効率よく学ぶための “2つの要素” を満たせる! 「方眼罫」の「付箋」で勉強してみた

5mm方眼罫の付箋で勉強してみたもの。ノートに貼っている

ビジネスパーソンとして学び続ける重要性はよくわかっているけれど、勉強は苦手……。そんなあなたに、無理なく・楽しく・効率よく学ぶのに役立つツールを紹介しましょう。学びを促進してくれそうな「5mm方眼罫入りの付箋」です。

勉強に少し苦手意識があり「勉強するなら楽しくやりたい!」と常々思っている筆者が、実際にそれを使ってみながら詳しく説明します。

【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。

楽しく効率よく学ぶためのふたつの要素

無理なく学べる方法を探し続けている筆者が今回発見した「5mm方眼罫入りの付箋」には、【方眼罫】【付箋】というふたつの要素が入っています。もともとこれらは、筆者にとって “楽しく効率よく学ぶ” ための大事な要素でした。

【方眼罫】で書きやすい

方眼ノートで勉強すると、以下のメリットがあります。

  • マス目があるので、定規なしでも線が引ける
  • 図表やイラストが描きやすい

筆者が特に重要だと感じるのは、図やイラストが描きやすいという点。勉強では文字だけを書くより図やイラストも描くほうが、楽しいうえに記憶がしやすいからです。こちらは、以前筆者が図やイラストを描きながら勉強した方眼ノートです。

方眼ノートを使って図やイラストを用いて勉強した例

(画像の引用元:STUDY HACKER|医師推奨「自己モニタリングノート」のすごい効果。“メタ認知” でスッと冷静になれる

株式会社ショーケース代表取締役会長・ビジネス作家・知的生産研究家の永田豊志氏も、自身が提唱する図を用いた勉強法――図解式勉強法(バラバラになっている情報をつなげて、図にまとめあげる勉強法)には、次のようなメリットがあると伝えています。

  1. 全体を理解しやすい
  2. 少ない労力でできる
  3. 記憶を引き出しやすい
  4. 効率的である
  5. 勉強が楽しくなる

(参考およびカッコ内引用元:ITmedia エンタープライズ|驚きの「図解式勉強法」とは何か?

それに、方眼ノートは文字や図、イラストが混在しても、規則正しいマス目のおかげで、なんとなくまとまって見えるのではないでしょうか。ですから、「ノートが汚くなっちゃった」「きれいに書かなきゃ」といったストレスやプレッシャーを特に感じることなく、どんどん勉強を進められるのです。

【付箋】で勉強が楽しくなる

また、学ぶのが退屈に感じるとき、気分が乗らないときなどには、いろんなカラーの付箋を使うと効果的。色の変化を楽しみながら、まとめた情報をパズルのように組み合わせていると楽しくなり、気分転換にもなるからです。こちらは、以前筆者が付箋で勉強した例です。

付箋で勉強した例

(画像の引用元:STUDY HACKER:「付箋ノート」はもう試した? 脳力アップと情報整理に役立つ “最強ノート術” のやり方

楽しいだけではありません。付箋ごとに情報を区切ると、“これだけ覚えよう” “ここまで覚えよう” と割りきりやすいですし、貼ったり剥がしたり入れ替えが自由なので、情報の修正や更新も簡単です。

なおかつ、付箋を使うと脳がより働いてくれる可能性もあります。手書きだけでも脳をたくさん使うのに、それに付箋を使う動作が加われば、いっそう脳を使うことになるからです。

脳神経内科・認知症の専門医である長谷川嘉哉氏によると、筆記具を選び、文字を書き始める場所や形状を選び、漢字・ひらがな・カタカナを使い分け、指を使って細かい作業をする “手書き” は、脳をたくさん使うのだそう。ちなみに、漢字・ひらがな・カタカナを処理する脳の部位は、それぞれ異なるのだとか。

そうしたことから長谷川氏は、脳をたくさん使う “手書き” が、脳にいいのは当たり前だと伝えています。

(参考:STUDY HACKER|医師「手書きが脳にいいのは当然」――脳を刺激する “最高のアナログ習慣” してますか?

だとすれば、それに付箋特有の動作(色を選ぶ、貼る位置を考える、貼る、剥がす、色を区分ける、色を組み合わせるなど)が加わると、ますます脳は広範囲に使われるのではないでしょうか。

学びにいい要素が詰まったツールを発見!

そして、その【方眼罫】と【付箋】が合わさったものが、今回発見した5㎜方眼罫の付箋――ナカバヤシ株式会社の「w/U ノート付箋 スクエア」です。(Amazonナカバヤシダイレクトショップ

ナカバヤシ株式会社の「w/U ノート付箋 スクエア」4色

普通の付箋(写真の付箋は75×75mm)よりちょっと大きめの98×98mmサイズ。

普通の付箋と5mm方眼罫の付箋のサイズを比べた。後者が大きい。

これは「w/U -watashi no sobani-」というシリーズのひとつで、コンセプトは「がんばるあなたに寄り添う文房具」とのこと。表紙つきなので、保管したり持ち運んだりする際にも、1枚めが汚れにくいのがいいですね。(参考およびカギカッコ内引用元:ナカバヤシ株式会社|w/U ノート付箋 スクエア スモーキーブラック)。 

表紙を開けて中身を見てみると――あれ? 意外と付箋自体は色が薄い。個人的には、もう少しだけ濃くてもいいような気がします。

「w/U ノート付箋 スクエア」の表紙と中身

ちなみに、普通の付箋はおおむね上部だけに糊がついていますが、この「w/U ノート付箋 スクエア」の場合は、糊がついてる部分が広いので、全体がやんわりとくっついてくれます

上部だけに糊がついているタイプだと、ノートなどに貼ったとき、ペロッとめくれあがってきてしまいますが、全体がやんわりくっついてくれる「w/U ノート付箋 スクエア」なら、そのストレスがありません。

「w/U ノート付箋 スクエア」と違い、普通の付箋はすぐペロッとめくれあがってしまう。

では、さっそく使ってみましょう。

5㎜方眼罫の付箋を使って勉強してみた

方眼罫の入った付箋に図やイラストを描きながら勉強を進め、ノートにどんどん貼ってみました。

5mm方眼罫の付箋で勉強してみた

もう少し付箋の色が濃かったら、もっと色合いを楽しめたかな? とも思いますが――書き込む際に邪魔をしない、最適な色の濃度だったのかもしれません。気がついたら、没頭していました

少し大きめサイズもいいですね。普通の付箋だと、すぐに文字や図でいっぱいになってしまいますが、この付箋にはよりたくさんの情報を書き込めました

そして、うっすらと浮き上がった5mm方眼罫は、さりげなく図やイラストのレイアウトをサポートし、乱雑な文字も目立たなくしてくれた印象です。

なお、色を選んで、書いたり貼ったりしながら勉強するのは、いつも付箋を使うときと同じように、楽しく行なえました。付箋ごとに情報を区切りやすく、細かく分類して覚えやすいのもいつも通りです。

5mm方眼罫の付箋で勉強してみたもの。寄せたアングル。

(付箋の中身参考:コスモス薬局グループ|令和元年6月 たんぱく質

そのなかで、普通の付箋との大きな違いを感じたのはやはり、ペロンと下のほうがめくれ上がらないことでしょうか。全体がくっついてくれるからです。かといって、糊がまんべんなくついているわけではないので、ベターッとくっつくことはなく、剥がしたいときはスムーズに剥がすことができます。

こうしてできあがった付箋ノートをずっと眺めていたら、最初は薄くてちょっと不満だった付箋の色も、十分な気がしてきました。罫線も薄めで主張しすぎず、思考の邪魔をしません。集中するには、このくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

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やんわり全体が貼りつく、薄めカラーの5mm方眼罫付箋で勉強してみたら、いつも以上に楽しく勉強でき、集中することもできました。よろしければ、お試しくださいね。

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