ピンク色ノートに書く「3行日記」がイライラ解消に効果大! 自律神経を整えてくれる

思いどおりにならず、少しイラっときている女性

仕事もプライベートも、なかなか思うようには進まないもの。加えて新型コロナウイルス感染拡大の影響で、あらゆる状況にストレスを感じてイライラしている人も多いことでしょう。

もしもあなたが、イライラする気持ちに集中力を奪われて仕事にまで悪影響が出ているならば、意外と簡単に取り入れられる色を使ったイライラ対策を実行することをおすすめします。その色とは「濃いピンク色」のこと。さっそく説明しましょう。

「ピンク色のバラ」の視覚効果

『日本生理人類学会誌』(2013年)にて発表された研究「バラ生花の視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果一高校生を対象として一」では、男女の高校生55名を対象に、においがないピンク色のバラ生花(デコラ)を用いて実験を行なったそうです。

実験内容は、まず4分間座ってバラを眺め、脈拍数などを測り、主観や気分を伝えてもらうというもの。比較のために、バラを眺めない場合も調べました。

その結果、においがないピンク色のバラ生花を少し眺めると、高校生らの副交感神経活動が上昇して交感神経活動が低下し、「快適感」「自然感」「リラックス感」が高まって「気分状態」を改善させるとわかったそうです。

交感神経と副交感神経のイラスト

私たちのからだには、意思と関係なく、内臓や血管、代謝や体温などを調整している自律神経があります。その自律神経には、血圧や心拍数を上昇させる緊張モードの「交感神経」と、血圧や心拍数を下降させるリラックスモードの「副交感神経」の2種類があります。

現代人は常に明るい照明にさらされ、情報過多の状態に置かれているので、交感神経にバランスが偏っているケースが多いのだとか。つまり、近年よく言われている「自律神経が乱れる」とは、主に「交感神経にバランスが偏っている」ことです。

この研究はあくまでも「色」ではなく「生花」そのものに焦点を当てて行なわれたものですが、無臭の花が用いられているので、ピンクという色彩が及ぼした影響も大きいはず。したがって、ピンク色が自律神経のバランスを整えてくれるとも期待できるわけです。実際に、ピンク色が有益である証拠はほかにもあります。

ピンク色のバラ

実験で用いたバラ「デコラ」はこんな感じの少し濃いめのピンク色

「濃いピンク色」はイライラを和らげる

「芦屋こころとからだのクリニック」院長の春田博之氏によると、更年期の症状に悩む女性が濃いピンク色のレンズが入ったサングラスをかけると、交感神経の興奮が静まり、血圧が安定してイライラなどが和らぐそうです。この効果は、前項の実験結果にも通じるのではないでしょうか。

虹橋クリニック副院長の仲眞美子氏らが監修したコラム(コニカミノルタ)には、「イライラの解消には緊張状態をほぐすことが大切」とあります。緊張状態とは、まさに交感神経が優位に働いている状態のこと。

したがって、前出の「ピンク色のバラ生花」と同じように、「濃いピンク色のレンズが入ったサングラス」も、自律神経のバランスを整えてイライラを解消してくれるということ。つまり、濃いピンク色がイライラ対策に役立つと大いに期待できるというわけです。

「濃いピンク色」がいい理由

前出の春田氏は、色彩心理学的な観点から、濃いピンク色が効果を発揮する理由を次のように説明しています。

濃いピンク色には、“活動的な赤系” と “鎮静をもたらす青系” といった正反対の要素が含まれているので、不安定な心理状態にしっくりくるのだとか。その “しっくり感” が心身の不調の緩和に役立つそうです。

ただし、嫌いな色を無理に取り入れると逆効果になってしまうので、ピンク色がどうしても嫌いな場合はおすすめしません。

美しい濃いピンク(マゼンタ)の羽のテクスチャパターン

さらに日記でも「自律神経」を整えてみる

これまでの内容から、濃いピンク色は自律神経を整え、イライラも解消してくれる可能性があるとわかりました。春田氏いわく、身近な小物に取り入れるだけでも効果があるとのこと。洋服など色の面積が広くなる場合は、淡いトーンを選ぶといいそうです。

たとえば、自宅やオフィスの卓上にちょっとしたピンク色の花を置いてみるのもいいかもしれません。難しければ、パソコンの背景画像をピンク系にしてみるのもひとつの手です。

オフィスに置かれたピンク色の花

さらに今回は、ピンク色のノートを使って、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が提唱する「3行日記」を書くこともおすすめしますよ。

ピンク色のノート

上の写真は中の紙もピンク色の「Loftオリジナル 綴じノートA5」

小林氏によると、3項目を1行ずつ書く3行日記を毎日ゆっくり丁寧に書くことで、心が落ち着き、自律神経のバランスが整いやすくなるとのこと。

先述のとおり自律神経が整うということは、緊張をほぐせるということ。緊張がほぐれるということは、イライラも解消できるということです。さらにピンク効果も加わるので、かなり期待できるのではないでしょうか。3行日記の書き方は、

――次の簡単なルールを守り、

日付と曜日を記入する・手書きする・寝る前ひとりで書く・できるだけ簡潔に書く・1~3の順番で書く・ゆっくり丁寧に書く

――次の3つを毎日書くだけ。

  1. 今日失敗したことを1行書く
  2. 今日一番感動したことを1行書く
  3. 明日の目標を1行書く

たとえばこんな感じです。

ピンクのノートに3行日記を書いた画像

日中は何かしら「ピンク色」のものを視界に入れ、夜は寝る前に「ピンク色のノート」に、手書きでゆっくり丁寧に「3行日記」を書く……。いつも接するピンク色の分量よりも確実に多くなったせいか、最初は心が落ち着くというより、思わずワクワクしてしまいました。

しかし、その後は仕事中なら目の前のことに集中でき、座り仕事の不快感が軽減し、日記を書けば苦もなくスラスラと言葉がでてきました。交感神経の興奮が落ち着き、血圧や心拍数を下降させるリラックスモードの副交感神経がしっかり働いていることを実感したのです。そうして、からだがリラックスして快適になると、今度は心も冷静になり、安心感も生まれます

ただ、周囲にピンク色を置いて、3行の日記をササっと毎日書いただけ……。たったそれだけなのに、私は不思議とリラックスして、いつの間にかイライラが減っていました。

***
芦屋こころとからだのクリニック院長の春田氏いわく、カラーはサプリメントのような「心のビタミン」とのこと。ぜひお試しくださいな。

(参考)
ケンカツ!|【色の効果】血圧不安定、イライラやうつの症状は「濃いピンク」で改善する!  
池井晴美・李宙営・宋チョロン・小松実紗子・日諸恵利・宮崎良文(2013),「バラ生花の視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果:高校生を対象として」, 日本生理人類学会誌, Vol.18, No.3, pp.97-103. 
マイナビニュース|負の感情にとらわれない! 気持ちに「余裕」を生み出す自律神経の習慣 / 順天堂大学医学部教授・小林弘幸  
STUDY HACKER|自律神経を整えて頭もスッキリ! 夜寝る前 “たった5分” でできる「3行日記」が最高だった。 
コニカミノルタ|セルフモニタリングツール モニシア|イライラがスーっとおさまる呼吸法

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