敵を倒す……というのが基本的な流れです。

RPGでは数々の困難が用意されていますが、それらを解決することで、貴重なアイテムが手に入ったり物語の続きが見られたりします。この「目標達成→報酬ゲット」というプロセスが、ドーパミンを分泌させ、喜びを感じさせてくれるのです。

「ドラクエ仕事術」では、このような “RPG的快感” を利用します。「目標達成→報酬ゲット」の流れを自分で設定しておき、仕事・勉強での課題をクリアするたびにドーパミンが分泌されるようにするのです。

「ドラクエ仕事術」のポイントは、以下の3つ。

  1. 目標を小分けにする
  2. 目標達成の基準を明確にする
  3. 報酬を設定する

目標を小分けにする

こまめに達成感が得られるよう、目標は小分けにしましょう。目標が大きいままだと、達成できるまでに時間がかかってしまうからです。

たとえば、「今日中にテキストを30ページやる」という目標では大きすぎるでしょう。「30分で3ページ」「午前中に15ページ」のように細かく分ければ、小さい目標を達成するごとに快感を得られるため、やる気を長時間維持できます。

目標達成の基準を明確にする

目標を達成して喜びを感じるためには、「達成した!」と言いきれる明確な基準をつくりましょう。「集中して頑張る」「テキストをある程度やる」のように曖昧な目標では、達成したかどうかはっきりわからないため、「クリアできた!」という喜びを感じることもできません。以下のように、明確な数値目標を定めましょう。

  • 問題集を10ページ進める(進捗)
  • 確認テストで80点以上とる(点数)
  • 30分以内に終わらせる(時間)

ちなみに、脳科学者の茂木健一郎氏によれば、「ぎりぎりクリアできるかどうか」という難易度だと、目標達成時に最もドーパミンが出やすいそうですよ。

報酬を設定する

達成の喜びを高めるには、報酬を設定するのが効果的です。チョコレートを食べる、ランチを一品追加する、お酒を買うなど、自分が嬉しいものならなんでもかまいません。

いずれの場合でも、「報酬を得られるのは目標を達成したときだけ」というルールを徹底しましょう。「目標は達成できなかったけれど、頑張ったし、いいか」と自分に報酬を与えてしまうと、本当に目標を達成できたときの喜びが薄れてしまいます。

以上、勉強が好きになる方法の2つめは、「ドラクエ仕事術」でした。

勉強が好きになる方法4

勉強が好きになる方法3:勉強仲間をつくる

勉強が好きになる方法としては、勉強仲間との競争も効果ありです。前出の長井氏によれば、競い合うように勉強すると、ドーパミンや、闘争ホルモン「アドレナリン」の分泌が促され、より意欲的になれるのだそう。

たとえば、勉強仲間と同じ問題に挑戦し、誰が一番に解き終わるか競ってみましょう。たったこれだけで、スポーツのようなスリルが生まれ、ひとりでやるよりもずっと楽しく、かつ集中して勉強できるはずです。

実際に集まるだけでなく、TwitterなどのSNSで、勉強専用のアカウント(いわゆる「勉強垢」)をつくるという方法もあります。「今日は2018年の過去問を解く」「12時~15時、問題集を10ページ解いた」など、勉強の目標や成果を投稿するアカウントです。

ほかの学習者とフォローし合えば、仲間と切磋琢磨しているような感覚が得られ、より楽しく勉強に取り組めるはず。自分と同じジャンルの勉強をしている人や、進度が同じくらいの人が相手だと、競争心が高まるでしょう。

YouTubeやInstagramを利用し、自分が勉強している様子を動画で撮影してリアルタイムで配信する「勉強ライブ配信」というものもあります。「見られている」という意識が生まれるため、嫌でも勉強をサボれなくなります。

ただし、「勉強ライブ配信」に挑戦する際は、背景の映り込みや音声に注意し、個人情報やプライバシーが流出しないように気をつけましょう。自分で配信しなくても、他人の「勉強ライブ配信」を再生しながら勉強するだけで、競争心は十分に高まります。

【勉強仲間との競争心を高める方法】

  • 友だちと一緒に勉強する
  • SNSで勉強用アカウントをつくる
  • YouTubeなどで「勉強ライブ配信」を利用する

以上、勉強が好きになる方法の3つめは、仲間と一緒に勉強して競争心を高めることでした。

勉強が好きになる方法1

勉強が好きになる方法4:スマートフォンを活用する

勉強中でもスマートフォンをいじってしまうほど “スマホ中毒” な方は、いっそスマートフォンを勉強ツールとして活用してみては? 机に向かって参考書を開くよりも、スマートフォンを手に取るほうが簡単なので、勉強に取りかかるハードルがぐっと下がります。

「現役東大生作家」として知られ、勉強法に関する書籍を多数著している西岡壱誠氏の解説を参考に、スマートフォンを勉強に活用する手段を3つご紹介します。

インターネットの検索機能

1つめの「スマホ勉強法」は、気になった情報をインターネットで検索すること。

西岡氏によると、多くの東大生にはスマートフォンでの「調べグセ」があるそう。少しでも気になったことがあれば、検索して、知識を増やしているそうですよ。インターネット検索だけでは正確な知識を入手できない場合もありますが、言葉の意味を確認したい場合や、学び始めのジャンルについて大まかな知識を得たいときにはたいへん便利です。

英単語を画像検索する」というテクニックもあります。なかなか覚えられなかったり意味を把握しにくかったりする英単語を「Google 画像検索」で調べてみてください。その単語に関連した写真やイラストが表示されるので、単語についてイメージしやすくなるはずです。

たとえば、sustainable(持続可能な)という単語を画像検索してみましょう。緑色の地球のCGや森の写真、リサイクルのロゴなどが表示されました。sustainableには「エコ」なイメージがあるようですね。

動画投稿サイト

YouTubeをはじめとする動画投稿サイトには、勉強に役立つ動画も多数あります。専門家による本格的な解説こそ少ないものの、初心者が楽しく学べる解説動画が多い印象です。

知りたいことや学びたいことがあるなら、関連する言葉をYouTubeで検索してみましょう。多くの場合、勉強系YouTuberやタレントなどの動画に出会えるはずです。

以下では、YouTubeの優良な学習チャンネルを挙げています。何を見ればいいかわからない方は、参考にしてみてください。

  • サラタメさんチャンネル:ビジネスで使える知識・教養をわかりやすく解説
  • 中田敦彦のYouTube大学:ビジネスや歴史、文学などあらゆる分野の教養をわかりやすく解説
  • 資格スクエアチャンネル:オンライン学習サービス「資格スクエア」の公式チャンネル。資格試験の傾向や勉強のコツを専門家が解説
  • TED:一流の知識人によるスピーチを配信。最先端の知見に触れられ、英語の勉強にも最適

アプリケーション

スマートフォン向けの勉強用アプリケーションを利用するのもいいですね。復習のサポート、進捗の記録、タスク管理など、さまざまな機能のアプケーションがあります。

モノグサ

「モノグサ - 解いて憶える記憶アプリ -」(iOSAndroid)は、西岡氏が推薦する復習サポートアプリです。覚えたい項目を入力すれば、復習用の問題などを自動で生成してくれるのが特徴。正答率は記録され、記憶の度合いに応じて問題の難度が変わります。クイズゲームで遊ぶような感覚で、気軽に復習できるでしょう。

reminDO

「忘却曲線で暗記アプリ - reminDO」(iOS)は、覚えたい項目を入力しておくと、自動で復習を促してくれるアプリケーションです。人間の記憶が薄まっていくプロセス(忘却曲線)に沿い、適切なタイミングでリマインドしてくれるため、効果的に暗記できます。

コソ勉

「コソ勉」(iOSAndroid)は、STUDY HACKERから生まれた勉強時間記録アプリです。勉強した時間に応じて、好きな色でマスを塗りつぶしていきます。数字や文字での記録と比べ、視覚的・直感的に勉強の進捗を把握できますよ。

Trello

「Trello」(iOSAndroid)は、タスクやプロジェクトを管理できるアプリケーションです。やるべきことを「Doing」に、完了した用事を「Done!」に振り分けることで、次は何をすべきか明確に把握できます。

以上、勉強が好きになる方法の4つめは、スマートフォンを活用することでした。

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勉強が好きになる方法として、「まず自分で考える」「ドラクエ仕事術」「勉強仲間をつくる」「スマートフォンを活用する」という4つを紹介しました。なかなか勉強に楽しみを見いだせない方は、本記事の内容をぜひ試してみてくださいね。

(参考)
長井敏弘(2016),『医学で合格る勉強法』, すばる舎.
樺沢紫苑(2016),『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』, 文響社.
茂木健一郎(2013),『図解 脳を活かす勉強法』, PHP研究所.
東洋経済オンライン|東大生が断言「スマホは勉強に役立つ」3大理由
西岡壱誠(2020),『東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法』, 文藝春秋.
プレジデントオンライン|東大生が感動した「勉強になるYouTubeチャンネル」5選
プレジデントオンライン|東大生が実際に使っている最新「スマホ学習アプリ」3選

【ライタープロフィール】
佐藤舜
中央大学文学部出身。専攻は哲学で、心や精神文化に関わる分野を研究。趣味は映画、読書、ラジオ。人生ナンバーワンの映画は『セッション』、本は『暇と退屈の倫理学』。好きな芸人はハライチ、有吉弘行、伊集院光、ダウンタウン。

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