コロナウイルス禍によって社会に大きな変化のあった2020年。働き方や仕事に変化をせまられた人。そしてその変化にとても苦労した人は、多かったのではないでしょうか。
だからこそ「今年は巻き返したい」「さらなる飛躍を目指したい」「新しいことを始めたい」と、強い気持ちで2021年に臨もうとしている人もまた、多いはずです。
そこで新年最初の今回は、昨年2020年の1年間にSTUDY HACKERで公開された700以上の記事のなかから、最も反響の大きかった人気記事を10個ピックアップ。その内容をダイジェストでご紹介します。
脳科学的に考える効率のよい勉強法、デキる社会人に不可欠な文章力アップ術、仕事力・学習能力を支える脳の整え方など、飛躍を目指すみなさんに役立つ情報を一気に振り返っていきましょう。
いよいよ第3位から第1位の発表です!
【第3位】【保存版】「勉強」の基本と応用をまとめてみた。
第3位は『【保存版】「勉強」の基本と応用をまとめてみた。』。STUDY HACKERの真髄である「勉強」に関する数多の記事をテーマ別に厳選してまとめた、勉強記事のプラットフォームです。
「ノート術」「記憶術」といった具体的なテクニックはもちろんのこと、「やる気が出ない」「集中力が続かない」などの勉強における根本的な悩みまで解決に導きます。
たとえば、「勉強なんてやりたくない」と悩む人に向けては『「努力が苦手」は脳の○○が原因。どうすれば努力できる人になれるのか?』『つまらない勉強が楽しくなる!勉強を快感に変えるシンプルな方法』などの記事を挙げ、その心理を科学的に解決する策を紹介しています。
ほかには、勉強部屋の整え方、最適な勉強場所の見つけ方、勉強中の眠さの原因と解決法、勉強によるストレスの解消法などについても、STUDY HACKERが誇るたくさんの記事のなかから、読者の悩みに応える記事を厳選してご紹介。あなたが抱える問題の解決策も、この記事を読めば必ず見つかりますよ。
まさに「保存版」の名にふさわしい1本。勉強についてのあらゆる悩みの解決は、まずはこの記事から!
【第2位】あなたも絶対やっている。勉強中の「脳に最悪」な4つの習慣
第2位は『あなたも絶対やっている。勉強中の「脳に最悪」な4つの習慣』です。「一生懸命勉強しているはずなのに結果が出ない」というあなた。以下4つのNG習慣のうち、自分がやってしまっているものが1つでもあれば、即改善を!
- 「休憩なしで長時間の勉強」はNG
東京大学薬学部教授の池谷裕二氏と株式会社ベネッセコーポレーションの共同研究により、勉強中に休憩を入れることで、集中力に関係する脳波の波形が回復すると明らかになったそう。勉強中は数十分おきに休憩をとる習慣をつくりましょう。 - 「ずっと座り続ける」のはNG
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが行なった調査で、座っている時間が長い人ほど、記憶の形成に関する脳領域の皮質が薄い傾向が見られたそう。部屋を歩きながら参考書を読むなど、座らずできる勉強法も考えてみましょう。 - 「楽しいことを封印する」のはNG
脳科学者の澤口俊之氏によれば、「頑張ればこれが得られる!」という報酬を期待したときに、やる気を出させる脳内物質「ドーパミン」が大量に放出されるそう。いわゆるご褒美のほかに「好きな音楽を聴く」ことでも、ドーパミンの分泌が促されるとのこと。 - 「寝る間を惜しんで勉強する」のはNG
甲南大学准教授の前田多章氏によると、睡眠が短いと脳内の記憶が充分に整理されないそう。記憶を思い出しやすくする役割をもつレム睡眠と、記憶どうしを関連づけて統合する役割をもつノンレム睡眠のサイクルが、短時間睡眠だときちんと現れないからです。理想の睡眠時間は6時間または7時間半だそうですよ。
みなさん、脳に最悪な習慣はいますぐ手放し、学習能力を高めていきましょう。
『あなたも絶対やっている。勉強中の「脳に最悪」な4つの習慣』
【第1位】「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に!
栄えある2020年トップの座に輝いた記事はこちら!
『「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に!』
人一倍「感受性」が強く、人一倍「深く考える」。よく疲れ、よく傷つく……。そんなHSP(Highly Sensitive Person)の特性を生かしながら、快適に勉強するコツを紹介する1本です。
繊細で感じやすいがゆえに、些細なことや細かな違いも深く考えてしまい、勉強がはかどらない。そうお悩みの方にこの記事が提案するのは、以下の3つの学習法です。
- 勉強のおともには全体の流れが理解しやすい「慣れ親しんだ教科書」か「薄めの参考書」がおすすめ!
※HSPには、初めてのことを覚えるのは苦手だが、全体の流れがわかれば理解の速度を上げられるという特徴がある。 - 語学学習にはシャドーイング(聞いた音を追いかけて復唱)が絶対おすすめ!
※HSPは、模倣を通した学習や共感力に関わる「ミラーニューロン」の働きが強い。 - アウトプットには絵や図をたっぷり使うのがおすすめ!
※インプットが多くなりがちなHSPは、こまめにアウトプットをすると心がと整いやすい。加えて、HSPは創造的な感性を備えている。
また、人の干渉や環境による刺激が少ない場所で勉強することも大切だそうです。これらのコツを押さえれば、HSPのあなたも心地よく勉強できることでしょう。
『「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に!』
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以上、2020年ヒット記事ベスト10をダイジェストでご紹介しました。新たな1年がいっそう充実し、多くの皆さんにとって飛躍の年となるよう、2021年もSTUDY HACKERの記事を役立てていただければ幸いです。
(※ランキング対象記事:2020年1月1日~12月15日に公開した記事)
(参考)
STUDY HACKER|【保存版】「勉強」の基本と応用をまとめてみた。
STUDY HACKER|あなたも絶対やっている。勉強中の「脳に最悪」な4つの習慣
STUDY HACKER|「時間はかかる」けど「覚えたらすごい」のがHSP。この “3つの方法” で勉強がもっと快適に!
【ライタープロフィール】
月島修平
大学では芸術分野での表現研究を専攻。演劇・映画・身体表現関連の読書経験が豊富。幅広い分野における数多くのリサーチ・執筆実績をもち、なかでも勉強・仕事に役立つノート術や、紙1枚を利用した記録術、アイデア発想法などを自ら実践して報告する記事を得意としている。