家では集中できなーい!っていう気持ち、私もわかります。
家には誘惑も多いし、家族も話しかけてくるし、なかなか集中しづらいですよね。 ですが、土日祝日だと最寄りの図書館も早く閉まってしまったり、ファミレスで長居して勉強するのも気が引けるし……ってこともありますよね。
そんな時に自宅で集中できる方法をお教えします。
誘惑をなくす
まずは、家で勉強する際の最大の失敗原因、『誘惑』です。机に向かって勉強をしていたはずなのに、気づいたら床に寝転がって漫画を読んでいた……なんて経験、誰しもあると思います。
そんなことにならないように、誘惑になりそうなものは、別の部屋に片づけ、勉強をする場所には誘惑を置かないようにしましょう。一人暮らしの方で、ほかに部屋がないような場合には、机の上からそのようなものを片付けたり、目につく範囲におかないだけでも、だいぶ違います。
どうしても動かせないものなんかには布をかけておきましょう。楽しいことを考えないようにするのは無理ですが、見ないようにすることなら可能です。遊んでしまうリスクがこれで軽減できます。
緊張感を持つ
外なら集中して頑張れるんだけど、家だとどうしても集中できない……という悩みの原因、それは家では外のように緊張感を持てないからです。図書館でも喫茶店でも、外なら他人の目があるところ、家では自分を見ている人はいません。それではついついだらけてしまうのも仕方ありません。
家でも緊張感を持つために、勉強するときは、カーテンを開け、外から部屋の様子が見えるようにしてみましょう。また部屋着ではなく、きっちりした服装をすることにも一定の効果があります。
(参照:Study Hacker 机に向かうときこそオシャレをしよう!服装と勉強の意外な関係)
それでもダメな人は、勉強中の様子をTwitCastingで配信してみましょう。これは、動画をリアルタイムで配信するサービスなのですが、多くの人が自分の勉強の様子を投稿しています。顔を出したくなければ手元の様子だけでも構いませんし、人に見られることで、家にいても緊張状態を保つことが出来ます。
耳栓をする
家にいるとどうしても気になってしまうのが生活音。洗い物の音だったり、掃除機の音だったり、おまけに話し声だったり……。
そんなときは耳栓をしてみましょう。100均の耳栓でも、勉強するには十分な程度に、外部の音を遮断できます。
また、家族に話しかけられて困る……という人は、家族に「この時間は勉強するからできたら静かにそっとしておいてほしい」と協力を仰いでみましょう。もしかしたら小さい弟や妹が勉強の邪魔をしないように家族も協力してくれるかもしれません。
さらに、耳栓を用いた勉強法もあるんです。こちらをみてください。
目をつぶったまま街中を歩こうとすると、視覚以外の感覚器が研ぎ澄まされて、全センサーがフル稼働状態となるように、人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のうち、どれかひとつをあえて遮断すると残ったほかの感覚器が却って活性化するのです。聴覚も例外ではありません。
耳栓をすることで、学習効果がアップし、その結果いい成果を残すことができるのは、脳科学的視点からもきわめて当然のことなのです。
耳栓を装着してからは、重要だなと思う箇所を「ささやくように音読」するのがコツです。ウィスパー話法とよばれるこの方法は、大声でがなりたてるよりも、効果大です。あなたが街のカフェに入って、お茶をしているときに、隣の席のカップルが、ひそひそ話を始めたとすると、赤の他人なのに、なぜか妙に気になりますよね。ふだん耳にしている音量とは異なった音の刺激が、却って脳を刺激するのです。
確かに、授業中に先生が前で大声で話している内容よりも、横の人がひそひそ話している話のほうが印象に残る、なんてことありますよね。 この勉強法をするために、ぶつぶつ勉強中に言っていても変な目で見られないのは、自宅で勉強するメリットの一つでもあります。
どうでしたか?たまには家での勉強も楽しんでみてくださいね。
なお、集中力を保つ方法については、「勉強に集中する方法まとめ。音楽・場所・食べ物を利用しよう」でも詳しく紹介しています。ぜひご参照ください。
(参考)
科学の耳栓 SILENCIA 第一回 驚異の耳栓学習法

