突然ですが、みなさんは「今日は勉強するぞ!」っていう日にどのような服を選びますか? ずっと座ってても疲れないゆったりとした服?適当なルームウェア?それとも特に何も意識しない?様々な答えがあると思いますが、実は勉強を頑張りたい日ほどオシャレが重要でした。 その理由をお教えします。
姿勢がよくなる
オシャレな服装をしていると、自然と背筋が伸びます。特に体型がぴったりと出る服や、少し高級な服を着ていては、背中を丸めて机に向かおうとはおもいません。 また、姿勢は勉強と非常に密接な関係があることがわかっています。
あなたがなにか覚えるとき、あなたはまた、学習の時の状態も覚えています。それは姿勢だけではなく、学習時の感情や環境も含まれます。悪い姿勢は、体が学習した時の状態と一致しないので、効果的な学習を妨げます。
(引用元:BRAINSCAPE|Getting It Straight: Posture and its Influence on Learning and Memory)
このように、いい姿勢で勉強すれば、その姿勢を試験場で再現することで、勉強していた内容まですっと思い出すことが可能になるのです。 つまり、オシャレは間接的に記憶力向上に役立っているということができます。
気持ちが切り替わる
ある実験で「スーパーヒーローのTシャツを着るだけで自信がアップする」ことが判明しました。 服装はその人の気持ちに影響を与えるといえそうです。 想像してみてください。家で過ごすとき、1日予定がないからといってパジャマから着替えないと、なんとなくだらだらしてしまい、無為な1日を過ごしてしまった。そんな経験あなたにもありませんか。 やはり寝る時に着る服を着ていては、気持ちが上がるはずもありません。やる気を出すためには、家で一日過ごすにしても、外出に耐えうる服装、髪型をしましょう。ある程度の緊張感がなければ、集中して物事に取り組むのはなかなか難しそうです。
ポジティブになれる
このような、日本家政学会の研究結果があります。
女子大学生9名が服装条件(条件1: 気に入った服・化粧あり、条件2: Tシャツと短パン・化粧なし)を替えて実験を実施し、その結果を比較した。 【結果および考察】感情状態尺度において、実験後に条件1では肯定的感情状態の値が高くなり、条件2では否定的感情状態の値が高くなった。コルチゾールの分泌量は9例中7例において、条件1の方が条件2よりも実験後の減少が大きく、有意差(P<0.05)が認められた。コルチゾール分泌量はストレス負荷により増加することが明らかにされている。この実験では、クレペリン検査によるストレスを買い物をすることで解消したが、気に入った服装時(条件1)の方がその効果が大きかったと推測される。これらの結果は、おしゃれを楽しむことがストレスを緩和し、心も体も元気にする可能性を示唆していると考えられる。
つまり、オシャレはストレスを解消し、心と体を元気に、ポジティブにしてくれるのです。 気の進まない勉強をするとき、どうしても気分が乗らないときもあるでしょう。そんなときは、オシャレをして、気分をあげてみましょう。
どうでしたか?「勉強というのは自分との戦い」「見た目を気にしていたら集中できない」これまでそんな声が聞こえてきましたが、実際はそうではなさそうです。
これからは、かわいく、かしこく勉強していきましょう。
(参考) BRAINSCAPE「Getting It Straight: Posture and its Influence on Learning and Memory」 ロケットニュース24|服装がおよぼす心理的影響は多大! 「スーパーヒーローのTシャツを着るだけで自信がアップする」ことが判明