2023年になりました。去る2022年は、あなたにとってどんな年でしたか?
サッカーW杯での日本代表の活躍に沸いたり、「村神様」「きつねダンス」が流行語になったりと、スポーツ関連の話題で盛り上がった印象の1年でした。一方では国内外で暗いニュースも多く、将来の生活に不安を感じた年でもありましたよね。だからこそ、
「将来何があってもいいように、確固たるスキルを身につけておきたい」
「もっと自分を高め、明るいキャリアを手に入れたい」
そんな思いをいっそう強めた方も多いかもしれません。
そこで今回は、2022年にSTUDY HACKERで公開した350本以上の記事のうち、最も反響が大きかった10本の記事を振り返ります。STUDY HACKERが誇る人気記事から有益な学びを得て、新しい年のいいスタートダッシュを切りましょう。
まずは、第10位から第7位の発表です。
- 【第10位】「敵を味方に変えてしまう人」の口癖4つ。意見が対立しても “こう” 言うだけで空気が変わる
- 【第9位】「意識せずとも幸せでいられる人」の “最高の一日” の過ごし方。朝昼晩の手軽な6つの習慣
- 【第8位】書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術
- 【第7位】「心が疲れやすい人」の口癖。「心が疲れない人」の口癖。“自分なんて” はこう言い換えよう
【第10位】「敵を味方に変えてしまう人」の口癖4つ。意見が対立しても “こう” 言うだけで空気が変わる
第10位にランクインしたのは、『「敵を味方に変えてしまう人」の口癖4つ。意見が対立しても “こう” 言うだけで空気が変わる』。
意見が食い違う相手とも建設的に対話できる。ウマが合わない相手とさえ上手に接し、むしろ仲間に変えてしまう。そんなうらやましいほど「愛され上手」な人、あなたの近くにもいませんか?
彼らが愛される秘密のひとつは「口癖」にあるかもしれません。明るく肯定的で、相手を気遣い、尊重する言葉選びをしているからこそ、彼らは周囲の人を惹きつけてやまないのです。この記事で紹介している4つの口癖をあなたも押さえれば、職場の苦手な “あの人” との関係性を改善できるかもしれません。
たとえばそのひとつは、「相談したいことがあるんだけど……」というフレーズ。ミスが多い後輩へ指導するときなど、人に何かを注意しなければいけないシーンで使える言葉です。
どんな正論も、直接的な言葉で伝えると相手を萎縮させかねず、互いの関係性がギクシャクするリスクがあります。そこで「相談したいことがあるんだけど……」という言葉を頭に添え、本題の注意や指導に入る前にクッションを挟んであげましょう。
「相談したいことがあるんだけど、ここ、ミスがあることに気づいたんだ」
「相談したいことがあるんだけど、もう少しだけ早く仕上げてくれると助かるな」
これなら、あまり角を立てることなく注意点を伝えることができますね。
では、残る3つの「愛され口癖」はどんなものでしょうか? それはぜひ、記事本文を読んでお確かめください。
『「敵を味方に変えてしまう人」の口癖4つ。意見が対立しても “こう” 言うだけで空気が変わる』
【第9位】「意識せずとも幸せでいられる人」の “最高の一日” の過ごし方。朝昼晩の手軽な6つの習慣
最近、幸せを感じられていない。何をしても浮かない気分……。
そんな憂うつな心持ちを脱し、日常生活のなかに「幸せ」を増やす方法を紹介した記事が『「意識せずとも幸せでいられる人」の “最高の一日” の過ごし方。朝昼晩の手軽な6つの習慣』。この記事では、朝・昼・夜という3つのタイミングで実践したい「幸せ習慣」を、それぞれふたつずつ紹介しています。
「夜の幸せ習慣」のひとつとして紹介されているのは、「自分をほめてあげる」こと。心理カウンセラーの根本裕幸氏の見解をふまえたものです。
ほめるといっても、何も特別なことでなくてもかまいません。
「朝、ちゃんと起きて出勤できた」
「仕事をミスなく終えられた」
など、当たり前に送っている日常のなかに “ほめポイント” を見つけ、自分自身をねぎらってあげるのです。根本氏は「1日5個」、自分にほめ言葉を贈ることを推奨しているそう。
本記事で取り上げられている、計6つの幸せ習慣を身につければ、きっとハッピーな気持ちで毎日を送れるようになるはず。ほかの5つがどんなものか気になる方は、ぜひ記事本文を読んでみてください。
『「意識せずとも幸せでいられる人」の “最高の一日” の過ごし方。朝昼晩の手軽な6つの習慣』
【第8位】書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術
あなたには何か、叶えたい望みはありますか? もしあるなら、まずやってみるべきことがあります。それは自分の望みを紙に書き出し、叶えたいことのディティールを明確にすること。そうすればあなたの望みは一気に現実味を増し、実現の可能性も大きく高まるのです。
第8位にランクインした『書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術』では、叶えたい望みの具体像を方眼ノートに書き出し、実現を引き寄せるテクニックが紹介されています。
(画像引用元:STUDY HACKER|書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術)
「紙に書くことで願いが叶う」ことには、ちゃんとした根拠があります。この記事では、セミナー講師、コンサルタントであるヘンリエッタ・アン・クロウザー氏の見解をもとに、その脳科学的根拠について解説。
望みの内容を具体的に書き出すと、脳のRAS(Reticular Activating System)というメカニズムが刺激されて脳が覚醒状態になり、関心事にまつわる情報に対して敏感になるのだそうです。
つまり「書く」という刺激で活性化した脳は、望みの実現に必要な情報を自然と集めるようになるわけです。
もしあなたに「実現したい夢」や、夢とまではいかなくても「やりたいと思っていること」があるなら、記事で紹介されているノート術に取り組んでみてください。方眼ノートを線で区分けし、
- モヤモヤと頭のなかにある「やりたいこと」
- やりたいことの背景にあるもの(理由や動機など)
- 躊躇する原因
- 実行のアイデア
などを書き出すというものです。詳細な書き方を知りたい方は、ぜひ記事をご一読ください。
『書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術』
【第7位】「心が疲れやすい人」の口癖。「心が疲れない人」の口癖。“自分なんて” はこう言い換えよう
わずらわしい人間関係や日々の忙しさに振り回され、心はいつもクタクタ……。そんな状態は、「口癖」を少し変えることで解消できるかもしれません。第7位『「心が疲れやすい人」の口癖。「心が疲れない人」の口癖。“自分なんて” はこう言い換えよう』の内容をご紹介しましょう。
この記事では、
- 勉強と仕事の両立について悩んだとき
- 対人関係について悩んだとき
- 仕事が思うようにいかず悩んだとき
- まわりと比較して悩んだとき
という4つのシチュエーション別に、心の疲れ解消につながるフレーズを紹介しています。
たとえば、仕事のあとで勉強をすることがつらいとき、つい癖で「疲れた」と言ってしまっていませんか? じつは「疲れた」といったネガティブな言葉を口にすると、それだけで脳のパフォーマンスが下がってしまう恐れがあります。
本記事で参考にしている、脳医学者の林成之氏の解説をふまえると、脳に入ってきた情報は「A10神経群」という神経回路を通じて処理され、「いい情報だな」「嫌な情報だな」といったレッテル貼りをされるとのこと。そして否定的なレッテルを貼られた情報に対して、脳は活発に働かなくなってしまうのだそうです。
そこで、つい癖で「疲れた」と言ってしまうところを「お疲れさま」に言い換えましょう。これは、臨床心理士の山名裕子氏が提唱していること。この言い換えをすることで自分を励ますニュアンスの言葉に変わり、心身に活力をもたらせるのだとか。
日頃口にする言葉というものは、意外にも心身に大きな影響を与えるファクターのひとつ。記事を読んで残り3つの口癖もマスターし、心の疲れを自己管理できるようになりましょう。
『「心が疲れやすい人」の口癖。「心が疲れない人」の口癖。“自分なんて” はこう言い換えよう』
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>>第1位~第3位はこちら
>>第4位~第6位はこちら
(※ランキング対象記事:2022年1月1日~12月10日に公開した記事)
(参考)
STUDY HACKER|「敵を味方に変えてしまう人」の口癖4つ。意見が対立しても “こう” 言うだけで空気が変わる
STUDY HACKER|「意識せずとも幸せでいられる人」の “最高の一日” の過ごし方。朝昼晩の手軽な6つの習慣
STUDY HACKER|書くだけで脳が注意を呼び起こす。「曖昧な望み」を「具体的な予定」に変える方眼ノート術
STUDY HACKER|「心が疲れやすい人」の口癖。「心が疲れない人」の口癖。“自分なんて” はこう言い換えよう
【ライタープロフィール】
佐藤舜
大学で哲学を専攻し、人文科学系の読書経験が豊富。特に心理学や脳科学分野での執筆を得意としており、200本以上の執筆実績をもつ。幅広いリサーチ経験から記憶術・文章術のノウハウを獲得。「読者の知的好奇心を刺激できるライター」をモットーに、教養を広げるよう努めている。