毎日 “3つのチャンス” を書く「ミーニング・ノート」は何がすごいのか。1週間やってみてわかった大きな効果

革のカバーがかかったノート

毎日3つのチャンスを書くだけで、人生がひらけていく「ミーニング・ノート」をご存じですか? 行動力や自己肯定感が高まり、ミラクルまで引き寄せてくれるのだとか。

今後の人生に躍進の気配がいっさいない筆者が、ミーニング・ノートで自分の可能性を探してみました。

ミーニング・ノートはこうして生まれた

1. 始まりは「毎日嬉しいことを3つ書く日記」

「ミーニング・ノート(meaning note)」は、株式会社ダイジョーブCEOの山田智恵氏が発案したノート術です。

じつは山田氏、以前は父親が経営する会社に勤めながら、ヌクヌクとお嬢様生活を送っていたそうです。しかし、リーマンショックの影響で、家族ともども突然職を失ってしまったのだとか。絶望のどん底に陥り、ネットカフェに引きこもっていたという山田氏ですが、なんとか気持ちを奮い起こそうと、以前読んだ自己啓発書を参考に「毎日嬉しいことを3つ書く日記」を始めてみたそうです。

どん底の真っただ中、「最初は、嬉しいことを3つも探すのは大変だった」と山田氏は言います。それでも頑張って続けてみたら「もっと(嬉しいことが)あるんじゃないか」と思うようになり、徐々にいろんな “嬉しいこと” を見つけられるようになったそう。日々の「嬉しいこと」を探すうち、嬉しいことへの感度が高まったのですね。

嬉しいことを探し出せた様子の女性

2. そして「毎日チャンスを3つ書く日記」へ

毎日嬉しいことを3つ書く習慣は、徐々に山田氏の心の状態を回復させました。再就職も果たせたそうです。

ところが、親の会社で働いた経験しかなく、世間知らずだった山田氏は、再就職先で周囲との差(遅れ)に愕然としたのだとか。そこで同氏は、「この大きな遅れを取り戻すには、普通に努力していてもダメ。もはやチャンスをつかむしかない!」と悟りました。そうして、「嬉しいことを3つ書く日記」は、「チャンスを3つ書く日記」へと変化を遂げたわけです。

1ミリでも心が動いた出来事をチャンスとみなしてノートに書き出した山田氏は、さらに、そのチャンスに、どんな価値や可能性があるのかを考え、一緒に書いていったそう。すると、そこから徐々に人生が好転。

次の転職先で働き始めてたった1年で部長に昇格したり、リーダーシップ・プログラムでボストンに留学したり、外資系スタートアップ企業に社外取締役として参画したり、日本で初めてインスタグラム・マーケティングの本を執筆したりと、大躍進を遂げました。

これが、人生を切り開く「ミーニング・ノート」の誕生ストーリーです。

「ミーニング・ノート」を書く女性

ミーニング・ノートの効果

山田氏いわく、「ミーニング・ノートを続けていると意味づけ力が高まっていく」とのこと。「意味づけ力」とは、自分に起こった出来事に、価値や可能性を見出す力のことです。だからこそ、「ないもの」ではなく、「あるもの」に豊かさや幸福を感じる生き方にシフトできるのだとか。

そんなミーニング・ノートの流れはこうです。

  1. 少しでも心が動いた出来事をチャンスとみなしてノートに書く
  2. そのチャンスにどんな価値や可能性があるか考え、一緒にノートに書く
  3. すると「意味づけ力」がつく
  4. さらに「チャンスのつながり」を追いかける(探す)
  5. 「チャンスのつながりの先にあるものの価値」が見えてくる

この流れを繰り返すことによって、行動力や自己肯定感、幸福感などが高まり、自分の進む道が見えてくるそうです。

キラキラした笑顔の女性

ミーニング・ノートのやり方

次に、ミーニング・ノートのやり方を説明しましょう。フォーマットは次の2種類です。

  • 毎日のチャンスを書く【ウィークリー・ページ】
  • 毎月のチャンスを書く【マンスリー・ページ】

基本的なプロセスはこの2つです。

  1. チャンスをノートに書く
  2. ノートに書いたチャンスを見返す

「チャンスをノートに書く」ことで、本来なら意識しないような出来事や意味づけを認識でき、「ノートに書いたチャンスを見返す」ことで、チャンスの新たな価値や成功パターンを学べるとのこと。

では、さっそくやってみましょう。

ミーニング・ノートをやってみる

【ウィークリー・ページ】

今回筆者は、ごく普通のA4ノートを使用しました。実践するのは、毎日3つのチャンスを書く【ウィークリー・ページ】です。

【ウィークリー・ページ】見開きの、向かって右側はチャンスページです。1週間分なので7分割にして、月曜日から書き始めるようにします。

ミーニング・ノートの【ウィークリー・ページ】のフォーマット

チャンスページには、日々わずかでも心が動いた出来事をチャンスとして3つ書き出し、そのチャンスに、どんな価値や可能性があるか考え意味づけしていきます。つまり、「チャンス(出来事)+意味づけ」です。

書いているうちに “こうなったらいいな” と何か「願い」が浮かんだら、「願い欄」に現在完了形で書きます。

ミーニング・ノートの【ウィークリー・ページ】を少し書いたもの――願い事のアップ

その中から大切なチャンスを3つだけ選んで印をつけます(下画像)。この作業は、後述の戦略ページで役立つでしょう。また、つながり(なんとなく通じている)を見つけたら線(矢印など)を引き、つなげていきます。

1週間書いたミーニング・ノートの【ウィークリー・ページ】のチャンスページに印をつけ、線を引いたもの

そして、見開きの向かって左側が「戦略ページ」です。週末に1週間分のチャンスを見返して、次の3項目について発見したことや行動すると決めたことを書いていきます。

  • 自分自身
  • つながり

自分自身、縁、つながりついて、発見したことや行動すると決めたことを書い  たもの

【マンスリー・ページ】

1カ月分のチャンスの中から、大切なチャンスを3つ選んで書く【マンスリー・ページ】の書き方も紹介しておきましょう。

マンスリー・ページも、見開きの向かって右側がチャンスページです。月末に、1カ月ぶんのチャンス(出来事)から、大切だと思うものを3つ選び書き出します。同じようにつながりを見つけたら線を引きます。

そして、見開きの向かって左側がまとめページ年末「1年の振り返り」と「来年の予感」について書きます。

マンスリー・ページのフォーマット例

(参考:金風舎|ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる

このマンスリー・ページを見返し、大きな流れを見ていくと、自分が進む道がクリアになっていくとのことです。

ミーニング・ノートをやってみた結果

今回筆者は、ミーニング・ノートの【ウィークリー・ページ】のみ、1週間ぶんだけチャンレンジしてみました。たとえば書いたのは――

  • 「何もできない(行動を制限されている)」をチャンスとみなし
  • 「何もできないから、何かできることはないかと思考チェンジできる」と意味づける

といったこと。あるいは――

  • 「高校の友人がまったく違う視点」をチャンスとみなし
  • 「自分の考え方の偏りに気づけた」と意味づけし
  • 「友人にコーチングを頼んでみるのもいいかもしれない」と行動につなげていく

といったことです。

もちろん、たった1週間のチャレンジで、マンスリー・ページにもたどりついていないので、「自分の可能性を探せたか?」「人生がひらけていきそうか?」と聞かれても、正直なところまだよくわかりません。

しかし、多大な効果は感じました。「自分に起こった日々の出来事の、価値や可能性を考えて書く作業」に、あまり難しさを感じなかったからです。つまりそれは、いつも無意識に自分が、自分の経験に意味づけしている可能性を示しています。

しかし、書き出さなければ意識できず、意識できなければ具体的な行動はとれません。したがって、ミーニング・ノートの効能は、

「無意識下の経験への意味づけ」→「言語化」→「意識」→「行動を可能に」

といった流れにあるのではないでしょうか。それに、意外と楽しく書けるのでおすすめです!

***
「ミーニング・ノート」の【ウィークリー・ページ】を実践しながら紹介し、【マンスリー・ページ】の書き方について説明しました。

「なんかいいことないかなぁ」などと考えているなら、これまで出会ったチャンスを掘り起こし、ぜひ未来へとつなげてみてくださいね。

(参考)
ミーニング・ノートコミュニティ|ミーニング・ノートコミュニティ 
PRESIDENT WOMAN Online|人生最大の危機を救った「手書きノート術」  
金風舎|ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる
山田智恵(2019),『ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる』, 金風舎.

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