充実した一週間を過ごすために、心に刻んでおきたい「成功者たちの名言」4選

充実した一週間を過ごすために 成功者たちの名言01

みなさんは月曜日をどのような気持ちで迎えていますか? 休みとの切り替えがうまくできず、「なんだか憂うつだな」と感じる……そんな人は、成功者たちの言葉から、少しでも前向きなマインドで過ごすためのヒントを得てみてはいかがでしょう。

今回の記事では、充実した一週間を過ごすための「成功者の名言」を4つお伝えします。

1. 村上春樹氏「仕事のために、自分の規律を作る」

書くためには、守るべき自分自身の規律を作り、しっかりと確立させる必要があるんです

(引用元:プレジデント ・オンライン|村上春樹も実践、在宅ワークが劇的にはかどる「奇跡の朝ルーティン」

一週間の仕事をスタートするとき思い出したいのが、小説家・翻訳者である村上春樹氏の言葉です。1979年のデビュー以後、120作品以上(翻訳も含む)にものぼる精力的な活動を長く続けられている秘訣は、村上氏が “自分の規律を守る” 生活をしているから。

『時間を増やす思考法』著者で弁護士の谷原誠氏が同書のなかで、村上氏の時間の使い方を紹介しています。それによると――

村上氏は「毎日朝4時に起きて」「4~5時間、ひたすら執筆」、そのあとは「必ず1時間程度運動」し、「昼すぎからは自由な時間として本を読んだり、音楽を聴いたり、レコードを買いに行ったり、料理をしたり」する――小説が書きあがるまで、このルーティンで生活するのだそう。(カギカッコ内引用元:同上)

じつは、ルーティンは仕事のパフォーマンスを左右する大切な要素です。米・テキサスA&M大学が約400名の従業員を対象に実施した研究報告(2020年)によると、朝のルーティンが乱れる人は、仕事で疲れやすく、落ち着きがなくなることが判明したそう(Wiley Online Library|Stumbling out of the gate: The energy-based implications of morning routine disruptionより)。

言い換えてみれば、自分で決めた朝のルーティンを守ることにより、仕事効率の向上が期待できるのです。

あなたも、一週間のスタートを気持ちよく切り、仕事のパフォーマンスを上げるために、“朝のルーティン” を取り入れてみてはいかがでしょう? 有意義な朝ルーティンについては、こちらの記事が参考になりますよ。

>>『朝活をルーティン化しよう! 誰でもできる簡単アクティビティ4選

充実した一週間を過ごすために 成功者たちの名言02

2. 廣津留すみれ氏「やることが多いほうが、人は効率的に動ける」

時間は使い方次第で、どうにでもなる。むしろ、音楽と勉強、両立すべきことがあったからこそ、効率的になれた。やることが多いほうが、人は効率的に動けるのかもしれません

(引用元:東洋経済オンライン|留学経験ゼロで「ハーバード首席卒業」の日本人

今週も忙しくなりそうだ。勉強する時間あるかな……。時間に追われて悩む人のヒントになるのが、ハーバード大卒の起業家・バイオリニスト、廣津留すみれ氏の言葉です。

この言葉は、勉強とバイオリンの練習を両立していた小学生時代を振り返ってのもの。廣津留氏には「バイオリンと勉強のどちらかを諦めるという選択肢はな」く、「どちらも全力で取り組むために、時間をどう有効に使うか、つねに工夫」していたそうです。(引用元:同上)

「仕事が忙しいから、勉強時間は犠牲にしなければ……」と悩む社会人に、ヒントを与えてくれるエピソードではないでしょうか。

科学的にも “忙しさ” は、短い時間での勉強の質を高めるのに役立ちます。

脳科学者の中野信子氏は、「『覚醒レベル』と『学習パフォーマンス』の間に逆U字曲線型の関係がある」ことを示した、心理学の「ヤーキーズ・ドットソンの法則」に基づき、こう説明しています。

この法則が示しているのは、極端にストレスがなさすぎる場合や、逆にものすごいプレッシャーがかかり、ストレスにさらされている場合には、記憶や知覚のパフォーマンスが低下してしまうこと。逆に、適度なストレスが学習パフォーマンスを最高レベルに高めてくれるのです。

(上記カギカッコ内・枠内引用元:東洋経済オンライン|エリートはなぜ「適度なストレス」を欲するのか※太字は筆者が施した)

上記の「適度なストレス」には、忙しさも該当すると言えるでしょう。「時間がない」「あまり余裕がない」といったプレッシャーが、学習時間の密度を高めてくれるはず。

仕事と勉強の両立は大変だと思いがちですが、忙しいからこそ勉強の質を上げられます。一週間を勉強面でも有意義に過ごすために、たとえばスキマ時間を徹底活用して勉強してみるのはいかがでしょう。どう勉強すればいいかわからない人は、こちらの記事で、こちらの記事で自分に合ったスキマ時間の勉強法を見つけてみてください。

>>『【チャートでわかる】あなたに最適な「スキマ時間の勉強法」。もう空き時間の使い方には迷わない

充実した一週間を過ごすために 成功者たちの名言03

3. ミハイ・チクセントミハイ氏「何かに没頭するときが、最高の瞬間」

“The best moments in our lives are not the passive, receptive, relaxing times . . . The best moments usually occur if a person’s body or mind is stretched to its limits in a voluntary effort to accomplish something difficult and worthwhile”

(訳:私たちの人生において最高の瞬間は、受け身でも、受容的でも、リラックスする時間でもありません……困難な価値ある何かを成し遂げるための自発的な努力によって、人の心と身体が限界まで引き伸ばされたとき、最高の瞬間が訪れます)

(引用元:PositivePsychology.com|8 Traits of Flow According to Mihaly Csikszentmihalyi ※訳は筆者が補った)

ポジティブ心理学者で、「フロー」の概念を提唱したミハイ・チクセントミハイ氏の言葉は、「受け身」でいるよりも「没頭する」ほうが幸福になれることを示唆しています。何かに没頭できる時間をもつことは、充実した一週間を過ごすことにつながるはず。

脳科学者の茂木健一郎氏によれば、チクセントミハイ氏が提唱した「フロー」とは、「時間が経過するのを忘れる」くらい「今やっていることに集中」している状態。このとき、「目の前の課題をこなすこと自体が喜びとなり、報酬となる」のだそう。(カギカッコ内引用元:プレジデント・オンライン|「頑張ろう」「勝とう」は集中力の邪魔だ

たとえば、勉強においてフローを体験すれば、高い学習効果が期待できるのみならず、「勉強するのが楽しい!」という喜びを得られるのです。では、フロー状態に入るためには、何に注意すればいいのでしょう。茂木氏がこう説明しています。

「がんばろう」とか、「絶対に勝とう」といった動機づけは、励みになると同時に、最高のパフォーマンスの邪魔をすることにもなりかねない。心や体に余計な力が入ってしまうのだ。

(引用元:同上 ※太字は筆者が施した)

「まず3問解いてみようかな」くらいの軽い気持ちで作業に入れば、しだいにフロー状態に近づけるかもしれません。そういう時間を経験できれば、週の終わりには「充実した一週間だった」と思えるでしょう。

充実した一週間を過ごすために 成功者たちの名言04

4. ティム・クック氏「どのように人のために尽くせるのか。これが最大の問い」

私自身はどのように人のために尽くせるだろうか。これこそ、人生における最も重要で、最大の問いだと思っています。
自分自身を超越したなにか偉大なもののために働けば、意義、そして目的を見出すことができます。

(引用元:ログミーBiz|ティム・クック、ジョブズと出会って見つけた「人生の目的」を回顧 15年の模索の末にたどり着いた自らの使命

仕事にやりがいを感じられず、モチベーションが下がる……。そんなときに思い出してほしいのが、AppleのCEOティム・クック氏の言葉。この言葉は「働く動機づけ」を考えるときの参考になるのではないでしょうか。

ビジネス・ブレークスルー大学経営学部教授の斉藤徹氏は、報酬に代表される「外発的動機づけ」では、「やる気が一時的にしか続かない」と指摘します。(引用元:STUDY HACKER|組織が力を発揮するための鍵は「内発的動機づけ」にあり。その大前提はリーダーによる○○だった

たとえば、給与が上がれば一時的には喜びを感じるものの、しだいにその金額に慣れてしまって満たされなくなる……といったようなことです。これでは、企業方針の見直しで報酬が減るなどすればいっそう落胆するでしょう。このように、外の条件に頼るモチベーションでは弱いのです。

そこで重要になると斉藤氏が言うのが、興味・関心からもたらされる「内発的動機づけ」。これには、「仕事のとらえ方や業務上の行動を自ら修正する」ことを指す「ジョブ・クラフティング」が有効なのだそうです(引用元:同上)。

武蔵大学教授の森永雄太氏は、ジョブ・クラフティングを「与えられた仕事の範囲や他者との関わり方を、主体的に変えていくこと」と定義し、以下の3要素について考えることを提唱しています(引用元:プレジデント オンライン|"つまらない仕事"を変える自律的な働き方)。コールセンターのケースを例にとりながら説明しましょう。

  • 認知(役割)
    例:コールセンターの仕事は、お客様の悩みや疑問をともに解決する大切な仕事だ。
  • 人間関係
    例:電話のあと満足していただきたい。そのために、お客様の立場になって対応しよう。
  • タスク
    例:伝わりやすい話し方や、応対記録をすばやくとるためのPC操作を学ぼう。

このように、「私の仕事は誰に貢献できているのだろう?」と、関わる人や仕事の背景を考えることで、「やりがいがない、モチベーションが上がらない……」という思いを払拭できるのです。

あなたが「単調だな」と不満に思っている仕事も、必ず ”誰かに貢献” しているものです。「相手に満足してもらおう」「役立つ存在となろう」――こう考え直すことで、きっとモチベーション回復につながるはずですよ。

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成功者たちの言葉を参考に、仕事も勉強もうまくいく素敵な一週間を送ってくださいね。

(参考)
プレジデント オンライン|村上春樹も実践、在宅ワークが劇的にはかどる「奇跡の朝ルーティン」
BRUTUS.jp|数字で探る村上春樹
Wiley Online Library|Stumbling out of the gate: The energy-based implications of morning routine disruption
東洋経済オンライン|留学経験ゼロで「ハーバード首席卒業」の日本人
東洋経済オンライン|エリートはなぜ「適度なストレス」を欲するのか
PositivePsychology.com|8 Traits of Flow According to Mihaly Csikszentmihalyi
プレジデントオンライン|「頑張ろう」「勝とう」は集中力の邪魔だ
ログミーBiz|ティム・クック、ジョブズと出会って見つけた「人生の目的」を回顧 15年の模索の末にたどり着いた自らの使命
STUDY HACKER|組織が力を発揮するための鍵は「内発的動機づけ」にあり。その大前提はリーダーによる○○だった
プレジデント オンライン|"つまらない仕事"を変える自律的な働き方

【ライタープロフィール】
青野透子
大学では経営学を専攻。科学的に効果のあるメンタル管理方法への理解が深く、マインドセット・対人関係についての執筆が得意。科学(脳科学・心理学)に基づいた勉強法への関心も強く、執筆を通して得たノウハウをもとに、勉強の習慣化に成功している。

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