社会人の方は、仕事を終え帰宅してから、夜勉強することも多いのではないでしょうか。しかし、仕事で疲れきった脳と体に、夜の勉強はけっこうきつい……。そこで今回は、社会人の夜学習が少し楽しくなりそうな「照明で変化するノート」を、実際に使いながら紹介します。
【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。
ナカバヤシ株式会社|ロジカル・Tラインノート B5・30枚 B罫
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照明でガイドラインが浮き上がるノート
筆記の際は健気にサポートしてくれるガイドラインが、読み直したり、スキャニングしたりするときはスッといなくなり、邪魔にならない……。
ナカバヤシのロジカル・Tラインノート(ナカバヤシダイレクトショップ、Amazon)は、そんなノートです。
ノートの表紙にも、その特徴を説明するシールが貼られています。
ナカバヤシのロジカル・Tラインノートは、普通に見ると一般的な横罫のノートなのに、
斜めから照明を当てると、ガイドラインが浮かび上がってくるノートなのです。
下の画像は自然光が入る部屋で、実際に斜めから照明を当てて撮影したものです。罫線のあいだに2本、縦にも等間隔に、ガイドラインが浮かび上がっているのがわかるでしょうか。ナカバヤシ株式会社によれば、これは “白いガイドライン” とのこと。視覚的には少し黄色っぽいようにも見えますね。
なお、光の関係などで少し濁ったように見えますが、本来は白地のノートです。
また、単純に、真上から見るとシンプルな横罫のノートで、斜めから見るとガイドラインが見えるノートとも言えます。下の画像は特に照明を当てることなく、自然光だけで斜めから撮影したものです。
なんだか新感覚ですね。さっそく使ってみましょう。
ロジカル・Tラインノートを使ってみた。
冒頭でお伝えしたように、今回は夜に勉強を行なう社会人の方が、少しでも楽しく勉強できそうなノートとして、照明を当てると変化するナカバヤシのロジカル・Tラインノートを選択しています。
そこで実際にカーテンを閉め、夜に勉強するときのような環境をつくり、斜めから照明が当たるようにして、このノートを開いてみました。
すると、明るいところで見ていたときよりもずっと、ガイドラインがしっかりと浮かび上がってきましたよ。
しかし、ノートを真上から見ながら文字を書いていると、隠れたガイドラインの存在をすっかり忘れ、特にガイドラインを気にせず文字を書いてしまいました。そのため、初めて使った時点では、行間がつくりやすい、段落がそろいやすい、といった感覚は明確には得られていません。
とはいえ、図式化しながら書く際には、やはりガイドラインが頼りになったので、必要なときまで出番を待っている謙虚なガイドラインだなぁ、と感じました。
ちなみに、図式化のしやすさという点では、同じくナカバヤシによるスイング・ロジカルノートのほうが上を行くかもしれません。以前使ってみましたが、罫線やガイドラインが絶妙な濃さで、文字や図表がとても書きやすいのです。(詳細はこちら『どんなノートを使えばアイデア出しがはかどるのか? 「文具の専門家お墨つきノート」で確かめてみた』で確認できます)
ロジカル・Tラインノートの特徴はほかにもあります。それは書き心地の良さ。ノートの表紙に貼られているシールによれば、このノートはサラサラと書き味のよい、プライム筆記用紙を使用しているとのこと。
どんどんノートを消費する筆者の場合、いつも100円ショップのノートを使っているので、その差はすぐにハッキリとわかりました。サラサラというよりは、“とても肌触りがよく、書き心地が滑らか” といった感じでしょうか。前出のスイング・ロジカルノートと比べても、ロジカル・Tラインノート紙の感触はダントツにいい気がします。
このプライム筆記用紙について、ナカバヤシ株式会社のウェブサイトには、“裏写りのしにくい” と紹介されています。しかし、筆圧強めの筆者が普通のボールペンを使ってこのノートに書くと、しっかり裏写りしてしまいました。ナカバヤシ株式会社によれば、プライム用紙は万年筆での筆記に適しているようです。
以上のように、
- 見る角度や光の当たり具合で、ガイドラインが浮き上がったり消えたりする
- 感触が抜群にいい
といった感覚刺激が意外と脳を飽きさせないことが、ロジカル・Tラインノートのすごいところだと感じました。しかもそれは、決して邪魔になる刺激ではありません。
実際にロジカル・Tラインノートに照明を当てて勉強してみたら、ラインの変化と、紙の触感で、感覚を心地よく刺激されました。実際に仕事が終わってから夜に使用しても、眠気が軽減しそうです。よろしければ、みなさまも一度お試しくださいね。
(本文全体の参考元:ナカバヤシ株式会社|ロジカル・Tラインノート B5・30枚 B罫)
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今回は、斜めから照明を当てるとガイドラインが見える、ナカバヤシのロジカル・Tラインノートを使ってみました。夜勉強に励む社会人のみなさんの、ノート選びのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。