おすすめ勉強場所を9個まとめてみた。社会人・学生のための「集中環境」の見つけ方。

おすすめの勉強場所があったら知りたくありませんか? 社会人も学生も、勉強場所選びに悩んでいる人は多いようです。

本記事は、StudyHackerのおすすめ勉強場所をご紹介します。それぞれのメリットとデメリットを比較しつつ、いろいろな勉強場所を試してみてください。

おすすめ勉強場所1:自分の部屋

まっさきにおすすめする勉強場所は、やはり自分の部屋です。自分の部屋を勉強場所にすれば、わざわざ移動に時間をかけたり、重たい本や参考書を持ち運んだりする必要がありません。自室を勉強場所として利用するのにお金はかかりませんし、好きなものを飲み食いしながらの勉強だって可能です。完全なひとりの空間で勉強に取り組めることが、勉強場所としての自室の最大のメリットではないでしょうか。

しかし勉強場所としての自室が持つ「人の目がない」というメリットは、集中力やモチベーションの低下を引き起こすデメリットでもあります。自室を勉強場所として最大限に活用するにはどうすればよいのでしょうか。

自室を勉強場所として活用するには1:スマホ・マンガを遠ざける

自室を勉強場所として利用する際、特に気をつけてほしいものが、スマートフォンです。自室は人の目がないため、スマートフォンをいじって遊んでいても、誰にもにらまれることがありません。休憩と称してちょっとスマートフォンを触ったら、いつのまにか数十分が経過しているかも。

では、スマートフォンの電源を切っておけばよいのでしょうか? ところが話は単純ではないようです。米テキサス大学オースティン校の研究によれば、たとえ電源がオフになっていたとしても、スマートフォンがすぐ近くにあるだけで、私たちの注意力は散漫になってしまうのだそう。ましてやメールやSNSなどの通知が届いたら、スマートフォンの存在を無視するのはさらに難しくなるでしょう。

ほかにもマンガやゲームなど、勉強を邪魔する “誘惑” が自分の部屋には数多く潜んでいます。誘惑が多すぎるのが、勉強場所としての自室の大きなデメリットです。

自室を勉強場所として利用するときは、スマートフォンやマンガなど勉強に不要なものを机の周囲に置かないようにしたり、いっそのこと押入れの奥に片づけたりしましょう。容易に手が届かない場所へ排除することで、自室は誘惑に邪魔されない快適な勉強場所になりますよ。

自室を勉強場所として活用するには2:手元だけを明るくする

図書館やお店と違い、照明を自由にコントロールできるのも、勉強場所としての自室のメリットです。では、勉強場所にはどんな照明がふさわしいのでしょうか?

幼い頃から「暗い場所で本を読むと目が悪くなる」と聞かされてきた方は多いと思います。しかし、米レゲンストリーフ研究所のアーロン・キャロル助教授と米インディアナ大学医学部のレイチェル・ブリーマン博士の研究によると、暗いところで本を読むと視力が落ちるというのは誤った「医学的俗説」なのだそう。

もちろん手元が薄暗いところは勉強場所としてふさわしくありませんが、卓上のスタンドライトだけをつければ、暗い映画館で映画鑑賞をするときのような集中効果が生まれます。周囲が暗いと、勉強の集中を阻害する余計なものが目に入らないので、なかなか集中できないという人は試してみてください。

自室を勉強場所として活用するには3:室温は25℃

エアコンを自由に操作できるのも、勉強場所としての自室の大きなメリットです。せっかく空調をコントロールできるのですから、勉強に最適な室温に設定しましょう。

米コーネル大学のアラン・ヘッジ教授の研究では、室温が25℃から20℃に下がると、集中力が低下してミスの数が44%増加したという結果が出ました。勉強の効率を高めるためには、暑すぎず寒すぎず、適切な室温に気を配るのも大切です。室温を調整すれば、自室は快適な勉強場所になりますよ。

おすすめ勉強場所2:自宅のリビング

リビングは勉強場所として効果的なことが知られています。東大生の4割以上が、小さい頃はリビングで勉強していたという話をご存知ですか? 「子どもだけの話」と侮るなかれ、家族がいるリビングで勉強することにはたくさんのメリットがあるのです。家族と一緒にお住まいの方は、勉強場所としてリビングを検討してみましょう。

勉強場所としてのリビングのメリット1:適度なプレッシャーがある

勉強場所としてのリビングのメリットは、人目があることです。自分の部屋を集中環境にするコツは上でもお伝えしましたが、ちょっと休憩のつもりがだらだらと無駄な時間を浪費してしまったり、気づいたらノートの端に落書きをしていたり、という経験は皆さんにもあるはず。

しかし家族がいるリビングで勉強すると、すべてが丸見えなのでそうは行きませんよね。適度な緊張感を持ちながら半強制的に勉強を続けることが可能です。

勉強場所としてのリビングのメリット2:適度にリラックスできる

反対に、リビング勉強には適度なリラックス感もあります。自分の部屋より緊張感はあるものの、図書館や学校の自習室などに比べてリラックスしながら勉強できるのではないでしょうか。

人間はリラックスすると、脳内で「アルファ波」が出ます。このアルファ派が、記憶力や集中力を高めるのに非常に効果的なのだそう。問題の正答率もアップしそうですね。この点において、リビングは自室よりも効果的な勉強場所なのかもしれません。

おすすめ勉強場所2:自宅のリビング

おすすめ勉強場所3:図書館

図書館はもちろん、勉強に適した場所。無料であるのはもちろん、自習スペースも備えられていますからね。

周囲の人々も当然、本を読んだり勉強したりしています。カフェなどと異なり訪れる人の目的が読書・勉強に限られていますから、館内は常に静粛。あなたのやる気も自然に引き出されるはずです。特にひとりでもくもくと集中したい方にはおすすめですよ。

また常に空調が効いているのもポイントですね。暑い夏や寒い冬に快適な勉強場所を確保したいのであれば、少し時間をかけて図書館まで移動してしまうのもひとつの手ですよ。

おすすめ勉強場所4:喫茶店・カフェ

ちょっとおしゃれな勉強場所として挙げられるのが、喫茶店やカフェ。皆さんも、街なかを歩いているときに、窓際やテラスの席で本やパソコンを広げて作業している人を目にしたことがあるのではないでしょうか。

カフェでの勉強は世の中のトレンドとも言えそうです。自宅での勉強とは異なり数百円程度の飲食代はかかってしまいますが、それを補って余りあるメリットが「カフェ勉」にはありますよ。

勉強場所としてのカフェのメリット1:環境音

カフェには生活の音が溢れています。自動ドアの開閉音や注文を取るやりとりに始まり、最も多いのは周囲の客の会話する声。「勉強は静かな環境で行なったほうが良い」と考えている方にとっては、上記のような雑音は集中力を阻害する原因になりそうに思われますよね。でも実は、適度な雑音が勉強の味方になってくれることが、研究で判明しています。

50デシベル(デジベルは音の大きさの単位)程度の静かな環境(例えば図書館など)で作業をするよりも、70デシベルのノイズがある環境(カフェなど)の方がクリエイティブになる(創造性が高まる)というのです。

(引用元:MEN-ZINE|環境音にこだわって仕事をクリエイティブに!環境音の意外な役割とは

適度な雑音が耳から入ってくると、脳がその雑音をシャットアウトしようとして、しっかり集中力を確保してくれるというメカニズムがあるのだそう。

かと言って、他人の話に興味津々、耳をそばだてるようなことをしていたら集中できるはずもありませんよね。周囲の音に気を取られすぎることなく、まずはとにかく「勉強を始める」という一歩さえ踏み出してしまえば、あとは環境音が集中力の後押しをしてくれるはずです。

勉強場所としてのカフェのメリット2:コーヒーが飲める

カフェで勉強をするとき、必ず何か飲み物を注文することになります。この出費が痛いと思う方もいるかもしれませんが、実はこの1杯も勉強効率を上げるのに役立つのです。

たとえば、コーヒー。コーヒーと聞いてまず思い浮かべるのはカフェインですよね。このカフェイン、眠気覚まし以外にも、鎮静効果や疲労回復効果も持っています。集中して疲れたとき、コーヒーはホッとひと息つくのに最適な飲み物なのです。

ちなみに脳はブドウ糖を唯一の活動エネルギーにしているので、適度な糖分の摂取は集中力維持に不可欠です。普段はブラック派の人も、コーヒーに砂糖を入れたり、コーヒーベースの甘くておいしい飲み物を選んでみてはいかがでしょうか。こうして科学的に考えると、カフェも勉強場所として有用なのですね。

※なお、勉強を禁止しているカフェもあります。お店のルールに従うのはもちろん、混雑時には長時間の利用を控えるなど、お店やほかのお客さんの迷惑にならないようにしましょう。

おすすめ勉強場所4:喫茶店・カフェ

おすすめ勉強場所5:ファミレス・ファストフード店

街のどこにでもあるファミリーレストランも、勉強場所として検討する余地があります。少し時間が空いたときや、遠い図書館や自習室まで勉強しに行くのが面倒なときにうってつけです。そしてファミレスだけでなくファストフード店も、24時間営業をしているところが多いため、夜型人間には重宝するはず

カフェ同様、軽食や飲み物をオーダーすることになりますが、空調や食器の片づけといった、お店としての維持費が全て含まれた価格だと考えましょう。またファミレスであればドリンクバーが設置されているお店がほとんどですので、カフェなどに比べれば安価に抑えることができるはず。

それなりの雑音はありますが、周りの人の目があるため、適度な緊張感を保つことが可能です。営業時間や利用料金を比較して、自分が納得できる勉強場所を発見できると良いですね。

おすすめ勉強場所6:漫画喫茶、ネットカフェ、カラオケ店

ほとんどの漫画喫茶やネットカフェには個室が用意されているため、自分だけの静かな空間で勉強できます。備えつけのパソコンで調べものをすることも可能です。漫画やネットサーフィンなどの誘惑も多いのですが、飲み放題のドリンクを飲むなどうまくリフレッシュを図ることができれば、集中して勉強できるのではないでしょうか。

また、カラオケ店で勉強する際に特におすすめなのは音読です。StudyHackerのこちらの記事「勉強嫌いも関係ない! 京大生おすすめの『とりあえず音読』勉強法のすごいメリット」でも詳しく紹介している通り、音読には長期記憶に残りやすいなど暗記のうえでメリットがあります。カラオケルームは防音壁なので、大きな声でテキストを読むこともできますね。この点は、勉強場所としてほかより優れているといえます。

社会人の方の場合、会社に戻る時間的余裕がなかったり、外回りに中にどうしても仕事をしなければならなくなったときなど、作業スペースとしても利用できますよ。

おすすめ勉強場所7:自習室

有料自習室を使ったことがない、という人こそ、勉強場所として検討してみては? 目の前の勉強に打ち込める静かな集中空間を確保することができるうえ、ネットワーク環境やプリンターといった設備も整っています。

なお、自由に席を選べるタイプの自習室ではお気に入りの席を決めがちですが、できるだけ決めないようにするのがおすすめです。自分の席が決まっているほうが集中できる気がしますが、ほかの人に座られた際にまったく集中できなくなるリスクがあるためです。また周りの人も固定化されるため、自習室の中で居心地が良くなってしまい、緊張感を失って眠くなってしまう原因となることも。

コンスタントに集中力を維持するためにも、日によって席を変える工夫をしましょう。その点に気をつければ、自習室は格好の勉強場所です。

おすすめ勉強場所8:屋外

屋外を勉強場所にするという選択もあります。外で勉強することは “外勉” と呼ばれるようです。

外勉のメリットは、なんといっても気持ちが良いこと。自然の日光を浴びるとセロトニンという幸福物質が出て幸福を感じるばかりか、ストレスの元になる物質の育成を阻害してくれます。勉強は時に負担となり、ストレスの原因にもなるもの。外勉ならばセロトニンの力で、ストレスもそれほど感じずに済みそうです。

また、人間のニューロンの中には、いま自分がいる位置を記憶しているものがあります。そのため、自室でだらだらしがちな人の場合、自分の部屋で勉強しようとしても、体が「ここは休む場所だ」と覚えているため、なかなか集中できません。たまには外で勉強することで、新鮮な気持ちで集中できますね。

さらに、外で勉強する人はあまりいないので、人目にさらされ、適度な緊張感が生まれます。その適度な緊張感が集中力を生んでくれますよ。

一方で、天候の変化や虫など、デメリットが存在するのもまた事実。天気を見て外勉を行なうかどうかを判断したり、事前に虫よけスプレーを使っておいたりなど、快適な勉強ができるようにしましょう。以下に、外勉のおすすめスポットを3つご紹介します。

屋外の勉強場所1:カフェのテラス席

カフェはカフェでも、屋内ではなく外のテラス席を利用するのはいかがですか。カフェ勉のメリットはそのままに、外勉のメリットも同時に享受できますよ。

屋外の勉強場所2:公園

こちらはちょっとハードルが高いかもしれませんが、集中力を良い感じに保てそうですね。ただし基本的にテーブルはありませんので、ノートに書く勉強は難しそうです。暗記作業や難しい論文の読み込みなどに取り組むのが良いでしょう。

屋外の勉強場所3:駅など公共施設

駅の大階段や、施設の前にあるちょっとした休憩スペースなども活用したいもの。上記のメリットを全て満たしているうえ、非常に緊張感が高い場所なので、集中力が否が応でも高まります(※施設の利用者の方の迷惑にならない範囲で勉強しましょう)。こんな勉強場所もありうるよ、というご参考までに。

おすすめ勉強場所8:屋外

おすすめ勉強場所9:勉強仲間のそば

勉強場所というよりも、どのような環境で勉強するか、という話に移ります。ひとりでの勉強では集中力が続かない、モチベーションが維持できない。そんな方は勉強仲間を見つけて一緒に勉強するのがおすすめです。人と勉強するとかえって集中できないのではないかと考える方もいるかもしれませんが、コツさえ押さえれば相乗効果を生むことだってできるのです。

社会人の方は特に、学生時代のことを思い返してみてください。自分の周りには当たり前のように勉強仲間やライバルがいて、彼らと切磋琢磨しながら勉強に励んでいましたよね。しかし社会人になってからはどうでしょう。一緒に仕事を進める同僚や上司、部下といった人は周りにいるでしょうが、勉強で励まし合えるような人はなかなかいない、なんて方がほとんどではないでしょうか。

つまり、いざ勉強しようとしても、これまで皆とともに学ぶ「共学」という環境に慣れていながら、ひとりで勉強する「独学」という状況に陥ってしまうのです。独学になると、勉強しないことに対する罪悪感も、ライバルに負けたときの悔しさも、目標を達成したときの喜びも、感じられる機会は少なくなってしまいがち。したがって、怠けやすく、勉強に対するモチベーションも維持しづらくなってしまうのです。

仲間と勉強するメリット1:ピア効果

ピア効果とは、「意識や能力の高い集団に身を置くことで、切磋琢磨しお互いを高めあう効果」のことを言います。独学がはかどらないのであれば、この相乗効果を利用してみましょう。

ただし相手のレベルがあまりにも高すぎると、逆に“敵わない” と感じてかえって諦めてしまうなど、ピア効果の大きさは競争相手のレベルに左右される部分があるそうです。本来であれば競争相手が自分とだいたい同じレベルにあるのが望ましいと言われています。

しかし単純に「勉強すること」が目的なのであれば、ともに勉強する相手はどんなレベルの人でもかまわないでしょう。できるだけストイックな人や集中力が高い人と一緒に勉強するほうが、より自分のモチベーションも高められますよ。

仲間と勉強するメリット2:スクラム学習

もし勉強仲間が同じ目標、同じ勉強内容であれば、「スクラム学習」が効果的です。これは『ドラゴン桜』という漫画の中でも紹介されています。

暗記物は問題を解く達成感も少ないから頭に詰め込んでいるだけで苦痛に感じる。忘れてしまう恐怖と迫ってくるテストのプレッシャーはかなりきつい。こういう時ともに戦う仲間がいれば安心感が得られる。スクラム勉強法で欠かせない最も重要なこと、それは、他の人に対しても責任を負うということだ。・・・つまりこの勉強法では他人の成績にまで責任を負うことになるのだ。・・・自分だけのためとなると相当強い意志がないとやり通せないが、他人のためとなると案外一生懸命になれるものだ。

(引用元:三田紀房 (2003),『ドラゴン桜』7巻, 講談社.)

漫画の中では世界史の勉強法の一例として出てきました。世界史の全学習範囲を分担してまとめるという作業が仲間に課され、担当者は期限までにほかの人にもわかるよう丁寧にまとめなければならないというプレッシャーとともに学習を進めます。

この学習方法には、ひとりで勉強するべき量が減るだけでなく、まとめ終わったときの達成感が共有できたり、さらにはほかの人の役にも立ったという幸福感を味わえたりと、メリットがたくさんあります。

仲間を見つける方法

身近なところに一緒に勉強してくれる人がいるならば、ぜひ声をかけてみてください。また、そういった人が見つからない場合でも、インターネットやSNSを活用して見つけることができますよ。

仲間探しをする際、社会人の間で近年よく用いられる手段として、「ジモティー」というWebサイト、「Studyplus」という勉強SNSなどが挙げられます。「ジモティ―」は掲示板のような感覚で使うことができ、「Studyplus」はアプリ内で勉強時間をログ化し仲間と共有することができるため、英語の勉強や資格取得の勉強などに用いられることが多いそうです。

また、ブックマークスが運営している「勉強カフェ」もおすすめ。勉強カフェは、集中することに特化した自習スペースと、カフェのようなリラックスした空間で勉強ができるスペースとがあり、息抜きに食事や他の利用者との会話も可能です。勉強に集中できるのはもちろんのこと、利用することで勉強仲間と出会う機会を得ることもできます。2時間無料体験を行なっているところもあるようですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。勉強カフェとは、まさに勉強場所として作られたものですからね。

おすすめ勉強場所9:勉強仲間のそば

勉強場所を活用するために

好みの勉強場所は見つかりましたか? では、勉強に出かける準備をしましょう。必要なものが何でもそろっていて比較的静かな自宅とは異なり、図書館やカフェや屋外など外で勉強する際には、何かと制約があったり、周囲の環境に影響を受けてしまったりします。自宅以外の場所で効率良く集中して勉強するためのコツをいくつか書きました。

勉強場所を活用するコツ1:Wi-Fi環境や電源を確保する

最近は飲食店や商業施設、駅や空港など、あちこちで無料Wi-Fi接続サービスのステッカーを見かけるようになりました。海外からの旅行者が増えたこともあり、東京メトロや都営バスなどの公共交通機関も、次々に訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービスを開始しているようです。そのほかにも、携帯電話会社などが提供する無料Wi-Fiスポットの数も増えてきました。

しかし場所によっては、そういった無料Wi-Fiを利用できないこともあります。そんなときのために、Wi-Fiルーターや携帯キャリアとのWi-Fi契約をしたり、スマートフォンをモデム代わりにしてノートパソコンをインターネットにつなぐテザリングを利用したりしましょう。

また長時間勉強することが予想される場合は、スマートフォンやパソコンが電池切れにならないよう、電源ケーブルや携帯バッテリーを持っていくことも忘れずに。

勉強場所を活用するコツ2:耳栓を使う

周囲の話し声や雑音も、状況によっては案外気になってしまうものです。そんなときは耳栓をすることによって、集中力を持続させましょう。シリコン製だけでなく、デジタル式のように遮音効果の高い高級耳栓も登場しています。使い勝手の良いタイプを選んでみてはいかがですか。勉強場所によっては、耳栓が必須になるかもしれません。

***
勉強スタイルや勉強内容によって、適した勉強場所はさまざまです。ぜひ自分が一番集中できる勉強場所を見つけてくださいね。

なお、集中力を保つ方法については、「勉強に集中する方法まとめ。音楽・場所・食べ物を利用しよう」でも詳しく紹介しています。ぜひご参照ください。

(参考)
Science alert|Even Just Seeing Your Phone Nearby Can Mess With Your Brain Power
アーロン・キャロル著, レイチェル・ブリーマン著, 長谷川淳史監修, 森内薫訳 (2013), 『からだと健康の解"体"新書:あなたの常識、科学的には非常識!?』, 春秋社.
Linking Environmental Linking EnvironmentalConditions to Productivity
Business Journal|東大生の半数は「リビング学習」だった? リビング学習の「本当のメリット」とは
樺旦純 (2003), 『頭をスッキリさせる頭脳管理術―集中力の高め方からストレス解消法まで』, PHP研究所.
MEN-ZINE|環境音にこだわって仕事をクリエイティブに!環境音の意外な役割とは
Wikipedia|カフェイン
DIAMOND 男の健康|集中力を逆に下げてしまうコーヒーの飲み方に注意
農畜産業振興機構|砂糖の適時・適正摂取は身体の働きにどのように影響するか
StudyHacker|あなたはどこで勉強する? 人気の勉強場所のメリット・デメリット
StudyHacker|勉強嫌いも関係ない! 京大生おすすめの『とりあえず音読』勉強法のすごいメリット
StudyHacker|京大生が教える、自習室を有効に使うための3つのコツ
StudyHacker|ライバルの存在こそが成功の鍵? 『ピア効果』に見る、伸びる環境の作り方
Eric Kandel (2012), Principles of Neural Science,Fifth Edition, McGraw-Hill Professiona, 金澤一郎・宮下保司監修 (2014), 『カンデル神経科学』, メディカルサイエンスインターナショナル社.
三田紀房 (2003), 『ドラゴン桜』7巻, 講談社.
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